「4年3組のはた」の感想

たのしい道徳

ただ映画を見て,感想を出し合う授業。それが授業かどうかは,子どもたちに聞くがい。

 先々週の道徳の時間から『4 年3 組のはた』(83 分)というタイトルののビデオを見てもらいました。主人公たちは,もちろん4 年生という設定。原作は右の本。
 本当の兄弟たちじゃない子たちの世話をしながら生活する女の子。その子を「くさい」といっていじめるクラスの子たち。一方,新しいお母さんとすれ違いの生活がつづく女の子も,男の子とたちから「継母はつめたいんだぞ」とからかわれ傷つきます。そんなクラスの担任が木村先生。先生はおなかに赤ちゃんがおり途中で産休となります。その代わりに来た横山先生は一度退職したようなおばあちゃん先生。だらだらしている子どもたちに対しとても厳しい指導をします。最後は,ハッピーエンドで終わりますが,それまでの登場人物たちの心の葛藤を感じてほしくて見てもらいました。

残念ながらDVDにはなっていない。VHSも手に入らない。もし見てみたい方は「お問い合わせ」からご連絡を。

子どもたちの感想

○私は「4 年3 組のはた」を見て,木村先生が赤ちゃんができて,かわりに横山先生がきました。はじめは,「きびしくてうるさい先生だなあ」と思いました。けどだんだん,いい先生だなあと思いました。木村先生のために4 年3 組みんなは,水てんぐうまで行って,おまもりを買っていて,みんなやさしいと思いました。あと,横山先生のお別れの時は,はたやしょうじょうなどを用意していて,すごいと思った。先生が自転車で帰るときも見送って,やさしいと思いました。
○この映画の「4 年3 組のはた」をみて,ぼくは3 回みたうち,2 回目がいんしょうに残ったと思います。なぜかというと,給食中に木村先生がきていて,いろんなことを見てもらっていたけど,横山先生が,落とした食べものをふいていたら,一人の女の子が手伝っていました。ぼくだったら,木村先生の事だけを思います。
 あのとき,どうして横山先生のところへ行ったのだろうと思いました。
○いじめられていた「きょうこ」ちゃんがみんなと仲良くなってすごいなあと思いました。木村先生のかわりに横山先生がきて,「礼」などひつこいことを言ってクラスの人は,「なんだよババア」みたいなことを言っていたのに,最後には,みんな横山先生を見送って泣いていたので,たぶん,かなしいので,木村先生と同じくらい好きになったので,いい話と思った。
○私はビデオをみて,みんなが木村先生が好きだと言っていて,老人みたいな先生が来た時は,ショックだったと思う。でも最後には横山先生のことも好きになっていて,クラスのみんなは,すごいと思った。いじめがあったのは,ちょっとふくざつだった。けど,さいごには,いじめられている人のことをみんなよく分かってよかったと思った。
○始めはババアと呼ばれていたのが3 ヶ月で先生とよばえっるようになったのがすごい。水てんぐうという大変なところに行っても,子どもを信じている横山先生のこんきょは何なんだろうと思いました。
○木村先生と代わった横山先生はキビシイ先生だけど,みんなを思いやったり,みんはのためのことはやさしかったので,みんな別れがつらかったと思った。
○ぼくは,「4 年3 組のはた」をみて,さいしょ,とてもおもしろいと思った。なんというか,言い方がわざとらしかったり,どうじょうじんぶつのすること,すがたがおもしろかったり。でも,なかなかふくざつだった。いじめや,先生が代わったりなど,じっさいありそうなものだった。でも,それがかいけつしていって,けっこう長いビデオだと思っていたら,先生から最後に,映画だって聞いて,少しビックリした。
○最初は,いじめられていた子が,一人の子と仲良くなって,だんだん友だちが増えていったり,先生の代わりに来た先生と仲良くなったり,友情の力やきずなはすごいと思いました。ぼくも,この4 年3 組のようになれたらいいと思います。
○さいしょ,ふつうにがっこうせいかつするのかとおもっていたけど,先生がきたばかりでにんしんしてにゅういんしたり,よそうがいでした。わらえるところがたくさんあって,見ていてとてもたのしかったです。あたらしい先生は,こわそうだったけれど,しだいにやさしくなっていきました。さいごは,すこしかんどうしました。わらえてまなべるえいがでした。

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