珠洲たの通信・2023年5月号

2023年度

 今月から,せめてサークルの例会の月に通信も書ければいいな…と思いながら,5月末に書き始めました。
 大きな地震が起きた20232年5月も下旬となり余震もだいぶ収まってきたようです。一方,被害にあわれた方々の片付けはなかなか進んでいません。珠洲市にはたくさんのボランティアが入ってきていて,とても頼もしい限りです。サークルでお世話になっている宝立公民館(もと宝立村・町役場)の土蔵にも「危険」の文字が貼られたため,そこに保管してあった大量の公文書を運び出す手伝いをしました。土蔵には,宝立町だけではなく,いろいろな地区の資料もありました。確かに捨てるのはもったいないでしょうが,これ,誰か見るのかな~。

 わたしは,これらの資料の中身が気になるんですが「とにかく運び出して別の場所に移す」ことがこの日の作業の目的でしたので,好奇心を封印しながらの作業でした。
 今後,この地震活動がどうなっていくのか,だれも分かりませんが,これ以上大きな被害を起こさないようにしてもらいたいです。何度も言っていますが,せめて減災につとめたいと思います。

例会の参加者  N.T  S.Ma  S.Mi  O.M  +娘(N.R)

今月の写真(詳細は下の記事を読んでね)

今月の資料

1 島根・鳥取の旅  報告  S.Ma & S.Mi
 ゴールデンウィークに車で山陰へ行ってきたという女性2人が,旅行談を話してくれました。まだ行ったことのない場所ばかりで,大変興味深かったです。ぜひ,活字にしてほしかったなあ。
 ここからはわたしのノーミソテープから取りだして書いてみます。
 勤務時間終了を待ってすぐに出発。北陸自動車道に乗る前に,白山インター前にあるお風呂屋さんでじっくりとお風呂につかり晩ご飯を頂いたそうです。その後は,運転を交代しながらひたすら山陰に向けて走り続けます。乗用車は,速度・車間距離一定の設定ができるものなので,運転も楽だったとか。そして,鳥取県を通り過ぎ,最初に朝一で向かったのが,島根県にある世界遺産「石見銀山」です。ここは,混むことを覚悟して行ったそうですが,どうも予想以上だったようです。しかも,車は鉱山から遙か遠くに止めさせられて,そこからは徒歩か自転車で移動だそうです。2人は自転車を借りることができてラッキーだったようです。坑道は,まあ,穴なので,そんなもんだろうって感じだったそうです。こういうのは,世界遺産だから…ではなくて,興味があるから行く場所ですね。わたしも一度行ってみたい場所です。
 次に向かったのが,同じ島根県にある出雲大社。出雲大社への道は車・車・車。このままだと何時間かかるか分からないと思った2人は,道路の近くの海岸にある駐車場を発見して止めたそうです。結局,ここから1㎞ほど歩いたのですが,車で移動するよりも相当早く着いたとか。こういう咄嗟の判断は大切ですね。そして偶然にもこの駐車場のある海岸が「稲佐の浜」といって神在月に日本各地から神様が上陸する浜らしいです。食べたかった「ぜんざいとそば」のセットを頂き,拝殿へ。
 そのあとは,鳥取砂丘を満喫。なんと,ここで,サークル仲間のN一家と遭遇。Nさんも連休中,密かに鳥取砂丘へ旅行に行こうと思っていたそうですが,2人とは日程や時刻を合わせたわけではありません。それなのに,この偶然! 不思議ですねえ(写真1と2)。
 そうそう「因幡の白うさぎ」ゆかりの神社(白兎神社)へも行ってきたそうですが,なんとこの神社のある場所が,出雲大社のある島根ではなくて,鳥取だと聞いてビックリ。本当ですか!! うさぎの形をしたお土産はおいしかったです(写真3)。
 一人旅もいいし,家族旅もいいけど,友達との旅もいいですね。

2 「喃々レポ・2023年5月号」 A5 8ぺ  O.M
 今月は,「まずは珠洲地震の資料を書いてから…」と思って書き始めたら,結局,ほとんどが珠洲地震についてのことになりました。
○震度6強の地震
 同じ珠洲市内でも,揺れの大きな地区とそれほどではない地区があります。もちろん,震源から遠ければ揺れも小さくなるのですが,それだけでは説明できないこともあるのです。まずは,その「揺れやすさ」ということについてまとめました。
 使ったデータは気象庁の発表資料や地質図Naviなどからのものです。揺れやすい場所は,新しい地層(地質年代でいうと,新生代第四紀完新世)です。そこは,海や河川のはたらきでできたばかりの堆積物なんですね(下図を参照)。
 今回の地震では,外浦側が隆起したことが分かっています。そこで,逆断層という言葉や,珠洲沖セグメントという言葉などについても,少しだけ調べてみました。活断層データーベースというサイトがあることも見つけました。便利な世の中です。

