わたしの琴線の在処 寺田寅彦著「日本人の自然観」を読む 岩波文庫版『寺田寅彦随筆集全5巻』に,「日本人の自然観」という割と有名なエッセイがあります。それは,わたしがレポートに書いた内容(※1 本ページの最後に掲載してあります)を後押ししてくれるようなお話だったので,紹介してみます。 われわれは通... 2023.09.02 わたしの琴線の在処
わたしの琴線の在処 内田樹編『ポストコロナ期を生きるきみたちへ』 2022/01/14■内田樹編『ポストコロナ期を生きるきみたちへ』(晶文社,2020,306ぺ,1600円+税)本書は,中学生以上の学生たちに向けて書かれた「今後の社会の見方・考え方」についてのアンソロジー本です。青木真兵著「楽しい生活-僕... 2023.01.09 わたしの琴線の在処
わたしの琴線の在処 斉藤裕子編集『レモン』シリーズ ここに紹介する3冊の本は,いずれも一般書店では手に入らない自家製本(うちの研究会ではガリ本と呼ぶ)です。いろいろな著者(講演者?)のオムニバス版となっています。斉藤裕子編集『レモンのえり巻き』(2001年発行)ただひとつ,間違いなく言えるこ... 2023.01.05 わたしの琴線の在処
わたしの琴線の在処 城雄二さんの言葉に触れる ここでは『現代教育実践文庫№14たのしい科学の授業Ⅱ』(国土社)より,城雄二さんの文章を追いかけてみます。城さんは広島大学の先生で《食べものとウンコ》《洗剤を洗う》《食べもの飲み物なんの色?》など,環境問題関係の授業書を多く作っていました。... 2023.01.05 わたしの琴線の在処
わたしの琴線の在処 ナイチンゲール著『看護覚え書』から教師の姿勢を学ぶ フロレンス・ナイチンゲール著『看護覚え書』(現代社,2000,299ぺ,1700円)という本。本書は1860年に書かれたもので,その目的をナイチンゲールは以下のように述べています。 この覚え書きは,看護の考え方の法則を述べて看護婦が自分で看... 2022.03.30 わたしの琴線の在処
わたしの琴線の在処 伊丹万作「演技指導論草案」を読む 尾形正宏その1(2011/02/18記) わたしは,2011年1月20日のブログで以下のように本書のことを紹介しました。雑誌『教育』(国土社)を読んでいたら,二ヶ月連続で「山田洋次さんと田中孝彦さんの対談」のことが取り上げられていました。対... 2022.10.03 わたしの琴線の在処
わたしの琴線の在処 佐高信著『不敵のジャーナリスト 筑紫哲也の流儀と思想』を読む 尾形正宏2015/03/15 著者の佐高信は,歯に衣着せぬ表現者で,権力在る者を滅多切りにするジャーナリストである。一方,筑紫は,どちらかというと,物腰柔らかく,それでも言いたいことは言わしてもらうけんね,というようなタイプ。この2人が,『... 2022.12.30 わたしの琴線の在処
わたしの琴線の在処 教育の原点が見えてくる…『ドラゴン桜』の台詞 『下流社会』に刺激されて ベストセラー三浦展著『下流社会』(集英社新書)を読んでいて紹介されていた『ドラゴン桜』を読んでみたくて,サークルでお願いしたところ,Hさんの弟さん(弟さんは私の同級生です)が持っていらっしゃるとのこと。それで借りて... 2022.04.03 わたしの琴線の在処
わたしの琴線の在処 ダレル・ハフ著『統計でウソをつく方』 「グラフ化するときには,よほど注意をしないとウソの情報・極端な情報を伝えてしまうことがある」-ということは,仮説実験授業研究会の仲間でもよく話題になってきました。 そこで,自分なりの方法で「グラフを書き直す」ということは,いろいろな情報を読... 2022.04.02 わたしの琴線の在処