2008年度
尾形正宏
小中理科実験ゼミに参加することになって
今年,4月中旬,学校長から突然,
「引き受けてきたぞ。金大連携ゼミに行ってくれ」
といわれました。
私は,
「授業ゼミは,担当教授と私との理科(科学)についての授業観がまったく違うようなので,やめてほしい。凝り固まった私の頭は大切なゼミには使えない。もっとふさわしい人がいるでしょう。」
と強くお願いしたところ,「実験ゼミ」の方に回してくれました。
これで,少しは楽しくやれそうです。
1回目の打合せでは,県教育長まで参加しての重々しい開講式のあと(本当に重々しかった。とても〈共に研究する〉という雰囲気ではない),各ゼミに分かれて自己紹介やゼミでやりたいことを述べました。
私は,その場で,自己紹介に続けて,次の3つ「希望」をいいました。
(1)子どもたちに,押しつけなく「科学的な認識」を得させるためには,どんな問題・実験などを,どんな流れでやるといいのか。そういう「実験パック」のようなものを学びたい。
(2)すぐに子どもたちに還元できるようなものはないのか?
(3)明日や明後日の授業に役立たなくても,自分自身の科学的な教養を深め,広い視野で自分の教科を見直し,今の単元の位置づけを感じられるようなものを学びたい。
(1)については,「こんなことをやりたいのでゼミへの参加をお願いします」みたいな書類に書いたことです。せっかく能登から金沢まで何度も行くのですから,ちゃんと学ばないと,自分が損だし,なによりも学級に残してきた子どもたちに申し訳が立ちませんからね。
それに全体会とは違って,ゼミの教授たちは,
「何でも聞いて下さいね。メールでもどんどん質問して下さい」
というやさしい雰囲気を醸し出しています。
これなら楽しく学べそうです。
そして,実際,とても楽しく学んできました。
本カテゴリでは,この「小中理科実験ゼミ」で学んだことを,私の目からまとめてみます。
「2008年度小中理科実験ゼミ」報告
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