珠洲たの通信・1998年6月号

 学期末で何かとお忙しいことと思います。
 7月11日の土曜日にSさんと一緒に「北陸サイエンスシアター研究会」に参加してきました。場所は小松です。今年11月に予定されている金沢でのサイエンスシアターはテーマが「音」です。「珠洲たの」として何部を担当するということはありませんが,お手伝いしてくれる人を募集しています。
 サイエンスシアターの日程・内容の概略を「北陸サイエンスシアター研究会通信No.3」から転載しておきます。

■日時:1998年11月14日(土)15日(日)の2日間(14日は土曜休業日)
両日とも午前9時30分から午後3時半まで行います。原則として全日程の参加をお願いします。
■会場:金沢工業大学キャンパス(石川県石川郡野々市町扇が丘7-1)
■内容:「音と振動のなぞ」というテーマで,〈うまく音を出すコツ〉〈音をうまく伝える方法〉〈音は波だというけれど〉〈音で知る世界〉の4部構成で行います。また,昼食休憩時に,いろいろな実験などを行います。 

6月の例会の参加者(5名+α) 
M.S(珠洲市I小)  R.I(七尾市A中)  M.K(珠洲市S小)と乳呑み児  M.O(珠洲市H小)  H.H(珠洲市T小)

資料の紹介

 
1.学級通信「すまいる!」No.8,12,14  16ぺ   M.S
 No.8は,『人間を言います』(新居信正曰く)の追試です。なんと4年生の子に,ちゃんと伝わっているところがすごいです。子どもの感想を一つ。
人間の話を聞いてわたしは,6つの中の2~3こくらいしかしていませんでした。いちばん,そうかと思ったのが,おやこうこうです。やっぱり一番大事なのは,自分のおかあさんだとわかりました。おやこうこうのはなしをきけてよかったと思いました。
 おいおい,父親はどうした!!
 No.12はキミ子方式で「もやし」の描いた後の子どもたちの感想文集です。
なんかわからないけどそれとそっくりないろにしたらすごくよくできて,とて もうれしかったです。
なんて感想もありますが,この「もやし」という教材は本当に変な魅力があります。簡単そうで難しくて,でもできた絵に愛着が涌くんですよね。
 No.14は《もしも原子が見えたなら》の感想。詳しくは次のレポートで。

2.「読み書き・計算・分子模型」  3ぺ   M.S
 《もしも原子が見えたなら》をついにやっちゃったというレポートです。
 今年は理科を持てなかったというSさん。《もし原》をいつやったかというと「ゆとり」「道徳」「学級会」「図工」です。こりゃあ,まるで,いま最先端の「総合学習」ですね。そう《もしも原子が見えたなら》は,まさにいろんな学習のもっとも基本となる内容なのです。ですから,『たの授』の特集にあったように「読み書き・計算,分子模型」と言うわけです。
 模型づくりについて,少し詳しく書かれています。発泡スチロール球はあらかじめ切っておいたそうですが,児童分を切るのはちょっとしんどそうです。山田正男さんの「スチールカッター」があれば,これもあまり苦にならないとか。

3.学級通信「気球」No.15,No.22  4ぺ   M.O
 No.15は,道徳の時間のこと。「マル道」の実践とNHKのテレビ番組「ごみを食べた動物」を組み合わせて授業をしました。題して「知らないうちに人間がしていること」。人間がすてたゴミがまわりまわって生き物たちを苦しめていることを,映像を通して生々しく学んでもらいました。
人間がすてている釣り糸やナイロンぶくろが,こんなに生き物をころしている のかあ。私達にとっては便利なものが,こんなになっているのを見て,私は「かわいそう」と思いました。ほとんど人間の不注意で,生き物が死んでいるなんて信じられなかったです。
 見せたテレビ番組はNHKの「たったひとつの地球」という番組です。この番組はインターネットとも連携していて,あとでじっくり関連した情報を仕入れることもできます。この時の番組「ごみを食べた動物」を録画しなかったので後悔したのですが,夏休み中に再放送するかも知れないという情報も「ニフティーサーブ」の会議室で語られていました。だれか録画した人がいたら教えて下さい。
 No.22は《ものとその重さ》の感想文です。「予想が楽しい」「一人の時もあった」「またしたい」などという感想がたくさん。子どもたちにとって初めての仮説実験授業はやっぱり支持されました。次をやりたいのだけれども,時間が無くて1学期は無理かなあ。

4.「8秒間走の授業」  4ぺ   M.O
 知る人ぞしる「8秒間走」(短距離走)の授業記録です。
 今までも,「普通の短距離の授業をやるよりも喜んでいるに違いない」とは思っていましたが,ちゃんと感想を取ることはしていませんでした。今回,思い立って子どもたちに聞いてみたところ,この授業の有効性が改めて確認できた気がします。ハードルなんかも組み合わせて,楽しい短距離(障害)走の授業ができればと思います。
 今年1学期の体育は,このあとリレー,走り幅跳び,走り高跳び,それにハンドベースボールをしました。
 子どもたちは,よく,「体育が好きだ!」と言いますが,それはドッチボールやサッカーが好きであったりするだけってこともよくあります。鉄棒や跳び箱を楽しく授業する方法もあるようですので,また勉強してみます。

 そのほかには,ドブリーデンNo.15(紹介:O)などがありました。Kさんが久しぶりに来てくれました。いつの間にか,お母さんでした。息子さんも,もうよちよち歩いていて,かわいかったです。
 Iさんが電子メールを始めました。アドレスは「*****」です。
 なお,7月の例会では<ロケットと反動>の第1部を体験するつもりです。これは今はまだ「案」の段階ですが,ミニ授業書として,けっこう面白いのです。
 また,夏休み中に一泊研修会でもしようかという話も出ています。各自の予定をお聞きするかも知れませんので,スケジュール表をお忘れなく。

コメント

タイトルとURLをコピーしました