おそくなりましたが,あけましておめでとうございます。
本年も,ちょっとした楽しい話題を見つけて交流して行けたら…と思っております。
今までのサークルの資料をまとめた「サークル通信」は,すべて「珠洲たのしい授業の会」のHPに載せてあります。それは不特定多数の方にサークルのことを知ってもらうことももちろんですが,私たちサークルのメンバーが資料を探すのに便利なようにしてあるんです。今までそれについてあまり話したことがなかったので,今ここで,その利用法を紹介します。
「珠洲たのしい授業の会」のホームページには,「グーグルの検索窓」をつけてあります。その検索窓の下に,ボタン形式で「○WWWを検索」「○珠洲たのを検索」とあるのをご存じですか? 「珠洲たの」のサイトに掲載されている情報を検索したかったら,□にキーワードを入れて,「珠洲たのを検索」を選んで「Google検索」を押せばいいのです。
たとえば,「《空気と水》について知りたい」と思ったら以下のようにします。
… 省略 …
すると,サークルのサイトの中から「空気と水」について書いてあるものが一覧として出てきますから,ここから欲しい資料を探せばいいのです。
ただし正確にはこの検索方法で見つかるのは,URLに「www2.nsknet.or.jp」という文字が入っているページのすべてですので,わたしたちのページじゃないものも引っかかってきます。が,あまり気になる量ではありません。
そこで,「あの資料はいつのサークルのやつだったかな」と思ったら検索してみてください。
出されたレポートは年月順に閉じておくだけでいいんです。
ただ,紙の「サークル通信」も,友だちなどに広げるために必要だと思っていますので,しばらくはSさんに郵送してもらいます。
2022年4月現在,珠洲たのサイトのアドレスは新しくなっています。また,検索窓はサイドバーの一番上にあります。使い方は同じですので,ご利用ください。
■12月の例会の参加者(8名)
M.S(S市T小) M.O(N町U小) K.H(S市M中) M.N(W市K小) T.M(A町A小) R.I(N町○中) 忘年会から参加…謎の女2名
資料の紹介
1 「51歳からの再出発」 A4 4p R.I
数年ぶりの参加です。題名通り,「心機一転,もう一度初心に返って…」ということでしょうか。
以前,Iさんがまとめられた「平成10年度 教職員研究 仮説実験授業をとりいれた理科授業」というレポートは,「珠洲たのHP」にも掲載させてもらいました。このレポートは,七尾市の奨励研究の一環としてまとめたものです。まだご覧になっていない方はぜひ一度ご覧下さい。このレポートを引用して書かれた「大学の先生の論文」もネットに出ています。「現代学校教育論」(http://wakei-education3.net/shiryo/seido&administration2005.pdf),「臨床教育学」(http://wakei-education3.net/shiryo/phiedu2008.pdf)…いずれも,文教大学の太田和敬という先生の論文です(リンク切れ)。
Iさんは,今回のレポートで,自らを優等生だったとふり返っています。しかし,その優等生が「教育現場でも優等生で有り続けよう」とすると,さまざまな障害にぶつからざるを得ません。残念ながら教師の世界の優等生は,時には,子どもに寄り添わないことを行う必要が出てくるからです。今の学力一辺倒を見ればそれは歴然としているでしょう。このやり方で,勉強嫌いな子はどうすればいいのでしょうか。学力向上を言えば言うほど,「学力が低いとこれからのおまえの人生は終わりなのだ」と言っているようなものです。そうして高校生になった子どもたちは,勉強しなくなっていくのでしょう。
レポートの内容は,とても考えさせられるものでした。
とにかく,今の教育現場で自分を保っていくためには,「理想を掲げで妥協する」態度が必要です。これまで私は,「妥協はせざるを得ないけど,理想は高く持っていたい。自ら進んで理想を捨てるようなことだけはするまい」…そう思って生きてきました。
珠洲までちょっと遠いですが,車中も楽しむつもりで,時々,顔を見せてください。
2 「風のようにおもむくままに」 B5 6p M.S
前書きでは中村勘三郎さんの氏について書いています。あのニュースにはおどろきましたね。私も特別番組をいくつかBDにしてあります。
