紅葉が例年より遅れているようです。寒くなったかと思えば,いきなり温かくなったりして,サクラの花も狂い咲き??
ここ数週間の週末は,半日ほど近くの市町を回っています。歩いてみると,能登にもまだまだ知らないことがたくさんあります。今までは,土日すべてを利用して遠出をしていましたが,そんなことをしなくったって近くにもたくさん刺激的な場所が在るようです。
私の週末をご紹介しましょう。
10月第4…県教研で能美市へ。
10月第5…生協祭り(津幡),羽咋,能都中文化祭
11月第1…穴水町
11月第2…羽咋,能登町PTA大会(柳田)
と,ここまで書いたところでサークル通信は止まっています。ここからは,2023/03/25に書き始めています。
今月の写真
資料の紹介
1 「お気楽だより・2011年10月号」 B5 4ぺ M.S
話題1 学習発表会は〈足はなんぼん?〉で
昨年は,学習発表会で〈世界の国旗〉を上演したSさん。今年も1学期に仮説実験授業の授業書《足はなんぼん?》を体験したことを元に,発表会で採りいれたそうです。劇の台本は,効果音と共に伊藤善朗さんが準備してくれています。ただし,原版は33名用なのでそれを少人数用に変更しました。虫役を引き受けてくれるだろうかと心配していたのだそうですが,男子がしっかり引き受けてくれました。さて,どんな劇になったのかは,またあとで。
話題2 東北のその後
東北地方に親戚がいるSさん,あの大災害以後,何度か足を運んでいるそうです。この9月にもボランティアで出かけたり,家族と出かけたり…。
そこで感じたことは,同じ東北でも場所によって,その復興工合が違っていることです。現場を何度も見たからこそ,感じることだと思います。
2 「すずたのレポート・2011年10月号」 A4 2ぺ M.N
今年もツールドのとに参加したNさん。3日間も走り詰め(能登一周)なんてよくやりますねえ。2日目の朝に自転車がパンクしていることに気付いて焦ったり,あいにくの雨で体が温まらないままの一日だったり…。でも,ゴールが近づくにつれて達成感と寂しさがこみ上げてきたそうです。山登りもそうだけど,自分の体を酷使して運動するのが好きな人たちは,がんばった後の達成感があるからやめられないのでしょうね。わたしにはよく分からない世界です(^^;) 登山も自転車もマラソンも「大変だなあ」と思うだけなので。
ただ,自転車に対する次のようなNさんの指摘を読むと,これは経験している人だからこそ言えることだなあ。説得力あるなあと思います。
学校で交通安全教室をする時に子どもが自転車を持ってくることがありますが,その整備状況にびっくりすることがあります。タイヤのヒビ割れ,チェーンサビやたるみ,ブレーキ不良など,すごく不安になる自転車を見かけることもあります。これが,自動車だったらどうでしょうか。たぶん,乗らないでしょう。自転車にも同じことが言えるのではないでしょうか。命を預ける乗り物ですから,きちんと整備して乗ってほしいものです。(レポより)
3 『「大人」ということ』 A5 4ぺ O.M
「大人」という言葉についてちょっと考えるきっかけがあったので,それについて,質問を交えながら紹介してみました。
これはけっこう興味深い話なので,このHPに…メンバーの反応とともに…再録しておこうと思います。ここからお読みください。
4 「追悼:新居信正先生」 A5 8ぺ O.M
新居信正先生が亡くなって約2ヶ月。ようやくわたしと新居信正先生との関わりをまとめることができました。ブログに書いてきたことをまとめました。
■最後に話をしたのは,琴平での全国大会だったと思います。ロビーでビールを飲みながら,教師の生き方と”都々逸”について話をしたように思います。(レポ,1ぺ)
■組合員だから,研究会員だから,学校の職員だから…という甘えは決して許さない人でした。「お前の寄って立つ哲学はなんだ。なぜ,今,それをしているのだ!」と常に問いかけられている厳しい人でもありました。/でも,そばにいると安心できる,とても優しい人でもありました。(レポ,2ぺ)
あとは,新居先生の著作の紹介をしました。いずれも再読,再再読をして感想を書いたものです。ボロボロになるまで参考にした『小数の乗法と除法』(国土社)は,教師1年目から利用してきたステキな授業書です。取り上げた新居先生の本を以下に紹介しておきます。
○『また女の先生か』(昌平社,195ぺ,1976)
○『小学校の現場から』(フレーベル館,199ぺ,1980)
○『算数わかる教え方学び方6 小数の乗法と除法』(国土社,174ぺ,1981)
○『つるかめ算ー楽しい文章題への道』(仮説社,1983)
○『あとにムナシサだけが残る実践からの訣別』(ガリ本,1993)
○『国土社の算数えほん』シリーズ(5冊)…『割合2部作』『分数三部作』(以上,1990年)『均等分布と一あたり』(1993年)
新居信正氏の著作
いずれも古い本が多いですが,きっとあなたの教師観,指導観,子ども観,教材観に大きな影響を与えるものばかりだと確信しています。
アマゾンで手に入らない場合は,古本屋で手に入れてみてください。
5 「あなたは自分の命を自分で守れますか?」 A5 8ぺ O.M
このレポートも,4つの問題に答えてもらいながら,もし自分の身近に異常事態が発生したとき,人はどのように判断し行動するのか(避難するかどうか)を考えてもらうことを目的に作りました。参考にした本は山村武彦著『人は皆「自分だけは死なない」と思っている』(宝島社,2005,221ぺ,1260円)です。本書は,東日本大震災(2011.3.11)前に出版されています。せめて本書を読んでいれば,助かった人もいたかもしれない…と思うような内容です。
「皆でいれば安心だ」と思う心理には客観的合理性や,科学的根拠はない。災害が発生したとき,または危ないと思ったら,まず安全なところへ避難することだ。「皆いるから」の心理が働いて,その場にじっとしている自分に気付いたら,是非この話を思い出してほしい。皆がいるから大丈夫なのではなく,皆がいるから危険に流される場合がある。
山村武彦著『人は皆「自分だけは死なない」と思っている』,21ぺ
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