週に1時間の道徳。「道徳」と聞いただけでうさんくさく感じる人もいるでしょう。
でも,「人の道=生き方」について考えるコトって,たぶん,子ども達にとっても,ノーミソが刺激されることに違いありません。
いろんな話を聞くことで,
「そんな生き方してみたいなあ」
「わたしだって迷っちゃうよなあ」
「みんな悩んでいるんだ」
「そんな素晴らしいことがあるんだ」
と,感動的に学べるはずだと思うのです。
もし,日々の道徳の授業がそうなっていないとすれば,それはどこかに「価値観の押しつけがある授業」だからではないでしょうか。
ここでは,わたしやサークルで定番となっている「道徳のネタ」を紹介します。
ぜひ子どもたちと一緒に考えてみて下さい。
きっと,道徳好きの子ども達ができますよ。
サルも人も愛した写真家
ハナピと呼ばれてたサル 農家のおばちゃん 野生サルをよく知る写真家 NHK道徳ドキュメント「きみならどうする」より 以前,NHKで放映されていた『道徳ドキュメント』(各回15分)という番組の映像を使った道徳の授業です。本教材は,ジレンマ教材...
《ともだち》の授業…信頼できるともだちとは
能登町立宇出津小学校(当時) 尾形正宏 〈お話のあらすじ〉仲良しのトシ(山路さん)とタカオちゃんは,40分くらいかけて自転車で遠出をします。しかし,ぽつぽつと雨が…そしてついにものすごい雷雨の中を自転車で帰ることになります… さて「トシちゃ...
複眼でものを見る
小学校5年生の4月最初の授業参観(道徳)で「複眼でものを見る」というテーマで授業を組んでみました。 金子みすゞ作「大漁」(NHK「のほんごであそぼ」)を資料にした授業です。 この実践は,金森俊朗氏の授業の追試です。金森氏の飛び入り授業を見た...
道徳プラン「勇敢な少年」
T小(当時) 尾形正宏2023/01/17 追記 この道徳プランは,わたしの定番中の定番です。高学年を担当したときには必ずやってきた授業プランです。授業参観にも,もってこいです。なんせ,文章を書いたのが,日本人なら誰でも知っている山田洋次...
「忘れられないご馳走」
はじめに… ネットで調べると,この「忘れられないご馳走」というお話は,中学生の道徳『明日への扉3年』(学研)という教科書(副読本かな)に載っているらしい(「埼玉県中学校教育課程指導実践事例(道徳)」2021年より)。現在,この作品がどこか...
「静寂のマウンド」の授業
NHKの道徳ドキュメントで「静寂のマウンド」という番組をやっていました。本物の野球選手・石井裕也さんのお話です。生まれつきの難聴を克服し,プロ野球選手としても活躍した彼の生き方を知ることで,困難に立ち向かっていく勇気を感じて欲しいと思い授業...
「4年3組のはた」の感想
ただ映画を見て,感想を出し合う授業。それが授業かどうかは,子どもたちに聞くがよい。 先々週の道徳の時間から『4 年3 組のはた』(83 分)というタイトルののビデオを見てもらいました。主人公たちは,もちろん4 年生という設定。原作は右の本...
「うさぎとかめ」の授業
加藤諦三さんの「『うさぎとかめ』について」を読んで 道徳の時間に,以前『たのしい授業』(1996年7月号 18ぺ,仮説社)に紹介されていた「うさぎとかめ」の授業をしてみました。対象は小学校6年生(卒業間際)です。 授業の進め方は,上記の本...
保護中: 道徳プラン〈うさぎとかめ〉
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『サンタのおばさん』の読み聞かせ
『サンタのおばさん』は,東野圭吾・作,杉田比呂美・絵による,たいへん面白い本です。 「そういえば,まだ読書感想文を書いてもらっていないな…」(うちの学校ではクラスから読書感想文の代表者を一人出す必要があるのだ)と思い立ち,感想文の材料にでも...