珠洲たの通信・2012年9月号

2012年度

 ひさしぶりに通信をまとめています。
 最近,ちょっと時間を空けると,パソコンの前に座る気持ちがなくなります。特に休みの日なんて,パソコンに電源を入れるのも面倒で,メールチェックも滞りがちになっています。やはり「iPad」が便利でいいなあ。先立つものがないので,あと半年の心房か…辛抱だ。
 さて,そんなわけで,連休も3日目になって,これを書き始めました。
 とりあえず,9月のレポートについてご報告します。
 そうそう,Mさんが今年の石川県の教員採用試験に合格しました。とってもうれしいです。おめでとうございます。1年間は何かと大変だろうけれども,楽しいことを一歩一歩積み重ねていきましょう!

■9月の例会の参加者(4名)
 M.S(S市T小)  M.O(N町U小)  K.Y(W市K小)  M.N(W市K小) 

資料の紹介

1 「全国大会へ行ってきました」 A4  3p      M.N 
 Nさんには,能登大会で,事務局としていろいろと力を貸してもらいました。
 そのNさんが,今年,初めて一般参加者として全国大会に参加してみての感想をまとめてきてくれました。
 今年の会場は,宮城県松島市。津波の傷跡がまだ残っている中での開催です。
 小松から飛行機で仙台空港へ。そこから松島までMy自転車で移動するという計画です。「約30㎞ほどなので特に問題ありません」なんてすんなり書いてあるんだけど,わたしなら30㎞もあったら「問題」だらけです。
 この例からも「問題」とは,すごく個人的なもの,個性的なものだと言うことが分かります。ある人にとっては「問題」だと思うことも,他の立場の人にとっては全く「問題」ではなかったりすることって多いのでしょう。そういう「問題」が持つ性質を分かっていないと,いろいろと齟齬が生まれてきて,集団がうまく動かなくなる恐れもあります。生徒の「問題行動」なんて,誰にとって「問題」なんでしょうね…なんてことを考えならが,話を聞いていました。
 仙台空港から松島へと向かう途中,「時々,自転車を停め,写真を撮ります。写真を撮っている姿を見て,車で通り過ぎる人達はどんなことを感じているんだろう,地元の人はどう思っているのだろう…言いようのない気持ちがずっと続いていました」とNさん。わたしも,全く同じようなことを感じました。わたしは大会の前の日に南三陸町へ行ったのですが,道路脇に車を停めて写真を撮るとき,側を通る宮城ナンバーの車が気になりました。「どんな風な思いで,わたしの行動を見ているのだろう」と。
 災害当時,逃げる人達の写真を撮った地元の人達でさえ,「おれは,この一瞬を写真やビデオに撮っていてもいいのか」と自問自答していた人も多かったと言います。ましてや,災害に遭っていないよそ者が,なにか後ろめたい気持ちになるのは仕方がないことなのでしょう。
 Nさんは「自分ができることは,この出来事をきちんと子どもたちに伝えていくことかなと思っています。時間はたってしまったけれど,こうして被害の様子を自分の目でみることができたのは,ホントに貴重でした。」と感想を述べています。
 そうですね。そのとおりです。
 私たち教師は,教科書にあるから教えるというのではなく,これから生きていく子どもたちに必要だと思うからこそしっかり伝えていく,という指導者にならなければならないと思います。
 大会の内容については「授業書案〈地震と火山〉」と「災害の教育のDVD〈橋〉」,「中さんのナイター」が印象に残ったようです。
 全国大会に参加すると1年分の元気をもらえます。楽しんで研究をしている人達と一緒にいるのは,精神衛生上とてもいいことです。現場の「やらされる研究」(これを研究というのかどうか知らないが…)とは,比べものにならないくらい生き生きとした雰囲気が感じられます。大きな深呼吸をして,その空気を体いっぱいに吸い込んで,1年間,少しずつはき出していくのです。

2 「風のようにおもむくままに」 B5  4p       M.S
 Sさんも,主に全国大会のことをまとめてきてくれました。
 その中で,楽しく,簡単なものづくりの話があったので,紹介します。
・よく回るかんたんゴマ
 ぎゅうにゅうパックを切り裂いて,下にペットボトルのフタをつけるだけという超簡単ものづくり。2年生と作ってみます!
・ボールで作る起き上がりこぼし
 百均に売っている柔らかボール1.5個でできる起き上がりこぼしの紹介。これまた,2年生でもできそう。科学オモチャとしておもしろそう。やってみます!
 また,算数分科会でのタイルの話もありました。この分科会にはわたしも参加していたのですが,村上さんの考えたタイルは,10の補数を感じるためにはなかなかのタイルでした。が。これをどのように生かすのか…ちょっとまだ検討中だそうです。

