珠洲たの通信・1998年9月号

 さてさて,2学期もひと月過ぎましたが,調子はどうですか?
 ボクの方は,秋の祭礼が終わってからは,主に11月のサイエンスシアターに向けた実験や仕事をして暮らしています。それでも,時間が足りなくてちょっと焦っています。もっとも,どうも最近寝る時間が多くなって困っているのですが…。みなさんはどうですか?
 9月の最終土曜日には愛知から高木さんという方が珠洲まで来られました。高木さんは,愛知のサイエンスシアターで第2部を担当した方です。ボクとMさんも金沢で第2部を担当するので,愛知のシアターでの思いを伝えに,はるばる珠洲までやってきたというわけです。このパワーにもビックリです。
 また,10月4日には,小松で東京の塩野さんを囲んでの会をやり,次の日は,金工大でシアターのリハーサル。シナリオをずいぶん書き直さなくてはいけないようです。むむむ…。
 この間の日曜日,SさんとFさんと一緒に,津幡の「昭和の音と映像資料館」という所へ行ってきました。この資料館は,Mさんが友達や役場を通じて見つけてくれたものですが,公式なものではなく,個人が民家を解放して資料館にしているものです。詳しいことは,次回のサークルに報告します。Sさんはビデオも撮ったので,それもあわせて紹介できると思います。
 先にも書いたように,このところ晩酌を飲むとすぐに眠くなり困っています。だから余計に追いつめられないと仕事をしないようになるので,仕事がたまってしまうし,余裕のない仕事ぶりになります。これはいけません。が,どうも仕方がない。無理をせず寝てしまっているのが最近のボクの生活です。
 先月号にも書きましたが,前回の例会はボクのせいで連絡が遅れてしまいました。あとで「せめて電子メールでもくれればいいのに」というご指摘もあり,こりゃごもっともだと思った次第です。まあ,とにかく,例会までに連絡がなかった場合は,「いつも通り第3土曜日にやる」ということでご了解下さい。なるべく,ちゃんとニュースをだそうとは思っているのですが…。そんなわけで,9月の例会はたった2名のサークルでした。

■9月の参加者(2名)
M.S(珠洲市I小)  M.O(珠洲市H小)

資料の紹介

1.「<ロケットと反動>実験授業の感想文集」   3ぺ   M.O
 1学期の末に第1部を,2学期の最初に第2部をやった<ロケットと反動>の授業の感想文です。大変良い感想がいっぱいでした。このプランは,今度またやってみたいです。2人ほど紹介しましょう。
・むじゅうりょくでもだいじょうぶなんだな。全部おなじげんりなんだな。
・ペットボトルロケットを作ったらおもしろかった。

 実は,授業ではペットボトルの数が足りなくて,ロケットは作りませんでした。しかし,ボクの作ったロケットを見て,家で自分なりに作ってきて,ボクの装置で飛ばす子もいました。すごいことです。今でも,まだペットボトルを集めている子がいます。10月の末くらいには,希望者で「ペットボトルロケット作り」をすることになるかも知れません。
 また,今年の運動会で「ペットボトルロケット」を取り入れてみました。詳しいことは次回のサークルでお伝えしますが,本番は,子どもたちにも観客の親たちにも大受けでした。準備がちょっとだけ必要ですが,成功したときのおもしろさを思うと大したことがありません。

2.「グラスアーモニカはきれいだった」   6ぺ  M.S
 8月の合宿の時にもビデオを見ましたが,Sさん(とMさん)が,メール知りあった情報を元に,アメリカまで行き,「グラスアーモニカ」の本物を見,演奏も聴いて,なんと自分でも演奏してみて,そのビデオまで撮ってくるという図々しくもすごいとことをやってきました。このレポートは,その体験を「北陸サイエンスシアター研究会」に報告するために書いたものです。
 それにしても,「英語が実際に役立つものであること」をはじめてボクの身近で示してくれたのがSさん・Mさんです。
 ティム 自分で音を出してみませんか?
 ふたり いいんですか?
 ティム もちろん。でもその前に,石鹸できれいに手を洗って下さい。

 こういう会話を英語ですらすら出来るなんてうらやましいです。しかし,本人はこういう感想をもらしております。
しかし,わたしは落ち込んだ。滅多なことでは落ち込まない私が,どん底に落ちていった一日でもあった。それは,英語で自分の思いを伝えられないのである。こんなにもどかしい思いをしたのは,初めてだった。…(略)…そこで,私は英語の勉強を改めて始めた。
 何ともはや,人間って勤勉ですねえ。

3. 「私がストレスを感じないわけ」(未完)   1ぺ  M.S
 はじめての本の紹介レポートを書こうと思ったら途中になったというものです。紹介されている本は
●國部康孝著『ポジティブ教師の自己管理術』(図書文化,1359円税別)
という本です。
 「ストレスをそんなに感じない」というSさん。ボクもどちらかというとストレスがたまる方ではないようです。
 この著書によると,ストレスとは
「目的を意識し,それを達成しようとするときの緊張感と不安のこと」
なのだそうです。ですから,
「ストレスは本来いいもの」
なのだといっています。なるほどそういうストレスなら,ボクにもストレスは常にあるわけです。現に今だって,サイエンスシアターのためにシナリオを作りなおしたりするのもストレスということになります。
 適度なストレスは,人間が目標に向かって生きていくためには<必要なもの>のような気がします。

 この日は2人だったので,5時頃に終わって家に帰りました。そしたら,「喫茶オランダに寄ったけどいなかった」という連絡が…。う~ん,これは申し訳ないことをしました。ちょっとだけ反省。でも,これからもそういうことがないとは言えないので,連絡するかなんかして下さい。

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