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里山里海

珠洲で見られる在来植物

珠洲市内で見つけた「昔から日本にいる植物(在来植物)」を紹介します。いずれの在来植物も,よく似た外来種よりも,なんとなく,背丈は小さく,花もちょっと小さくて可憐な雰囲気を醸し出しています。そう感じるのは日本人の欲目なのかな? 登録順は「花の...
短詩型(笑)文学を楽しむ

牧野富太郎…短歌・俳句・川柳・都々逸

NHK朝ドラ『らんまん』でモデルに取り上げられた植物学者牧野富太郎(2023年度前半)。名前くらいしか知らなかった富太郎を知りたくて『牧野富太郎自叙伝』(青空文庫)を読んでみた。そこには,植物学者らしい,あるいは研究家らしい,あるいは権威に...
短詩型(笑)文学を楽しむ

続:都々逸を楽しむ

■杉原残華著『都々逸読本』(芳賀書房,昭和43年,340円) ・三千世界の 烏を殺し 主と朝寝が してみたい・もちつもたれつ 相合傘に よける浮世の 雨と風・出来たようだと 心で察し 尻に手をやる 燗徳利・花も紅葉も 散りてののちに 松のみ...
里山里海

これも外来種だった! in 珠洲

最果ての地・珠洲…なのに,ちゃんと外来種が増えていく。それだけ人間の行動範囲が広がっているということだろう。残念だけど,それが現実。とくに植物の場合は,はびこる外来種を除去しないで大切に育てている人もいる。花が大きくてきれいだから…という理...
仮説実験授業のミニ記録

総合的な学習でこそ仮説実験授業を

本ページで紹介する指導案による校内研究授業は,義務教育のカリキュラムに「総合的な学習の時間」が導入されようとしているころに,わたしからの総合的な学習の授業への1つの提案として行ったものである(「総合的な学習の時間」は,小学校で2002年4月...
2023年度

珠洲たの通信・2023年7月号

7月のサークルの様子を紹介したいのですが,月日は過ぎ,今日は8月末日。今日の天気の予想最高気温は36度なんて出ていて,いったいどうなっているのやら。梅雨が明けてからというもの,とても暑い日が続いた夏でしたね。 一方,現場は,相変わらず,学力...
さいはての街・珠洲

珠洲が(も)舞台の作品

能登半島最先端の町・珠洲市。本州一人口の少ない「市」だそうである(2023年3月31日現在:1万2808人)。本ページでは,そんな過疎の町を舞台(の一部)にした文芸作品などを紹介したいと思う。もちろん,わたしの知り得る範囲で。 珠洲も舞台の...
理科・科学

能登半島地震を授業する

宇出津小 尾形正宏2007.11.17  今年(2007年)度,6年生担任と決まった時から,「大地のつくり」の所では「地震」を取り上げようと思っていました。というのも,2007年3月末に能登半島では今まで経験したことのない大きな地震「能登半...
レポート綴

「通知表」を相対化しよう!

学期末はなにかと評価について考える季節でしょう。仮説実験授業の提唱者・板倉聖宣氏は,「通知表」についていろいろと述べた後,最終的には以下のように述べています。  「通知表の成績をどのようにつけたらよいか」ということを考えるには,「なぜ通知表...
わたしの琴線の在処

寺田寅彦著「日本人の自然観」を読む

岩波文庫版『寺田寅彦随筆集全5巻』に,「日本人の自然観」という割と有名なエッセイがあります。それは,わたしがレポートに書いた内容(※1 本ページの最後に掲載してあります)を後押ししてくれるようなお話だったので,紹介してみます。  われわれは...
科学教室

わくわく科学教室「水の表面を見てみよう」

2023年夏,珠洲市キッズセンターでの「わくわく科学教室」は「水の表面を見てみよう」というテーマで行いました。講座の内容は,仮説実験授業の授業書《水の表面》,板倉聖宣・福嶋昭雄著『よじのぼる水』(小峰書店)[いずれも本ページ下に紹介]などを...
さいはての街・珠洲

珠洲地方の方言

地方独自の言語=方言は,日本語の豊かさの一部です。地元を離れて生活した学生時代には,ちょっと恥ずかしかった言葉が,今ではとてもとても大切なもののように思われます。標準語に言い換えても何かしっくりこない微妙な言葉の雰囲気が好きです。 (みつみ...