今日(11月10日),予定していたはずの「お寺の冬囲い作り」が雨で延期となり,幸いにも?午前中の予定がなくなって,まるまるあいたので,一気に「9月号」も書き始めることにしました。
ふりかえってみると,今年の9月はとても大忙しでした。というのも,私の地区の秋祭りは9月15日,16日にあるのですが,今年は,2度目の若者頭を引き受けていました。そして,あろうことか,鵜島全体の総取の仕事まで回ってきて,5つの地区のまとめ役もやっていました。台風が近づいていて,朝早くに,うちの宮に5地区の代表が集まり,「神輿は出さないけど,曳山車は出す。夕刻の神社での<キヤラゲ>の奉納は,天候を見て決める」ということを決めました。結局,心配しながらも,どうにか祭礼を行うことが出来ました。キヤラゲの奉納もできました。もうひやひやもんでした。あの京都の嵐山が洪水になっている番組を,祭り当日の朝,みんなで見ていたんですからね。
みなさんんは,運動会の練習や本番が雨に見舞われたようで,それで見えてきた「学校の姿」もあったようです。「どっちに転んでもしめた」で,運動会の意義などを考えるいい機会になったかも知れませんね。
■9月の例会の参加者(5名)
M.S(S市T小) M.O(N町U小) K.H(S市M中) M.N(W市K小) M.K(N町U小)
資料の紹介
1 「風はどこに吹くのか?(9月号)」 B5 2P M.S
「生徒の自主性とは」…中学校で見たはじめての体育祭。そこには「自主性」という名で進められる「時間の浪費」があると感じてしまったようです。体育祭の種目を「自主的」に選んでも,それは去年の丸写し。だらだらとした練習も「自主性」なのですが,これを待っている時間の無駄なこと無駄なこと。「自主性」という言葉ばかりが一人歩きしている状態だったようです。体育祭後にとったアンケートで「改善した方がいいことはなんですか」と聞かれた子どもたち。「先生の心」「先生のやる気」と書いた子が2人いたとか…。「教えたいこと」があってこその教育なんだと言うことを忘れちゃいけませんね。「オレに着いてこい!」「新しい世界を教えてやる!」くらいの気概が欲しいものです。
「理科と社会は仮説ざんまい」…仮説実験授業《トルクと重心》,「歌って覚える歴史唱歌」の実践をしていますとのことでした。仮説実験授業をしていると,ますます,小学校での楽しかった思い出が蘇るようです。今年度で閉校だから,小学校に異動できるといいですね。
2 「すずたのレポート・9月号」A4 4p M.N
まずは「夏の大会編」から紹介しましょう。
大会に参加して,印象に残ったオススメのレポートなどを紹介してくれました。「クリアファイルで作る簡単霧箱」「光の回折あれこれ」「爆発の実験で分かったこと」「音楽アレルギーが作った音楽の授業書案」「チェリャビンクス隕石」です。9月のサークルに来たメンバーは,みんな今年の夏の大会に参加していたのですが,全国大会では,分科会や資料がとても多いので,みんな,どの分科会に参加するかでアンテナに引っかかるものが違うんです。そこで,このような交流会をすることで,全国から学んできたものが,数倍にふくれあがるということになります。
次に「学校編」。
W市には「ウォーミングアップ登校」というのがあるそうです。こんなこと,誰が言い始めたのでしょうかねえ。子どもたちは喜んでいるのでしょうか? 一度アンケートを採ってみたいものですね。友だちと会えるので喜んでいる子もいるような気もしますが,実際の所はどうなんでしょうか。で,その期間に練習してきた運動会。当日は午後から雨の予報だったので,午前中のうちに,教師主導で一気に種目をこなしたそうです。今までやってきた「競技の出入り」の練習なんて関係ない…。練習の成果を出せないまま,行事が終わって,一体,子どもの満足感はどこにあるのでしょうかね。雨だから仕方ないのかな。それとも,もっと別の方法があるのかな。
最後は,趣味の「自転車編」。夏の大会にも自転車を持っていったし,夏休み中には,なんと乗鞍へも登ってきたそうです。乗鞍観光センターの標高が1453m,畳平の駐車場は2702m。標高差約1300m,道のりにして約20㎞を走ったそうです。ホント好きですなあ。右の写真は,2008年に私がバスで行ったときの畳平のようすです(ネットでは省略)。普通は,このようにバスで来るのです(^o^)。さらに,今年は,珠洲トライアスロンにも挑戦したそうです。リレーの部があるらしく,Nさんはもちろんバイク担当でした。そのあと,9月に行われた「ツールドのと」にもお会いしました。こちらの方は,いつも私の地区の秋祭りと重なっているので,毎年のように会っていますが,今年は,先頭集団で来たのでビックリしました。積み重ねって,ちゃんと力になっているんですねえ。
