珠洲たの通信・2015年4月号

 GWもすぐに終わっちゃいました。待ちに待っていたのに,そういうものに限って時間が経つのが早いんですよね。
 新学期が始まって,昨年度とようすの変わった人もいたようです。ま,私と言えば,代わり映えのしない職務内容ですが…。みなさん,少しは今の「位置」に慣れたでしょうか。慣れるヒマもないほど,忙しいのが現場ですがね。
 2月に親父が死んでから,なにかと非日常的なことがつづいていましたが,3月末に無事,満中陰(49日のことをこう呼ぶこともはじめて知った)が終わりました。が,今度は,家の3分の1を改築するために,これまた不便な生活を強いられています。今後,台所を触るんですが,出来るまで(1か月くらいかと思っている)は,食生活にも不便を来すことになります。まったく,困ったもんです。どっかに移り住むのは,高齢の母親にはきついですからね。
 学校現場は,ますます厳しく・窮屈になってきていて,ホントにいやなんですが,こういう状態にすんなり適応できている若者って,逆にどうなんだって思います。適応できない方が,もしかして,人間としてまともなんじゃないかってことまでおもっちゃいます。が,しかし,若者っていつの時代もそんなものなのかも知れません。適応力がなくなってくるのが老兵たちなんでしょう…。だから,去るときが近い…。
 少しでも,風穴を開けて,気持ちのいい風が通る職場で勤めたいものです。

■4月の例会の参加者(4名)
 K.T(N町U小) ,  K.H(S市MT) , M.O(S市T小) , M.N(K市K小)

資料の紹介

1 「ブログ的気楽レポ4月号」A5 4p          M.O
 年度末から,遠山啓さんの著作集を読んでいます。なんでかというと,<算数教育について,もう一度,原点から見直してみたいなあ>って思っているからです。新しくなった教科書も,まだしっかりとは見ていないので,一度,じっくりと調査してみたいと思っています。いつになるやら…。
 今回は,久しぶりに3学年分の理科の「私的年間カリキュラム」を作ってみました。
 3年生は,高学年より理科の授業時間数が少ないのですが,教科書が授業書をやりやすい内容になっているので,時間の許す限り,どんどん授業書をやっていきたいです。
 5,6年生は「実践記録」のしばりがあるので,あまり大胆なことは出来ません。それでも,時間を作って,なんとかたのしい授業を入れていきたいと思います。6年生なんて,5月に入っても,まだ《もし原》をやっているんですが,大丈夫かなあ。大丈夫なはずです(^^;;
 先ほども言いましたが,算数は,もう一度,算数科全体を自分が勉強し直すつもりでいます。が,今のところ,今まで通りのすすめ方しかしていないのが残念。
 ただ,6年生の授業では,「対称な図形」につづいて「量の単位の仕組み」を2番目に持ってきました。本当なら,「量の単位の仕組み」は,6年生最後の単元なんですがね。そして,仮説社から出ている「単位ものさし」も20コ注文(学校予算で購入)しました。これで,6年生とは年間を通して単位換算について,何度もこのものさしを使って復習が出来ます(このものさしについては5月のサークルで詳しく話をします)。
 あとは,新しく児童の委員会を立ち上げたと言う話。減らしていくのが普通なのにね。今のところ,ゆっくりと発進しています。

2 「ちっちゃな科学者たち・第1号/第2号」 A5 4P      M.O
 小学3年生とやっている《空気と水》の授業通信です。
 第1号では,「科学入門教育としての仮説実験授業」について,書いておきました。まだ,仮説実験授業という言葉は使っていませんがね。理科とはじめて出会う子どもたちには,生活科の延長のような「春みつけ」よりも,本格的な科学の授業=仮説実験授業で,出会いさせたいものです。
 この授業では,
○今日,はじめて理科をしてたのしかったです。
なんて感想をもらえましたよ~。
 第2号は,「スポイト競走」のあとの感想特集です。
○このまえ,はじめてスポイトをしました。やりかたはわからなかったけど,やりかたがわかるととてもたのしくなりました。 
いいねえ。スポイト競走は,YouTubeからディズニーの音楽を流しっぱなしにしての競走でした。踊りながら,水運びをしていました。可愛いなあ。

