能登仮説実験授業(再)入門講座

たのしい授業体験講座

- 能登から発信「たのしい授業」への招待 -

 いよいよ全国大会が間近に迫ってきました。
 今回の会(2010年5月8日~9日開催)では,8つの講座と2つの講演を開きました。
 これまで能登では,理科関係の授業書と道徳・総合などに使えるプランを体験してもらってきましたが,今回は,算数・数学,社会の科学も取り入れてみました。仮説実験授業の幅広い研究成果を体験してほしかったからです。
 参加者は64名。家族有り,同じ学校からの参加有りの,ユニークな会が出来たと思います。
 ここでは,講座の様子を,主に講座後の感想文から抜粋して紹介します。



ものづくり・カードゲーム  担当者   実行委員

 講座の最初の1時間30分を使って,様々なものづくりやカードゲームを体験してもらいました。
 ものづくりだけでここまでたっぷりと時間を取ったことは(能登の授業講座では)なかったのですが,それでもやはり全部のコーナーを廻るには時間が足りなかったようです。
 ものづくりをする中で,はじめて出会う人とも話ができたり,ものづくり講師との会話が弾んだりしました。

授業書別体験講座Ⅰ

≪ふしぎな石じしゃく≫    担当者    斉藤裕子

・3年の「じしゃく」で教えていたことよりもとてもわかりやすく楽しめました。「じしゃくにつくのは鉄だけ」とおしえていたような…。少し恐いような気がしました。
・斉藤先生の笑顔にひきこまれて,とても楽しく授業をうけました。購入した磁石は,まず我が子に,そして我がクラスの子に見せたいなあとワクワクしています。ありがとうございました。

≪三態変化≫         担当者    林 泰樹

・林泰樹さんの《三態変化》の講座はとてもおもしろかったです。第1部の「問題1」で,グッと引きつける(僕自身がひきつけられた)と,子どもたちが,きっとその後も取り組みやすくなるのかな~と思いました。「ここに ○○があります」と授業書にあったら,子どもたちの手元にあるのが理想。ナフタリンでも,すぐに間近で見られることが大きいのかな~と思いました。僕もまだまだだなと普段の授業を思い返しました。

≪ハングルを読もう≫     担当者    尾形正宏

 「珠洲たの」サークルメンバーの中1の息子さんも参加してくれました。大人と一緒になって,あるときは大人よりも柔軟な考え方を示してくれて楽しく授業ができました。
・尾形先生のハングルの講座も,読むにいたるまでの過程が謎解きのようで,しかも自分で考えながらなので楽しくてわかりやすかったです。みんなきたらよかったのに~って思うくらい知的好奇心を刺激されました。

≪図形と角度≫        担当者    松口一巳

・松口さんの算数の講座よかったです。“街角”でぜひ今度やりたいと思いました。
・算数・数学の講座を楽しみにしてきました。やるからには,多少の数学の楽しみを子ども達に味わってほしいし,自分もいろいろな事を学びたいと思っています。今回は,自分にピッタリな講座が2つで,どちらも充実したものになったと思います。明日からやるゾーって。

講演Ⅰ 仮説実験授業が教えてくれること   小原茂巳・市原辰徳

 仮説のベテランの小原さんとその大学時代の教え子である市原さんとの2人の講演です。この組み合わせがなんともよかったですね。
・小原さんのお話は,教師の研究のあり方などで考えさせられることがたくさんありました。今回,市原さんをはじめ若い先生方のお話をたくさん聞く機会があり,みんなが元気でしっかりしておられるのにびっくりしました。
・小原さん,市原さんの講演…大学に行かれた小原さんの第一回の講義内容しれてよかったです。子どもとの文通(?)がすごくよかったです。

夕食,ナイター

 たくさんの人たちと一緒に夕食をいただきました。このあとも会(ナイター)があるのですが,これは自由参加。眠くなったら寝ればいい…。
 ナイターでは簡単な自己紹介の後,参加者のレポート発表をしたり,外に出て怪しい実験をしたりして楽しみました。今回は,全国大会を控えていることもあり,実行委員会のようなナイターになってしまって,申し訳ないというか滅多に経験できないというか,ま,そんなナイターでした。
 事務局のくせに風邪でダウンしていた私でしたが,ちゃんと写真は撮りました。エライ!!

授業書別体験講座Ⅱ

≪足はなんぼん≫       担当者    市原辰徳

・自分自身も知らなかったことを,少しずつ問題を解いていくうちに,根拠を持って考えようとしていることに気づきました。子ども達であれば,さらに豊かな発想で発言が出てくるのだろうと思いました。また,友達の意見を聞くことで,さらに考えを深めたり,わかったりするのだろうと感じました。

≪自由電子が見えたなら≫   担当者    小原茂巳

・授業書をながめているだけでなく,授業の進め方の細かいところまで知ることができました。《三態変化》《自由電子が見えたなら》 今年はなんだかやれそうな気がしてきました。ありがとうございました。

≪世界の国旗≫        担当者    野村泰裕 

・《図形と角度》《世界の国旗》の講座に出ました。日頃,理科の授業書がおおいので,社会・算数にもチャレンジしてみたく,とても丁寧に教えて いただき,やってみたくなりました。
・今回は,社会の科学の講座《ハングル》《世界の国旗》に出ました。どちらも大変おもしろく,「へぇ~そうだったのか」「初めて知った」など学ぶ楽しさを味わうことができました。

≪広さと面積≫        担当者    高橋善彦

・久々に仮説実験授業を受けました。《広さと面積》では,すっごくノーミソを使ったし,実験ではドキドキしたし,子どもになった気分で楽しめました。「これ,ゼッタイ子どもたちとやりたい。この楽しさ,子どもたちに伝えたい!!」
と思いました。

講演Ⅱ 仮説実験授業のある教室で      林 泰樹

「ちょっとカゼをひいています」という言葉で始まった講演でしたが,子ども中心主義を貫かれている林さんの生き方がやさしい口調の中から感じられ力づけられました。

・林さんのような講演をじっくり安心して嬉しく聴けることもすごくいいです。今日一回の講演で林さんのことが好きになってしまいました。ステキな人柄だな~とつくづく思いました。
・林さんの講演も「自分自身の考えを大事にする」など,いいお話がいっぱいあり良かったです。
・林さんの講演では常識にとらわれない発想が子どものステキな面を発見することにつながることに感銘を受けました。



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