珠洲たの通信・1999年11月号

 私の忙しさから,10月号の発行も延び延びになっていますが,とりあえず先に11月号をお届けします。
 というのも,12月は文字通り師走でして,第3週が忙しそうなので,次回のサークルは4日の土曜日にしようと言うことになりました。そこで,連絡も急がなくてはならないので今こうして書いているわけです。
 なお,11月の例会の案内は「電子メールのみ」となり,メールを扱っていない人には,連絡が行きませんでした。「そんなむごい」と言わずに堪忍して下さい。
 さて,我が家には,今,電気ナマズがいます。金沢でのサイエンスシアターの関わりの中でボクの家に来ることになりました。ついでに言うと,Sさんの家には電気ウナギがいます。そこで,サークルの帰りにボクの家に寄り,「電気ナマズをさわる会」を持ちました。最初に勇気を出してさわったのは,Mさんです。というか,さわる前にビリビリというかブルブルときたようです。玄関を水浸しにしながら,みんなでビリビリ体験をしました。電ナマちゃんにお目にかかりたい方はわたし邸へ,うなちゃんをご覧になりたい方はS邸へお寄り下さい。

11月の参加者(4名)
S.M(珠洲市I小)  M.O(珠洲市H小)  T.M(内浦町O中)  K.H(珠洲市H中)

資料の紹介

1.『今月の本棚シリーズ・11月号』   4p   M.O
 今月のお薦めは『パソコンで見る動く分子事典』と『初等科学誌研究MEMO』です。キミ子さんの『モデルの発見』も,キミ子方式の奥の深さが感じられます。
●近藤俊介編著『原子力発電所で働く人々』(ERC出版,1998,220ぺ,1500円)
●藤田祐幸著『脱原発のエネルギー計画』(高文研,1996,148ぺ,1500円)
●山住昭文著『江戸のこばなし』(筑摩書房,1995,203p,1100円)
●相羽秋夫著『落語入門』(弘文出版,1991,235ぺ,1400円)
●羽仁進著『羽仁進の日本歴史物語』(小学館,1999,334ぺ,1800円)
●松本キミ子著『モデルの発見』(仮説社,1999,210ぺ,1900円)
●名和秀雄著『子どもの目が輝くとき』(中央法規,昭和62,218ぺ,1300円)
●本間善夫・川端潤著『パソコンで見る動く分子事典』(講談社ブルーバックス,1999,363ぺ,1800円)
●初等科学史研究会編集『初等科学史研究MEMO1』(楽知ん研究所,1999,116ぺ,1200円)

2.学級通信『続・気球』№26,27,29   11ぺ  M.O
 №26は,6年生の理科の地層見学で,恋路へ行って来たときの子どもたちの感想を紹介してあります。
 №27は「音楽会」の感想集です。この学年は,今までほとんど歌を歌ったことが無く,声も出なかったのですが,音楽担当の先生との二人三脚で(というか音楽の先生の力の方が圧倒的に大きいが),一応満足できる発表会になりました。ほとんどの子供たちも,この発表会に満足しているし,自信も付けたようです。
 №29は,算数の《2倍3倍の世界》の感想文集です。算数で授業書をやるのは時間の関係があり,ちょっと躊躇しますが,算数の苦手な子がいればいるほど,こういう楽しさも体験させてあげたくなります。

3.学級通信『CHALLENGE』№19,20   4ぺ  K.H
 文化祭の準備や活動の中での生徒やHさんの感想がつづられています。小規模校なので,合唱は全学年でやるそうです。クラス発表(共同作品)にしても一人一人の量がすごいです。それをやり遂げた満足感は,生徒たちに自信となっていくことがよくわかります。

4.ビデオ『理科研修旅行』  8分  M.O
 サイエンスシアターが終わってすぐに,珠洲市郡の理科研究会で「秋季現地研修会」を企画しました。
 今年は魚津まで足を伸ばしたのですが,その帰り道,小矢部の「ヴォイスミュージアム」というところに寄りました。ここには,エジソンゆかりの蓄音機や電球をはじめとして,いろいろな「音と映像の機器」がそろっています。
 去年,「音と振動」をテーマにしたサイエンスシアターの時に蓄音機にはまった私は,興奮してこのミュージアムの説明を聞いたのであります。
 このミュージアムに隣接して,SP版を聞きながらコーヒーを飲めるところもあります。時々仲間が集まりSP版を聞く会のようなものも開いているそうです。みなさん一度寄られてみてはいかがですか?

 このほか,小西健二『能登の文化財としての珪藻土と絶滅鰭脚類アロデスムス』(紹介O),ホットボンド[加熱すると溶け冷えると固体に戻る原料を利用した接着剤](紹介:S)がありました。
 Kさんが,珠洲テニス協会?のホームページを作成されました。アドレス(2022年現在,ありません)はです。Kさんの今までの実践記録が読める(検索できる)ホームページも,期待したいです。また,Iさんの「仮説実験授業をとりいれた理科授業」(4月号紹介)というレポートを「珠洲たの」HPに掲載したところ,仮説実験授業研究会仲間の竹田さんからボクの所へ「私が作る予定のガリ本に載せたい」との連絡があり,Iさんと直接交渉をしてもらうことにしました(今月,『仮説とともに』というガリ本に掲載されました)。
 このように,研究仲間のつながりが広がっていくことも,ホームページや電子メールそしてサークルの良さだと思います。今後も,珠洲を大切にしながらも,珠洲だけに閉じこもらないで,全国に情報を発信し,交流をしていきたいと思います。
 なお,12月4日には,例会終了後忘年会を行います(もちろんここでのレポート発表もOKです)。参加される方はOまで連絡をしてください。場所は,宝立町の「幸ずし」です。

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