珠洲たの通信・2014年1月号

2013年度

 2月にはサークルがなかったので,ずいぶんとご無沙汰しています。
 先月末,学習院大学の斉藤利彦先生という方から,メールがあり,今まで,数回,メールのやりとりをしています。事の発端は,「珠洲たの」のHPに載せたわたしのレポートです。そのレポートは,2006年12月にまとめた「Kさんの実家から出てきた大量の古書 」というものです。
 その頃,同僚だったK先生は,まず,学校に,実家にあった古書のほんの一部を持って来てくれました。そして,わたしが,このレポートを書いて,次のサークル(この日は,確か,忘年会だった)に持っていきました。K先生は,忘年会の会場に,段ボール2つ分の古書を持って来てくれたのでした。このとき,レポートの最後に,次のように書いています。
 まだまだたくさんの本があります。これらを全部読んでいるヒマもないし,上で書いたように,ある「目的意識」をもって調べないと,旧仮名遣いや昔の漢字などにつき合っていられません。でも,捨てるのは絶対もったいないので,興味のある人は,どんどん読んでみてください。まだ蔵にあるそうなので,それも持ってきてもらいます。
 明治・大正・昭和初期の時代を考察したい人。これらの古本にどんな使い道があるか考えてみてはいかが。

 この一節が,研究者の琴線に触れたというわけです。
 そんなわけで,3月1日に,K先生の実家へ,古書を見るために訪問しました。そして,おもな古書を並べて写真を撮って斉藤先生に送りました。その結果,一度,来珠洲したいという話になっています。具体的なことが決まったら,メール等で連絡しますので,ぜひ,日程を明けておいて下さい。
 なお,この間の,メールのやりとりについては,3月の例会にまとめて持って来ます。また,先生の書かれた著作の紹介もするつもりです。

■1月の例会の参加者(6名)
 M.S(N町U中)  K.H(S市M中)  M.K(N町U小)  M.O(N町U小)  S.H(N町Y中)  M.N(W市K小)

資料の紹介

1 「風はどこに吹くのか?(1月号)」 B5 8P   M.S
 話題は,「年末に沖縄へ行ってきたこと」が2/3,あとは「特別支援」に関する話題やその他です。
 4度目だという沖縄。今回は,小学校6年生の姪っ子との二人旅です。
 訪れたのは,「轟の壕」とよばれる場所。この壕は,「自然に出来たこの壕は,全長およそ100メートルで,沖縄戦当時,数百人の住民が避難していたといわれています。(NHKのHPより,レポートより孫引き)」とあるように,生存者がいた壕として有名だそうです。ただ,まったく観光化されていないので,見つけるのが大変だったといっていました。そのうち,整備されるのでしょうか。
 玉泉洞という鍾乳洞がある「おきなわワールド」にも行ってきたそうです。玉泉洞は,東洋一の鍾乳洞(5000メートルもあるらしい)です。ここは琉球石灰岩が元になっており,現在でも3年に1mmというスピードで大きくなっているそうです。琉球石灰岩については,以前,標本をあげましたよね。このサークルでも,研究済み?です。
 玉泉洞の中にある池には,ヨシノボリなどの魚が住んでいるようです。この池が,外とつながっている証拠でしょうね。 
 もう一カ所は,「対馬丸記念館」です。珊瑚観光が雨のため中止になったので,ここを選んだそうです。ほかにも首里城なんかにも連れて行ってあげたようです。
 レンタカーを借りての旅。夕方からはじまるバスレーンの時間帯に,那覇市を走るのはやめた方がいいそうです。すごく渋滞するそうです。
 特学のカリキュラムについては,担当したことがある人ではないと,よく分からない部分が多いです。今回は,「自立活動」という時間の扱い方について,少し教えてもらった感じです。本来,個々の生徒に合わせるべきはずのこの時間が,なぜか,変に一人歩きしているようすが感じ取れました。

2 「MY BOOK 2014年1月号」B5 2p K.H
 今月は,以下の4冊を紹介してくれました。
 ○心屋仁之助著『すりへらない心をつくるシンプルな習慣』(朝日新書)
 ○たのしい授業編集委員会編『読み書き・計算・原子模型』(仮説社)
 ○NHKプロフェッショナル班編『人生と仕事を変えた57の言葉』(NHK新書)
 ○『D3200撮影ガイド』(技術評論社)

