地球のいま そして 未来(感想文集)

ー 支部環境教育学習会 ー

はじめに
 能登珠洲支部環境教育推進委員会主催の学習会として「地球のいま そして未来」という講座をしました。
 その場に集まった人数は,支部内32名(動員及び推進委員)支部外8名の計40名でした。
 そのうち感想文の提出数は34枚でした。
 そしてその割合がすごい!
 全体の合計では
     5 とても楽しかった  32人
     4 楽しかった       2人
     3 普通 ,2 つまらなかった ,1 とてもつまらなかった は 0人
となりました。
 こんな良い感想をもらっちゃうと,気持ちも盛り上がってきて,一気に感想文を紹介したくなるのです。

参加者の感想

(タイトルは編集者がつけました。数字は評価。以下同じ)

■「勉強するといいことがある」  (5)
 大変良かったです。勉強するといいことがあるなー。もっともっとたくさんの人に知らせたいな-。子どもたちにも知らせたいな-。それにしても簡単にだまされてしまうなー。テレビ・新聞を一生懸命見ていたら,それを真に受けたららダメなんですね。ありがとうございました。

■「判断と実行」  (5)
 へぇ~ ふぅ~ん そうなのと何回もつぶやきながら,生徒になった気持ちで講座を聞きました。具体的に事実,資料を見ながらのお話には納得させられることが沢山ありました。全体として感じたことは部分だけや言葉だけに振り回されると考え方がネガティブになってしまうなということでした。冷静な“判断”とできることの“実行”で。前向きにとらえていきたいと思います。

■「楽しく学ぶこと」 (5)
 あっという間に時が過ぎてしまいました。楽しく学ぶことができました。ありがとうございました。

■「メディアに惑わされていた」  (5)
 ものの見方の違いによって考察の結果が違ってくる。いかに自分たちがメディア等の影響に惑わされているかと感じました。とても楽しく退屈しない2時間半でした。

■「明るい未来が見える」  (5)
 久しぶりに問題について考えてみました。第1部,第2部と今までに語られ,聞いていた地球温暖化のイメージと全く違う展開に驚きました。第3部は,明るい未来がほのぼのと見えてきたようでした。現実には,難問がやってきても,それを乗り越えるのは,やりがいがあり楽しいはず。これは環境問題だけでなく,生き方の問題ですよね。

■「訂正しないと」  (5)
 今までマスコミや書物で得た情報を,生徒の前で話したりしていましたが,今日のお話を聞いて,いろんな角度からもっともっと勉強しないといけないなーと感じました。生徒に違った情報を伝えてしまった…。訂正しないと。真実の「未来の明るい話」をもっと子どもらにしてあげたいと思った。

■「やったー感」  (5)
 マスコミにおどらされている自分におどろいてしまいました。また中先生の授業を直接受けることができて,大変うれしいし,勉強になりました。読み進める授業なのに,ものすごい“やったー感”があって良かったな!私もやりたいな!と思いました。

■「真実を見抜く眼力」  (5)
 目からウロコでした。真実を見抜く眼力をやしないたいと思いました。

■「新鮮で意外」  (5)
 とても勉強になった。あまり科学的な知識がないので,今日,講義してもらった事は,新鮮なものばかりだった。意外なものが多かった。

■「目からウロコ」  (5)
 目からウロコの話ばかりでした。一つは,温室効果ガスの一番が水蒸気ということでした。天気予報がなぜ当たらないかということもよく理解できました。二つ目は,最後のところです。これからもユニセフ活動に協力していこうという気持ちも強くなりました。

■「情報の選択」  (5)
 予想はことごとく外れてしまったけど,久しぶりに(?!)頭をたくさん使いました。様々な視点から物事を見て,判断していく情報を選択していくことが大切だとあらためて気づかされました。

■「驚きの連続」  (5)
 知らない事がたくさんありました。その答えも予想外が多く,驚きの連続でした。ありがとうございました。

■「マイナスからプラスへ」  (5)
 地球温暖化については,とても深刻で大きな問題であるが,今日のお話を聞いて,解決するために楽しく取り組んでいけるような気がした。マイナスイメージが少しプラスのイメージとして考えていきたい。