3 旅のためのミニ問題集〈台湾〉 A6 28p          M.O
 今年のうちの学校の職員旅行は,台湾の台北でした。2泊3日ですが,1日目は,行くだけで真夜中です。それでも,結構楽しんできました。
 さて,今回持ってきたのは,台湾旅行記ではなく,台湾へ行く前に職員に配布した「ちょっとだけ台湾を知るためのミニ問題集」です。
 台湾の地理や歴史が少しずつ分かるように書いてみました。わたし自身,初めて知ったことが多くて,まとめていても楽しかったです。
 今の若い人は,台湾と中国の関係もあまり知らないようです。わたしが中学生くらいの時(1972年)米中国交正常化・日中国交正常化というのがあり,それを境に「中国」というのが「中華民国」から「中華人民共和国」へと変わりました。それと共に「中華民国」と呼ばれていた国を「台湾」と呼ぶようになったのです。要するに国として認めていないのです。そして,それまで国連の常任理事国だった「中華民国」は,その座を「中華人民共和国」に渡したというわけです。
 すでにブログで紹介しましたが,今回,台湾旅行の前に読んだ本と見た映画(DVD)を下に書いておきます。
・『台湾人と日本精神(リップンチェンシン)―日本人よ胸をはりなさい』(小学館文庫)
・『台湾に生きている「日本」』(祥伝社新書149)
・『台湾―四百年の歴史と展望』(中公新書)
・『新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論』
・『「親日」台湾の幻想』(扶桑社新書)
・『奇怪ねー台湾』
・「海角七号/君想う、国境の南」[DVD]
・「悲情城市」[DVD]
・「台北の朝、僕は恋をする」[DVD]

 これら著書や映画の感想は,わたしのブクログ「世の中まとめて好奇心」の「台湾・中国」カテゴリーにまとめてありますので,気になる方は読んでみてください。

4 『「言語活動」栄えて理科滅ぶ』 A6 8p            M.O
 7月に持ってきたレポートの一部に,県の教育課程研究協議会での話を付け加え,再編集して組合の理科分科会に配布した資料です。
 自分で言うのもなんですが,このタイトルがとても気に入っています。今の教育界を反映していますからね。

5 「理科部会参考資料」A4  4p            M.O
 8月末に行われた県の教育課程研究協議会の場に提出したわたしのレポートです。
 全体会の発表者は2人いて,それはそれでおもしろかったです。そのあと,分散会があって,参加者が持ち寄ったレポートを簡単に発表する形で討議が進められました。
 実は,数年前にも同研究協議会への出席要請があって,仕方なく出てきました。このときは,発表者でないわたしような立場のちっぽけなレポートも事前に検閲を受けて,担当指導主事からの電話がありました。そのときの指導主事には,「これはわたしの責任で書いたわたしのレポートだから,誤字脱字以外は修正に応じることはできません」ときっぱり言っておきました。
 それがよかったのかどうなのか,今回は,レポートは直接会場持ち込みとなり,しかも形式も決まっていません。とても自由な感じの会になったのです。わたしのような問題提起のレポートが他にもあったのかどうかは知りませんが,やはり,自由度があるのはいいです。
 今後もこんな雰囲気で進めていって欲しいと思います。
 実は,ここで聞いた教科調査官の話が,上の4のレポートになったんです。

6 全国大会で手に入れた〈もの〉 実物     報告 M.O
 全国大会では,会員たちが開発したいろんなものが売られています。実験道具や授業用の展示グッズ,いつ使えるのか分からないオモチャまで…。このお店を見て回るのが好きで全国大会に来る人もたくさんいるようです。
 今年,わたしが手に入れたものから,2つ紹介しました。
①小目玉
 目の網膜のモデルです。目玉親父ふうにしました…とは作成者の言。今までもこういうものはあったのですが,本当の目のようで気に入りました。1個500円でした。
 この目の模型は,後ろの白い部分に外の景色が映るようになっているのですが,なぜかみなさん,レンズの方から,のぞき込もうとするので,面白いです。
②スチール缶にくっついて走るてんとうむし
 真ん中に磁石があって,スチール缶の側面を走るオモチャの車です。ゼンマイで走るので何度でも遊べます。ま,磁石の授業の時にでも紹介しますか。単にオモチャとしてもおもしろいので,みなさんへのお土産に買ってきました。

その他「写生道」の絵はがき(齋藤茂吉記念館で購入,Oからの土産)などがありました。
 さて,10月の例会は第3土曜日が県教研と重なったため第2土曜日開催となりました。
 みなさん,まちがえないようにしておいでください。いつもの場所でお待ちしております。

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