2023年夏,珠洲市キッズセンターでの「わくわく科学教室」は「水の表面を見てみよう」というテーマで行いました。講座の内容は,仮説実験授業の授業書《水の表面》,板倉聖宣・福嶋昭雄著『よじのぼる水』(小峰書店)[いずれも本ページ下に紹介]などを元に,1時間20分ぐらいで終えるように組んでみました(実際は,60分の約束だったのですが,最初からそれは無理だったので,時間が伸びることを断っておきました)。
わくわく科学教室の写真(子どもの写真は解像度を押さえてあります)
毛細管現象を見る
表面張力(水の膜)を見る
わたしが準備したものなど
子どもたちの感想
[ ]内の文字は,編集者が追加しました。
わたしは,今日,「科学教室」をして,アメンボがなぜうくのかや水の分子のことをしれてよかったです。理由はアメンボを[うかせた水に]センザイを入れると,しずんでしまって,水の分子は,手をつないでいるところがみていてすごかったです。またしたいです。(S小3年,N.K,たのしさ度5,ためになったか度5)
家にかえったら,さっそくやります。(W小4年,I.N,5,5)
水のことがたくさん知れてよかったです。表面張力=液体の表面にできる膜の引っぱりあう力のことなどを知れました。今日もらった物で,じっけんしようと思いました。今日はありがとうございました。(H小4年,T.R,4,4)
水の水面をしれたのでよかったです。うかせるのがとてもむずかしかったです。これからも水について調べたい。(T小4年,Y.Y,5,5)
ありがとうございます。水のことは気にしていなかったので,いろんなことがしれました。アメンボがいたら,せんざいかアルコールをぶちこみたいです。(M小4年,T,4,3)
水の分子はガラスとなかよしということ,毛細管現象など,知らないことがあり,勉強になりました。1円玉はどのようなえきでうくのか,夏休みの自由けんきゅうにやくだつかな。やってみたいなと思いました。(T小5年,S.A,5,5)
あぶらがなくても,うけるとしった。(T小5年,S.N,5,4)
せんざいで水の分子[の引っ張り合い]がこわれることが分かった。家でしてみたいです。(S小6年,5,5)
わたしの感想・反省
キッズセンターが主催する「わくわく科学教室」は,今回で5回目(年2回の3年目)です。定員は8名ですが,毎回,定数になるのがありがたいです。今回も,飯田のお祭りの後だったり体調を崩したりしてこれなかった子もいたようですが,それでもキャンセル待ちで埋まって定員になったようです。嬉しい限りです。今回の参加者8名の内リピーターが5名。はじめて,みさき小学校からも一人参加してくれました。「一人でも参加したい」という意気込みが素敵です。
さて,肝心の講座ですが,わたしに与えられていた時間は1時間だったのですが,最初から70分~80分はかかると宣言して始めました。やっぱり90分ぐらいは欲しいです。しかもこの短時間で,毛細管現象と水の表面の二つは欲張りすぎですね。一つにつき90分くらいかけて,ゆったりやっていけたらいいなと思います。はり金アメンボも一緒に作りたかったなあ(わたしの作ったアメンボと,材料をプレゼントしましたが)。
でもでも,半年に一回の機会なので,あれもこれもと入れたくなってしまうんですよね。
コメント
暑くなってくると《水の表面》がいつもあたまにうかんできます。
地道なこういう活動が子どもたちに科学への興味・関心をひきつけると思います。
たのしいからリピーターになってくれるんですね。
コメントありがとうございます。
年に2回しがない貴重な機会なので、大切にしていきたいです。