3 「ブログ的気楽レポ・9月号」A5 12p M.O
「免許更新講座,終わる」と題して,この夏の取り組みを紹介しました。このときは,結果はまだわかりませんでしたが,なんとか単位?をとることができました。これであと6年間,教師を続けられます。めでたしめでたし。
「長野県大町市」…今年の4月から娘夫婦が住んでいるアパートのある街が大町市です。こんなことでもなければ,私には全く関係のない街だったはずです。その大町市にある大町エネルギー博物館は,体験コーナーも豊富にあって,なかなか楽しい場所でした。ただ,この博物館に行くまでには,お猿さんのグループに会ったりします。「クマよりいいよ」と,娘たち…。どうなってんの。大町市からは黒部ダムへのアクセスも便利です。そこで黒部ダムにも寄ってきました。
全国大会の帰路,新潟県のフォッサマグナの断層を見てきました。この断層に立つと,なんとなく姿勢が正される気がします。日本列島に深々とあいさつをしたくなりました。しなかったけど。
「職員旅行」の話題も紹介しました。わたしが学んできたことを伝えました。特に,「職員旅行の意味」についても考えてみました。職員旅行ができなくなっている職場って,やっぱ殺伐としているのではないかと思うのです。
「2色のワタの花のなぞ」では,一本のワタの株に「白」と「ピンク」の花が咲いているわけを調べてみたことをまとめました。犯人は,紅葉でご存じの「アントシアンくん」でした。
授業書《かげとひかり》,2学期に入ってから始めた授業です。外に出たりして楽しく授業をしています。
「解答の処理こそ,文章題の醍醐味か」には,「文章題を学ぶ意味」のようなことを簡単にまとめてみました。
4 「科学劇・足はなんぼん?」A4 3p M.K
仮説実験授業《足はなんぼん?》をやったあとで上演できる劇を紹介してくれました。もともと,この台本は伊藤善朗さんが作成したもので,それは「33人用,30分」くらいの大きなグループ発表用でした。それを14名用,15分くらいに縮めて編集したものを持って来てくれました。それぞれの生き物の台詞の一部は,子どもたちが考えたものを基にして作り直したそうです。
今回の目玉は,大型の「変身ボックス」です。今までサークルで紹介してきた「変身ボックス」は,設計図を切り抜いて作るものだったり,牛乳パックを利用して作るものだったりしたのですが,今回のは,段ボールを利用して作った大がかりなものです。
ここに「生き物の絵」を入れて,「バシャ」っという音と共に「レントゲン写真」が写るってわけです。写真を見れば分かりますが,ちょうどこの箱を持っている人の体の部分に箱の窓が来るので,本当のレントゲン写真のように見えまるのがにくい演出ですねえ。
さて,この「科学劇」ですが,思わぬ副産物が出てきました。
それは,「配役を決めるときに,男女の違いが際立ってしまった」ということでした。Kさんは,この話を教研の場でしたところ,「両性の自立と共生」分科会でレポートをまとめて発表することになったのです。
どんなレポートを持っていったのか。そして,県教研の分科会ではどんな議論がなされたのか。たぶん,11月のサークルで語られることと思います。
5 「武者絵」の描き方 話・実物の絵 M.K
U地区に伝わる「にわか祭り」。わたしは,ずっと「にかわ祭り」だと思っていました。「膠(にかわ)」と「俄(にわか)」じゃあ,えらい違いですね。
その祭りに曳き出される山車には「武者絵」が描かれています。それで,祭りの地元であるU公民館では,その「にわか祭り」の「武者絵」にちなんで,「武者絵」展覧会をやっているそうなんです。だから,Uの子どもたちは,この季節になると,みんな,学校で武者絵を描くんだそうです。おもしろいですね。
それで,「その武者絵を描くときのポイントを教えてみた」という報告をしてくれました。「白い地を白として活かす」という話なんて,とても新鮮でした。人間の体を描く前に,「関節」を意識しながらあらかじめチョークで書き入れる方法は,キミ子方式でもやっていますね。
コメント