■「真実を知り安心」  (5)
 マスコミ情報を鵜呑みにして,地球の未来を考えると,沈んでいくばかりの毎日だったのですが,今日の真実(現状)を知り,安心しました。そしてうれしくなりました。3部の私たちのできる温暖化対策が〈世界全体が豊かになる〉ことと聞いて,目からうろこの落ちる思いがしました。とても元気をもらえました。今日は大収穫の一日でした。ありがとうございました。

■「授業もしてみたい」  (5)
 マスメディア等からの断片的な言葉や数字で考えていたことが,くつがえされ,ハッとさせられました。いろいろな方面から見たり聞いたりしないければいけないと感じました。時間があっという間に過ぎた感じがしました。授業もしてみたくなりました。

■「新たな発見」  (5)
 言われてみて,聞いてみて,新たな考え方,見方の発見がありました。目指すものを同じくして,それぞれの国の人,一人ひとりが考えていくべき事がたくさんあると感じました。ありがとうございました。

■「元気が出てきた」  (5)
 環境問題には,マイナスイメージを持っていましたが,今日の学習で人間の努力ぶりが伝わってきて,少し元気が出てきました。私のできることをしたいと思います。

■「思った通りに言える雰囲気」  (5)
 分かっていそうなことでも本当は分かっていない,知らない事がたくさんあることが分かったし,何でも思った通り言える雰囲気を作ることが大切ということも感じました。きちんとプリントを作って,予想をしながら進めていくことも大切だということも再認識しました。資料もあってよかったです。

■「生徒に伝えたい」  (5)
 そんな視点もあるのか~。ぜったい生徒に伝えたいと感じました。

■「やってみたいこのプラン」  (5)
 新しい発見がたくさんありました。ちょっと“難”かもしれませんが,今の子どもたちにこのプランをやってみたいと思います。(小3年生)

■「なんかよかった」  (5)
 なんかよかったです。温暖化や異常気象がマスコミで多く取り上げられると,不安をかりたてられます。暗いニュースしかないとか。現実には楽しい明るい事が多いとニュースにならいのでしょうかね。

■「大人も楽しめる」  (5)
 思わず「目からウロコ!」というか…。とても興味深く授業を受けることができました。中学生でも小学生でももちろん大人でも楽しめる内容でした。ありがとうございました。

■「驚くことがたくさん」  (5)
 新しいことをたくさん知ることができました。第2部・第3部で驚くことがたくさんありました。ありがとうございました。

■「明るい未来」  (5)
 問題の予想は全てハズレてしまったけれど,広い視野や別の観点で地球温暖化について知ることができました。「へぇーっ。」と思うことばかりで楽しかったです。ありがとうございました。明るい未来を感じられて良かったです。

■「参加できてよかった」  (5)
 環境学習会に参加できて良かったと思いました。もっといろいろなことを学習したいと思うほど,あっという間でした。楽しいというより感心したり納得させられる授業という感じで,充実した時間となりました。

■「知ることは楽しい」  (5)
 知らなかったことを知るというのは,やっぱり楽しいことです。考えるということもとても楽しいことです。今日は久しぶりに体験「再体験」しました。読むときもドキドキ(?)もしました。子ども達にもこんな気持ちで授業を受けてもらいたい。(その為には自分が努力しなくては)と思い,反省…。

■「すごく明るくなった」  (5)
 とても楽しかったです。二酸化炭素と地球温暖化のイメージが,全く違っていました。それと地球の人口のことも,頭のどこかで,どうにもならないことなのかと思っていましたが,そうでないことも分かり,すごく明るくなりました。とてもよかったです。いつも思うけど,中さんの視点は,一部分をみて考えるのではなく,長く広く見ること,それと数字・データで確認することの大切さがよく分かります。どうしたらそんな視点をもてるのかをしりたいですね!