3 「科学の広場・第1号」 A5 4P      M.O
 今年度の5年生の理科通信です。《もし原》を3時間やったあとで,授業感想を書いてもらいました。
○わたしは,あまり真空はないと思ったけれど,立方体の中には,25コくらいしかなくて,真空がけっこうあるということに驚きました。
 昨年は,どの理科通信も1号で終わっちゃったので,今年は,もう少し発行しようと思います。

4 「すずたのレポート」 A4 2P            M.N
 久しぶりに顔を出してくれました。
 今年は,理科専科になったそうです。3,4,5年×2クラス+6年×1クラスの授業だそうです。そうそうそれに体育も1クラス。理科が20時間+体育3時間ってことでしょうか。私と殆ど変わりませんな。
 Nさんは「いろいろなクラスの子ども達とふれ合えるのは,これはこれで楽しいなと思いました」と言っていますが,わたしが,その年齢で担任を持てないって思ったら,多分,めちゃくちゃ落ち込みますね。学級王国が大好きでしたから。今じゃあ,学校で足並み揃えることが多くなって,やりにくいったらありゃしない。
 おっと,レポートにもどります。
 今年の仕事の第2番目が「特別活動担当主任」だそうです。普通の学校にはないことですが,これは,学校全体の行事に関わるってことなので,中堅のNさんにはぴったりでしょう。
 あと,北陸新幹線開業日の行動についてです。わたしは,Nさんの行動の一部はFBで知っていたのですが,知らなかった人にとっては,ビックリする話だったようです。そこまでやるか!って思います。その行動力に脱帽。どんなことにせよ,好奇心があって,行動にまで移せる人は,絶対に教師に向いています。ある面,いつまでも子どもっぽいところがあるんですよね。それも大切。

5 「MY BOOK 2015年4月号」B5 2p           K.H
 毎月,読んだ本を紹介してくれています。今月は,次の4冊を紹介してくれました。
・ジェファーレ・L・スコット著『フランス人は10着しか服を持たない』(大和書房)
・佐竹重泰著『〈たのしい授業〉という力』(ガリ本)
・有働由美子著『ウドウロク』(新潮社)
・小出裕章著『原発のウソ』(扶桑社)

 ガリ本である『〈たのしい授業〉という力』は,山路さんが編集された物です。私も読んだことはないので,今度,貸して下さいねえ~。

6 「カメラレポート2015年4月」 B5 2ぺ         K.H
 今月は,時間がなかったので,十分に検討することは出来ませんでした。が,確実にHさんのカメラの腕が上がっているのが分かります。
 今月の写真のテーマは「桜」。「珠洲の谷崎の桜」と「石川門・兼六園の桜」の写真を8枚見せてくれました。近景あり,遠近感ありのいろんな写真です。
 今後は,是非,FBにもアップして下さい。わたしもときどきお気に入りの写真をアップしますから。

7 小原茂巳講演記録「奥能登大会プレ大会にて」B5 8ぺ    K.H
 Hさんは,退職されてから,毎月のように,以前の講演をテープ起こしして下さっています。ありがたいことです。
 今月持って来て下さったのは,2010年5月に,和倉温泉「のと楽」で行ったプレ大会での小原先生の講演記録です。
 小原先生は,この年の3月まで中学校教師でした。その後,4月からは明星大学だけに勤めることになり,それからほんの1月しかたっていない中での講演です。
 ところで,話し言葉を,文字に翻訳するときには,「えー」とか「うー」とかは,省略した方がいいのはもちろん,ほかにも「読みやすくするための技術」があります。Hさんのテープ起こしの文章を読みながら,そのテクニックって何かなあって考えています。Hさんが起こした文章は,少しずつ読みやすくなっていますから,それが,どんな点に注意をしたからなのかが分かればいいですね。
 子ども達との授業記録では,「えー」とか「ほれでも…」とかいう言葉も無視できないのかも知れません。スラスラ言えたのかどうかということも,討論の内容や授業の雰囲気を検討をする時には,大切なこともありますからね。

 なお,この通信(B5で編集した)は,PDFファイルに変換して,FB上で添付しています。是非,個人のFBを作り「珠洲たのFB」にも参加して下さい。「サークル通信」をもらえるだけではなく,いろんな交流もできますので。最近は,このFB上の意見交換がけっこう盛んです。このサークルも,ちゃんと時流に乗っているってことでしょうか。紙媒体も大切。でも,ネットでサクサクつながるのも大切。いろいろな形で,刺激的な交流を続けることができればいいと思っています。

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