珠洲たの通信・2000年3月号

 新しい年度が始まって2週間ほどたちましたが,みなさんいかがお過ごしですか? 新しいこどもたちとの新しい出会いをどのように迎えたでしょうか? そんなことも次の例会で話してみたいですね。
 ボクは4月8日~9日に滋賀県の大津へ行って来ました。大津ではちょうど「G8環境大臣会議」をやっていて,なかなか賑やかな様子でした。歩道に立っているポールに飾ってある「歓迎の旗」のなかに子供の署名入りの手作りの旗があったのには感心しました。町全体にとけ込んでいたなと思います。(ちなみにボクは気象ネットワークなどのNGO主催の「G8環境大臣会合並行開催シンポジウム-Don’t Kill 京都議定書」という会合に出席するために行ったのです)。おかげで休みがなくなり、疲れ切っちゃって,今も眠くて仕方ありません。
 で,ちょっと休んだら元気になりましたので続きを書きます。
 さて,ボクは,ななんと,ついに待望のノートパソコンを買いました。機種はソニーのVAIOです(PCG-XR7S)。今のキャンビーを買ってから3年が立ちました。新しいパソコンはさすがに処理が早いです。スグにプログラムが立ち上がりますからねえ。それにしても,我ながら<欲望>っていやですね。3年前,キャンビーを手に入れたときには,その処理の速さとパソコンの便利さに感心していたのに,今じゃあ,大したことのない機械に見えるんですから…。
 VAIOの中に入っている新しいソフトもおもしろいですが,今回,キャンビーとLANを組むために,ネットワークについてちょっと勉強しました。パソコンは奥が深いです。
 4月は更新の月です。今年度も引き続き「珠洲たの通信」をお読みになりたい方は,年会費1000円を納めてください。

■3月の参加者(3名プラス1)
K.H(珠洲市H中)  T.M(内浦町O中)  M.O(珠洲市H小)  M.S(珠洲市I小)

資料の紹介

1.『今月の本棚2000年3月号』   4ぺ  M.O
 さてさて,今月の本のなかでも是非読んでほしいのは,石川県が生んだ反戦川柳作家-鶴彬に関する伝記です。川柳に興味を持っていたボクも,こういう人がいたことをはじめてしりました(まあ,ボクが好きなのは「江戸川柳」なので,現代の作家を知らなくてもイイのですが)。田辺さんの本で紹介されていたので,インターネットの検索で「鶴彬」関連の出版物を調べて手に入れました。メールにも書きましたが,鶴彬の本は2冊ずつありますので,ほしい方は定価でお譲りいたします。
●川崎勝平著『舞鶴叢書・都々一坊扇歌』(常陸太田市,1989,81ぺ,700円)
●『平成サラリーマン川柳傑作選』(講談社,1991,204ぺ,1000円)
●『平成サラリーマン川柳傑作選・3杯目』(講談社,1993,214ぺ,1000円)
●田辺聖子著『川柳でんでん太鼓』(講談社,1985,344ぺ,1200円)
●岡田一杜・山田文子著『川柳人・鬼才「鶴彬」の生涯』(情報紙出版,1997,208ぺ,1300円)
●深井一郎著『反戦川柳作家 鶴彬』(情報紙出版,1998,224ぺ,1300円)

●渡辺信一郎著『江戸のおしゃべり-川柳に見る男と女』(平凡社新書,2000,244ペ,680円)
●吉田洋一著『数学の影絵』(角川選書,1969,283ペ,当時480円)
●初等科学史研究会編集『初等科学史研究MEMO2』(楽知ん研究所,2000,126ぺ,1200円)
●歴史の謎を探る会編『あの人物は「その後」どうなった?』(河出書房新社,1999,218ぺ)

2.学級通信『CHALLENGE』№26,28   4ぺ  K.H
 どっかに出ていた文章からの引用だという次の文が,印象に残りました。
「雪の誕生」…雪が複雑な結晶をしていることは誰でも知っていると思います。この芸術的ともいえる雪の結晶は,その核になるものがないと結晶にならない。それが,実は大気中のほこりなのだ。(中略)もし,空気が澄んでいて不純物がまったく含まれていなければ,あの美しい雪の結晶は見られない。純粋培養ではほんものが育たないように,適度な汚れは自然界では必要不可欠なものなのだ。(後略)
 あと,立志の式に絡んで「なんで元服なんてやるの?」ということも話題にもぼりました。

3.『6年生の取り組み』   4ぺ  M.O
 校内の研究紀要用に書いた資料です。
 内容は仮説実験授業です-と言いたいところですが,仮説とは全く関係のないことについて1年間のとりくみをまとめてみました。
 たまにはこういうレポートもいいでしょ。

4.学級通信『続・気球』№36,38,40,41   22ぺ  M.O
 《ゴミと環境》の授業記録です。第5時間目から第10時間目の記録です。
 授業書で言うと第2部の部分の記録となります。6時間目の授業は,校内研究で公開授業でした。総合的な学習の一例としてやってみたのですが,さてさて,どう思われたでしょうか? まあ,全体的な雰囲気としては「Oさんのやりかたはそれはそれでいいんじゃない」といったところですね。

5.『第3部 ゴミのゆくえ』   11ぺ  M.O
 《ゴミと環境》の第3部は,そのままでは「狭山市」の話になっています。そこで,この部分を珠洲市用に作り替えてみました。以前,少し作ったものがあったので,それもベースに改訂版を作りました。このときの記録は,次回の例会に持ってきます。
 まだまだ改訂すべきところがあるので,みなさんの知恵もお借りしたいです。

6.抜粋『算術教科書・上巻(明治30年)より』その3   4ぺ  M.O
 昔の教科書からの引用シリーズ第3弾です。
 今回は,同書より「第3編 諸等数」「第4編 整数の性質」から,抜粋しました。詳しくはホームページ(まだ未掲載)の方でご覧ください。

 このほかに,北陸中日新聞記事[2000.2.25]『日本海の呼称問題』『富山湾のしんきろう発生で新説』(紹介:O)がありました。

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