あけましておめでとうございます。
昨年は「珠洲たの通信」をご愛読下さり,どうもありがとうございました。今年も,引き続きサークル通信を出して行くつもりですので,よろしくお願いします。なお,「今年は私が書きたい」と思う方は,どうぞ遠慮なくおっしゃって下さい。
さて,ボクの今年の年末年始は,H小学校のホームページ作りをしていました。大晦日の日までやってたくらいですから,まあ,我ながらよくやるなあと思います。
「一つの小学校のホームページってどれくらい意味のあるものなのかなあ」とも思っているのですが,何はともあれ,次回のサークルまでには何とか形にしたいと思っています。アドレスは,今のところ「珠洲たの」のページの隣に同居となります。というのも,うちの学校はまだインターネットにつながっていないからです。「4月からは何とかなる」という校長先生の一言で作り始めたというわけです。現在,試験運転中です。一応,アドレスを書いておきますので,何かお気づきの点がありましたら,メールでお知らせ下さい。「珠洲たの」のぺージからもリンクをはっておきます(2022年現在,このHPはありません)。
さて12月のサークルの後は忘年会もしました。この春,教頭になられたKさんも久々に参加しての,楽しい会となりました。忘年会から合流した人もいました。参加者にはその人達も入れておきます。
■12月の参加者(7名)
M.S(珠洲市I小) M.K(珠洲市S小) Y.K(内浦町O中) R.I(七尾市A中) M.O(珠洲市H小) H.H(珠洲市T小) T.M(内浦町I中) プラス 幼児2名
【資料の紹介】
1.『人生はだんごか? 串かつか? サイエンスシアターを考える』-完成版 7ぺ M.S
11月の例会に出したレポートの完成版です。Sさん風人生論が展開されていてうなずけること多し。内容は,12月号を見てね。それにしても,昨年のサイエンスシアター研究会は刺激的だった。
2.自動演奏バイオリン 紹介 M.S
『たの授』にも紹介されていましたが,バイオリンが全く引けない人もすばらしい曲を弾くことが出来るというバイオリンのおもちゃです。何曲か入っているのですが,仕組みはよく分かりません。
バイオリンの弓(金属製)が4本あるうちの2本以上の弦に振れると音が鳴るのですが,それがどんな回路になっているのかよく分かりませんでした。「分解しよう」と言ったのですが,当然,ダメ!と言われてしまいました。謎が解きたければ,自分で購入するしかありません。
このバイオリン。元はと言えば,福井の仮説研究会のメンバーが全国大会へ行く途中,高速道サービスエリアの売店で見つけたのが最初だそうです。やはり,大切なのはアンテナですね。
3.「第3学年社会科学習指導案」 2ぺ Y.K
今年から中学校へ行ったKさんが,初めて授業をした公民分野での指導案です。これまた初めてディベートを取り入れてみたそうです。しかし,小学生と違い,すでに殆ど発言がないのが当たり前の生徒達ですから,難しかったようです。それでも,授業の後,生徒達からは「またディベートやるのですか」なんて声もかかっていると言いますから,生徒達も本当は思っていることを話したいんでしょうね。
単元は「地方分権への流れ」というところ。指導計画は以下の通り。
・プリント学習により地方分権への流れをつかむ
・プリント学習の答え合わせと補足説明をする
・広報「うちうら」を調べて内浦町の町づくりの方向をつかむ
・町づくりのそれぞれの特徴を発表する。あわせて内浦町の財政について補足説明する。
・町づくりの一つであるチャレンジデーについて,写真を見ながら担当者の話を聞く。また,関心の高かった能登空港の開港についてディベートを通して認識を深める。
また,視聴覚教育についても話をしました。パソコンやビデオなど,子どもたちが,必要なときに道具として使えるようになるのが最終的な目標だなと思います。パソコンのためのパソコン教育は,全くいらないとは言いませんが,そんなに大切なことではないでしょう(ただし「キーボードから入力する」などということは必要です)。
4.学級通信『気球No.45』 2p M.O
《ふりこと振動》の授業の後で書いてもらった40文字感想です。テスト結果の方は,今ひとつだったのですが,「あまり話さない子ども」なりに楽しんでいたようです。討論する楽しさって,一度経験すると病みつきになるのですけれどね。
5.『統計でウソをつく方法』(ダレル・ハフ著)を読んで 5ぺ M.O
この本は講談社ブルーバックスの1冊です。すごくいい本です。「統計学入門」というサブタイトルが示すとおり,色々な統計を見ていくときに忘れてはならない視点を与えてくれます。是非,読んでみて下さい。
なお,これをきっかけに「今月の本」というようなレポートを,短くても良いから1年ほど続けてみようと思っています。
6.ペットボトル浮沈子とガリレオ温度計 6p M.O
ペットボトル浮沈子のこともガリレオ温度計のことも先月の例会で話が出ました。ペットボトル浮沈子の方は『たの授』に取り上げられていたこともあるし,ガリレオ温度計はKさんが持ってきてくれたからです。
さて,この2つ。形がとてもよく似ています。透明な容器の中は液体で満たされており,その液体の中を浮沈子が上下します。
この2つの類似性について考えたのが,このレポートです。当日は,実際にペットボトル浮沈子を持ち込み,温度との関係を調べたのですが,レポートには写真は付いていません。どんな内容か知りたい方は,ホームページの方で写真付きで公開しておきますのでそちらをどうぞ(下の写真)。
珠洲たの通信・写真編
12月は,久しぶりのメンバーを迎えて,話題も豊富でした。
ちゃんと子守をしながらの,参加はエライ!! そのかわり,罪もない幼気な子らは,大人の実験台になったりもするのですが・・・。
●バイオロン
まずは右の写真から。この写真の中のバイオリン(商品名:バイオロン)は,高さが30㎝くらいです。実はこのバイオリン,ただちっちゃいだけでなく,「バイオリンが弾ける弾けない」に関係なく,音楽がちゃんと聞こえてくるのです。ただし,リズムがしっかりしていないと,何の曲がなっているのか分からないので,ちょっとだけ練習が必要です。まあ,一番練習が必要なのは,「まるでスムーズにバイオリンを弾いている振りをする」という演技力なのですが・・。
ボクは,今年の学習発表会にでも,使ってみようかなあと思っています。どんな使い方で人をだませたか,また,教えて下さいね。
そうそうこのバイオリンを手に入れるには,仮説社に注文して下さい。『たのしい授業・1998年12月号』にも載ってます。1個1680円だそうです。運が良ければ,高速道路のサービスエリアの売店でも見つけることが出来るかも知れませんよ(福井の方がSAの売店で見つけて全国大会に持ってきたのが,『たの授』に載るきっかけだったので)。
●ペットボトル浮沈子
もう一つの話題は「ペットボトル浮沈子」です。ペットボトルの中に水を満タンにし,そのなかにお刺身なんかについているお魚のしょうゆ入れにおもりを付けて,微妙に浮かばせます。そして,外側から圧力をかけると・・・。あら,不思議。浮かんでいた「お魚」たちが,次から次に下に降りてくるではありませんか。
その時,「まるで,下から出ている糸で中のお魚を引っ張っている振り」をすると,子どもたちの目はまん丸になります。詳しいことは,レポートを見て下さいね。お父さんと一緒に来た,写真の子も,見事に引っかかりました。子どもをだまして遊ぶとは,悪い大人ですねえ。
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