「かさぶくロケット失敗編」では,教室でぱんぱんに膨らませて作ったハズのかさぶくロケットが,体育館でいざ飛ばそうとするとしぼんじゃったって話です。その原因は…そう,教室の暖かい空気を閉じ込めた袋が,体育館の低温で冷やされて体積が小さくなっていたんです。冬期にやる場合には要注意です。そういえば,準備室に置いてある水分子ビーチボールが,情けない形になっていたなあ。あれも,空気のカサが小さくなったためなんだなあ。
仮説実験授業《ふしぎな石 じしゃく》の子どもたちの感想も紹介してくれました。磁石を手にした子どもたちは,とても生き生きしていますね。
「マッキーノ」の話題も。2年生でも通用するんですね。マッキーノは,ひたすら練習することが大切だという鍛錬主義の方には受け入れられない方法です。勉強はいやなことをくり返しておぼえてこそ…って言う人もいるからねえ。
3 「MY BOOK 2012年12月号」 B5 2p K.H
今月紹介してくれた本は,次の6冊です。
○森毅著『一刀斎,最後の戯言』(平凡社,1400円)
○阿川佐和子著『聞く力』(文春新書,840円)
○新居信正・荒井公毅著『分数・三部作』(国土社,いずれも1600円)
○河合隼雄著『こころの処方箋』(新潮文庫,452円)
ここにあげてある本は,私も読んでいます。特に『分数・3部作』はおすすめです。Hさんは「大人が読んで真の理解に達する」と言っていますが,その通りだと思います。分数について教えている小学校の先生も,分数をどれだけ分かって教えているのか…と思います。
『こころの処方箋』は,ずっと前に読んだことがありますが,今は文庫本になったんですね。「〈耐える〉だけが精神力ではない。心の支えは,時にたましいの重荷になる」。そんな見方もあるんですね。
4 「ブログ的気楽レポ・2012年12月号」 A5 8p M.O
久しぶりの学級担任。学級担任として子どもたちに関わり始めて,毎日発行してきた学級通信を元にレポートを書いてきました。
「道徳の授業」で紹介したのは,「あいさつ」「静寂のマウンド」「勇敢な少年」「はだしのゲン」の4つです。「あいさつ」は2度目ですが,あとは,数回やって,子どもたちの反応もいいので,私の定番となっている授業プランです。
「あいさつ」の反応もなかなかいいので,高学年の定番になるかもなあ。
総合的な学習では仮説実験授業《ハングルを読もう》をやりました。子どもたちの反応も良くて,やはり授業書は確かです。これが終わったら,また地域学習になります。こちらの方は,HPの保存方法やその活用法,パワーポイントの使い方なども指導していくことになります。
学活では,「マジカルクイズ」「異性について」をやってみたという報告。いずれも,いい感想をもらいました。
あとは,日記の取り組みと児童会主催の人権集会について書いてみました。日記は,クラスを半分に分け1日交替で書いてもらっています。こうすることで,家でじっくり読むことができるし,赤ペンを入れたり,学級通信に紹介したりすることもできるからです。ついでに言うと,家庭学習帳も2冊持たせてあります。とにかく「その日に返す」ということをやっていると必ず無理が来ます。学校では予期せぬことがいっぱい起きますからね。
バンジーチャイム演奏会もやってみました。みんな楽しんでくれましたよ~。わたし,6年生の音楽も担当しているんですよ。
話題になった本
番外編 忘年会会場で
6時過ぎから,忘年会会場であるお寿司屋さんの個室でサークルの続きです。
まずは,学習発表会のビデオ鑑賞。「にている親子,にてない親子」の上映です。部屋に置いてあったブラウン管テレビにもつなげることができてよかった!
今回は,京都のYさんから送られてきた「ギリシアの〈何が〉本当に学ぶに値するのか?」をみんなで予想しながら読んでみました。
わたしたちのギリシアに対する知識はホントに乏しいものでしたが,《オリンピックと平和》同様,楽しく進めることができました。2年連続珠洲たの忘年会の登場のYさんのプランに感謝です。
あと,ま,いろいろと話をしましたが,ほとんど覚えていません。
2012年は,サークルのメンバーにとってもいろいろとあった年でした。私個人には,冠婚葬祭がすべて訪れた年でした。
そんな1年が終わって,また,新たな出発です。
Iさんじゃないけど,私も「53歳からの再出発」のつもりで,免許更新を受けてこようと思います。まずは,小原さんの講座に申し込まなきゃね。
1月の第3土曜日は組合主催のバレーボール大会なので,サークルは第4の26日に延期です。
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