「言いたいことを言っていないから,心がすりへる。自分の思いをちゃんと言うことが大事。それが人生を動かしていく」(『すりへらない…』)と言われても,それが出来ないから困るんですよね。心を平静に保つためには,それなりの努力が必要なのでしょうが,その努力自体が心を萎えさせてしまいそうです。むずかしいですね。わたしは,自分の心をしっかり保ち続けるためには「少しでも多く,好きなこと,楽しいことをする時間を持つことが一番だ」と思っています。嫌な場所からは,すぐに離れて,自分の時間を過ごすこと…それが,逃げだと言われても,心がポシャってしまうよりは,ましですから。人の評価が気にならなくなると,しめたものなのですがね。
「自分の場所に誇りを持つ人間が好きだ」(『人生と仕事を…』)「どうにかなることはどうにかなる どうにもならんことはどうにもならん」(同上)です。
 一眼レフを購入したようですね。私と同じニコンです。一眼レフは,さまざまなあそびができるので,ぜひ,一眼レフらしい写真を撮ってみてください。

3 「見学に行ってきた件」A4 4p     M.K
 11月に子どもたちといっしょに見学してきた「のとパン」「マルガージェラート」の見学記です。
 見学に行く前にやったことは,以下の通り。
①子どもたちに紙を配付して,自由に「聞きたいこと」を書いてもらう。
②担任が集計する。
③授業で,いくつかの質問を取り上げて,「答えの予想」をする。
「パンが一番売れるのは,何曜日ですか?」
「午後1時にお店のパンが売れてしまったら,どうしますか?」
などに対して,クラスで予想して,話し合っておく。
④集計した質問票を,先方に渡しておく。
⑤クラスで,質問の割り振りをする。
⑥見学に行く。
⑦「見学のまとめ」をする。各自が八切り画用紙に書く。まとめの中には,「写真一覧」から,写真を3枚選び,貼らせる。
 「マルガージェラート」さんの見学では,まず,お店のHPを見せて,その大枠を捉えてから,質問を考えさせたそうです。
 「マルガー」とは,イタリア語で牧場のことだとは知りませんでした。というか,ここに出てくるお話は,どれも知りませんでしたがね(^^;)
 いずれのお店も,そのお子様がクラスにいるという便利さ。これを利用しない手はありません。

4 「ブログ的気楽レポ1月号」A5 8p M.O
 今回は,「学級通信について」「分数なんてこわくない」「五色百人一首」について,書いてきました。
 「学級通信について」では,ほとんど毎日学級通信を書き続けるコツについて,わたしのやっていることを紹介しました。私の学級通信には,「1か月の予定」とか「これから勉強すること」なんて内容は,全くありません。とにかく,書くネタが出来たら書く。書きたいことがあったら書く…という姿勢です。
 でも,そうすると毎日書くわけにはいきません。普通に生活しているだけだと,すぐに,書くネタがつきてしまうからです。そこで,書くネタを確保するために,いくつかの仕掛けがあるのです。それが「日記」「今日の一枚(写真コーナー)」「好きな詩」の確保です。これだけ,あれば,あるテーマについて,まとまったことを取り上げることも出来ます。学級通信を書き続けるためには,無理をしないことが一番です。
 久しぶりに取り上げた「五色百人一首」ですが,今でも,毎日,続けています。もう,今では,一日の授業が終わると帰る準備(ランドセルに入れる)をして,すばやく机を合わせ,カルタを取りに行って並べています。とても素早いです。正味5分くらいで終わります。専用サイトから,「プレゼント用しおり」を手に入れました。今は,1色を10回くり返し,1位~3位だった子に,このしおりをプレゼントしています。今のところ,2色終わりました。もう1色しかできそうにありません。
 「学級通信」で,アンドロイド用の百人一首のアプリや,五色百人一首が出来る体験サイト(パソコン用)を紹介したところ,何人かの子が,「やってみた」と教えてくれました。
 「学級通信」も実例として何種類か持って来ました。

 このかん,「KindlePaper」に引き続き,タブレットも手に入れました。タブレットは,GoogleのNexus7(旧型)です。なんで旧型かというと,100満ボルトでとっても安かったからです。7インチサイズなので持ち運びやすいですが,ネットの文章を読もうとすると,とても字が小さくて読めません。もちろん,字は大きく出来るけど,今度は全体が見えなくなるしね。ま,2年ほどは,これで我慢して,できることをやってみようと思います。今は,移動式のキーボードがほしくなっています。
 それにわせて,本格的に,ツイッターとフェイスブックを始めました。両方とも,登録はしてあったのですが,あまり,発言をしていなかったし,友だちをみつけることもしていませんでした。でも,今は,積極的に展開しています。
 ブログやブクログ(わたしのネット上の本棚)に書いた記事は,ツイッターとフェイスブック,ミクシィにも反映されるように設定しました。また,Kindleにアンダーラインを引くと,その部分が,すぐにツイッターやフェイスブックに反映されるようにもしてみました。フェイスブックの方は,なぜか,反映さえるのが+遅いですが…。
 これにより,わたしの参加しているSNSが,お互いに結びついたことになります。本の引用なんて,ベットの上からでも簡単に発信できるようになったんです。

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