サルも人も愛した写真家

北限のサル たのしい道徳

以前,NHKで放映されていた『道徳ドキュメント』(各回15分)という番組の映像を使った道徳の授業です。本教材は,ジレンマ教材とも言えるでしょう。
動物の命を扱っているので,子どもたちも真剣に考えてくれます。

「映像資料」等の入手方法等については,本頁の最後に書いてあります

授業記録(学級通信)


指導案(上記の記録時とは少し変わっています)

追試:授業記録(学級通信,2022年11月,5年生)

 教員生活数年目の若者が,このプランを追試してくれました。授業のようすを書いた学級通信を紹介します。教員20年~30年のベテランがやっても,若者がやっても,最低限の結果が保障されている映像資料と授業プランだと思います。


授業で使った映像資料・参考書など

映像資料について(Amazonの「商品の説明」より転載)

ノンフィクションだからこそ、児童を心から感動させ、深く考えさせることができる―。
より一層の充実が求められる道徳の授業を強力にサポートするNHK「道徳ドキュメント」から、テーマ別に9本をDVD化。
心情に訴える力の強い映像資料は道徳の授業づくりに欠かせません。
「副読本を読ませるだけでは効果的な授業にならない…」「ドラマやアニメの道徳教材では子どもたちがなかなかのってこない…」
そんな悩みが多く聞かれる道徳の授業に画期的な映像教材が登場しました!
登場するのはさまざまな現場で、喜んだり泣いたり、ときには怒りに身を震わせている人たちの姿。
「作り話」にはないリアリティーあふれる内容で、子どもたちの心と思考にせまります。

『NHKDVD教材 道徳ドキュメント (小学校高学年 道徳) ①キミならどうする?』(NHKエンタープライズ,2008,45分,9900円)
人生は選択の連続である。選択や判断の難しい事態に直面した人を主人公として、その人が何を考えどう判断したかを描くことで、子どもたち自身にも問題を考えてもらうシリーズ。(2008年教育映像祭 優秀映像教材選奨 優秀作品賞受賞)
【内容】(各ドキュメント15分)
 ドキュメント1.「サルも人も愛した写真家」
 ドキュメント2.「みんなの本をどう守る?」
 ドキュメント3.「ポイ捨てをどうなくす?」

全巻に授業にすぐ使える「学習指導案」「ワークシート」付

「北限のサル」のポスター

 この授業をする際に,むつ市の脇野沢担当者に電話・Faxをして,ニホンザルが出ているポスターを送ってもらいました。

松岡史朗著『クウとサルが鳴くときー下北のサルから学んだこと』(地人書館,2000,210p,2200円)

 道徳の時間にNHKの「道徳ドキュメント」の映像を利用しようと思って,いろいろと関連資料を探している間に出会った本です。
 著者は,世界最北端のサル・下北半島のニホンザルに魅せられ,兵庫県から脇野沢村(現むつ市)に移住までして,写真を撮りながらサルの生態を研究してきた獣医さんです。本書にもたくさんの写真が掲載されていますが,値段の関係からでしょう,すべて白黒なのが残念です(巻頭には数ページにわたってカラー写真があるにはある)。『第10章 サルのこころ,人のこころ」で,人とサルとのたたかいの様子が少しだけ紹介されています。ずいぶん前から,村人達とニホンザルとの関係が問題になっていたことがわかります。
 2005年に実行された「毒殺」前に書かれた本ですが,その後,松岡さんはどんなことを感じていらっしゃるのか,お聞きしたいものです。(2006年6月記)

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