○定期的な植物観察(調査)
 今年度は,NPOが管理している保全林(通称:おらっちゃの森)に自生している植物について,調査をしています。主に「植物名」と「花が咲いている時期」を記録しているのです。この調査は旬間で行っているので,なかなか忙しいです。植物についてほとんど知識のないわたしにとっては,一度にたくさんの植物名が出てきて,メモと写真を撮るだけで精一杯。結果は,このサイトにも少しずつアップしていますので,ご覧ください。HPでは,珠洲市内の他の地区で見つけた植物も入れてまとめています。生物多様性の授業でも使えるように「在来種」と「外来種」を分けています。随時追加しています。
 → これも外来種だった in 珠洲
 → 珠洲で見られる在来種

3 「学級だより・どきん」 A4 1ぺ  S.Mi
 今月の例会には学校行事が重なっていて「これないかも」と言っていたSさんでしたが,結局2時間くらい居て,お話もいっぱいしてくれました。
 持ってきてくれた学級通信には,子どもたちの活躍の様子が書かれていて,心がぽかぽか暖かくなりました。やっぱり,写真ばかりの通信よりも,こういうのがいいですね。「何のために通信を出しているのか」ということを考えると,親や子どもたちに「伝えたいことがあるから」だと思うんですよね。それが,写真だけで伝わるならば,写真をどどーんと使った通信があってもいい。写真が文章以上にモノを言ってくれることもありますから。でも,普段活字を読まない子もついつい読んでしまう学級通信ってステキです。

体験コーナー

Chat GPT(写真4) 紹介 N.T

 噂に聞くChat GPTとやらを,初めて見せてくれました。
 「運動会のテーマ」を訪ねると,だだ~っと出てきます。さらに,「児童数」や「ある単語」を指定して追加のお願いすると,それを含めたモノの候補を出してくれるんです。これは便利だと思いました。マスコミで報道されているような「論文や感想文をGPTに書いて貰う」というのは,そもそも敷居も高いし,あまり関心もしませんが,こんなちょっとしたアイディアを聞くのには便利な機能だと思います。GPTさんがあげてくれた候補を元にして,あとは人間が考えればいいんですからね。

九九かるた(写真5) 紹介 N.T

「もし,九九かるた,持っていたら持ってきて~」と,お願いして持ってきてもらいました。今までにも,九九を暗記するためのカードには様々あれど,このかるたは,たいへん優れものです。というのも,取り札には九九とそれを表すタイルが書かれていて,「九九(かけ算)の結果は長方形である」ことが,知らず知らずの間に身につくのです。しかも,同じ数字(例えば18)でも,「2✕9,3✕6,6✕3,9✕2」という式もしっかり書かれています。実は,これは,18の因数が1,2,3,6,9であることを表しているのです。このかるたで遊んでいると,高学年で習う約数の学習に大いに役立つでしょう。大切なのは数量的な感覚です。

「九九」は何度も繰り返し唱えることによって覚える方法が一般的ですが,それだけではたのしく覚えるのはなかなか困難です。しかし,この「九九かるた」なら,遊んでいるうちに楽しく「九九」に習熟することができます。また,「九九」をタイル図で視覚的に表現してあるので,「九九」の数量的なイメージをつかむのに役立ちます。取り札36枚・読み札36枚入原案:牧野英一・淀井 泉/デザイン協力:村上希代子(仮説社の商品紹介より)
右の写真をクリックすると,仮説社の商品ページに飛びます。

「九九かるた」(販売元:仮説社)

そのほかにも,オニヤンマのフィギュア(N.T)モンシロチョウのさなぎ(娘Rちゃん)《足はなんぼん》用の掲示物一式(S.Mi)などもありました。オニヤンマのフィギュアは,ホームセンターに売っているそうです。この模型をランドセルに吊り,ハチ退治に使うそうです。へ~。モンシロチョウのさなぎは,Rちゃんが育ててきたアオムシです。サークル中にも,まだs幼虫だったアオムシがさなぎになっていって,Rちゃんもビックリ(・_・) 《足はなんぼん》用のグッズは,S.Maさんへ。生活科でやってみるそうです。また結果を聞かせてくださいね~。

コメント

  1. 鳥取砂丘や白兎神社を見学された方がいらっしゃったとのこと。
    地元ですのでこちらに旅行される予定があるときは見どころ等をお知らせいたします。
    ご希望があれば案内もいたします。
    鳥取砂丘には近くに砂の美術館もあります。
    本名は研究会名簿をご覧ください。

    • いつもサイトを訪れてくださり,ありがとうございます。
      少人数のサークルなのですが,そのうちの3人+家族が鳥取砂丘などへ旅行したのですから,すごいことです。知っていれば案内をお願いしたかも知れませんね。
      砂の美術館のことは,女性2人組がスマホで見せてくれました。

      わたしは,大学時代に一度だけ行ったきりですから,機会があれば行ってみたいと思っています。

タイトルとURLをコピーしました