■「おもしろかった」  (4)
 予想をたてて,答えを聞き,意外なところもあり,おもしろかった。お世話様でした。

■「違う視点で楽しい」  (5)
 地球温暖化について,マスコミなどの情報を鵜呑みにしていたことに気づきました。違う視点で,とても楽しいお話でした。

■「未来は明るい」  (5)
 「地球温暖化」といえば,崩れる氷河,地表が見えてきているグリーンランド,増加するハリケーンなど,マスコミを通じて知らされることを鵜呑みにしていただけだった自分に情けなさを感じました。これからの地球の未来は,暗く悲壮感さえ感じていたのに,第3部を通して,それが「明るい未来」に変わっていったとき,この学習会に参加して良かったと心から思いました。そして,人から与えられるものに満足せず,自分から知ろうとする気持ちをもっともっと持たなくてはいけないと思いました。

■「明るい未来を切り開く」  (5)
 このお話は,北海道で聞いたはずなのに,多くの質問でハズレてしまって,自分の覚えの悪さを感じました。
 CO2に関して,世の中のイメージが本当かどうかを実際に多くの書物や資料にあたって確認していかれた中さんの姿勢がすばらしいと思います。私は今6年生の理科を担当しているので,小学校最後の単元が環境なので,ぜひこのプランを活用させて下さい。今日一番そうだなあと思ったことは,人類の罪ばかりをとりあげるのではなく,明るい未来を切り開いていこうという元気を与えていきたいということです。それは与えるというような大上段にふりかぶるのでなく,いっしょに楽しもうよという感覚です。

■「第3部にじ~んと来た」  (5)
 「科学が悪いことをした。科学が公害を作った。だから科学はいいところばかりではない。科学に全面的な信頼を寄せている科学者はおかしい」といった論調の文章が書かれていた時代もありました。科学が発達したおかげででてきた戦争や環境破壊を間近に見て,「反科学」を唱える科学者までいました。それは,私たちが育ってきた高度経済成長期に顕著だったのです。
 そして,今又,このままではたいへんだ!と世界中が大騒ぎ。人口爆発して,地球上では食料の奪い合いになるのではないか…と。とにかくそういう「暗い未来」しか思い描けないように操作されているのが今の私たちの状況なのです。
 今回の講座を受けて,特に第3部には,深く感動しました。5才以下の子どもたちの死亡率が減っているのはもちろんのこと,その実質の数さえも大幅に減少しているという現実。そのデーターにぶつかったときに,思わず目頭が熱くなったという中さん。わたしも,第3部にはじ~んと来ました。
 それは,科学の力をしっかり使ったおかげでもあります。その一方で「地球は温暖化してすごいことになるに決まっている」と流布するマスコミ。
でも,「地球温暖化」の現実が感じられるとしても,それ以後はすべて予想でしかないのです。その予想,仮説でしかないものを規準に,全部の話を進めていくのはとてもこわいことです。そういうのは「科学的な態度ではない」でしょう。
 今後の気象について,いくつかの選択肢があることを示し,私たちは,その選択肢の中から,ある程度の幅を持って対応していくことが必要です。
科学的に決定できないことまで,決定してしまっているとするのはとても危険で,知らず知らずのうちにみんな同じ方向を向いてしまいそうです。
それは,以前,私たちが反省したはずの「だまされない人間」に近づいているのかもしれないと,唖然とするのです。
 今回の講座は,沢山の人に,「二酸化炭素の増加による温暖化」は「数ある選択肢の一つ」であることを教えてくれたと思います。この本を手に入れて,環境分科会でもお話してきた甲斐がありました。 
 6年生ぐらいだとできるかなあ。もう一度じっくりと授業するためのポイントを学習します。

■「得した土曜日の午後」  (4)
 普段から地球温暖化と聞くことはあっても,その内容やしくみについては,全くといっていいほど無知であったし,興味があるようでなかったように思う。が今日の学習会で“目からうろこ”的な印象をうけた。知らなかったことが分かったという点で,貴重な土曜日の午後ではあったが,“得した気分”になったような思いである。楽しく有意義で実りのある時間を持てました。

<編集後記>
 最後に紹介した感想文を目にした時に,本当にほっとしたのです。そしてさすが!と思ったのです。
 そして後日談。
 ある日,この学習会に動員で行ったという人に会ったので,
「動員で土曜日の午後,どうでしたか?」
と聞いてみました。
 すると,その人は,「あの後に青年部のとかが入っていなかったら,もっと時間が延びても構わなかったし,次の話も次の日の話も聞きたかった。知っていたら,予定を入れなかったのに」と言われました。(^_^) (感想文編集:菅原美津子)

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