珠洲たの通信・2013年11月号

2013年度

 「やろうと思えば,できるんだ」と自分をほめています。
 21日のサークルとその後の忘年会を控え,通知表を早くしあげようと思って,がんばりました。すると,なんということでしょう。14日の土曜日,1日だけで,ほとんどできあがるではありませんか。テストのマルツケ2枚を含めてのことです。20人学級なんてちょろんもんですなあ。あはははは…。しかも,こうして,「サークル通信」を書く余裕まで生まれています。わたしは,えらい!
 さて,先日,ある研究会仲間から教えてもらって,三宅なほみ講演会に行ってきました。門前東小学校であったのですが,これって,本当に,講演会だけなんです。授業や研究発表なんてなし。講演会に行ってみると,事務所から2人,あと,外部からは10人ほど参加していたようです。私は,前日に管理職にOKをもらい,参加希望の電話をしたので,受付名簿の一番下に名前が書いてありました。外部からの方は,「仕方なしに来ていたのでは…」という気もしました。門前東小は,来年度,発表をするそうです。この講演と,そのご調べたことについては,次のサークルまでに何とかまとめてみます。

■11月の例会の参加者(4名)
 M.S(S市T小)   M.O(N町U小)  K.H(S市M中)  M.K(N町U小)

今月の写真

資料の紹介

1 「風はどこに吹くのか?(11月号)」 B5 5P     M.S
 うちの学校には職朝がありません。だから,こんな文章は書けないのです。
「職朝で管理職が口を開くと,ホントにつまんないことのオンパレードですね」(レポートより)
 さて,今回の話題は,まず「特別時間割」についてです。中学校なので,文化祭というものが開かれるわけですが,それに割く時間が多いことにびっくりしています。たしかに,私がいた頃の中学校とは比べものにならないくらい多いですね。
 問題は,「その練習時間・準備時間に,ちゃんと子どもたちがイキイキできる場があるのか」ですが,どうもそうはなっていないようです。私が感じたのは,「小学校の調べ物グループ活動」のように,「忙しい子は忙しいけど,多少遊んでいるヤツがいても,なんとかできあがる…みたいな時間になる可能性もある」ということです。
 次に「折り染め習字」について,教えてくれました。
 「折り染め習字」は,『たのしい授業』(仮説社)にも,何度か取り上げられているので,その存在は知っていたのですが,やはり,本物を前において,作り方を説明してもらえるのは,うれしいです。一番驚いたのは,「折り染め→書く」の順ではなく,「書く→折り染め」の順でしあげるということです(『たの授』№369)。習字をした後で,それを折って染めるなんて,「墨で書いた字はぼけないの?」と思うところですが,どうも墨というのは,そういうものらしいです。ただし,最近の「水で洗って落ちる」というような墨汁はアウトです。また,使用する和紙もいい和紙があるようです。詳しくは,『たの授』などをごらんください。
 Sさんは,この方法で,百人一首なども書かせたそうです。パソコンで打ち出した手本を写したそうです。発泡スチロールで,自分だけの落款も作って,習字に一押しして完成。文化祭で展示すると,とても華やかだったようです。
 楽しんで,しかもそれなりに見映えがして,そして時間もかからない…もちろん,子どもも保護者も満足…そんな作品や演し物を準備するのも,教師の大切な役目かも知れないと思いました。

2 「MY BOOK 2013年11月号」B5 1p        K.H
 今月は,以下の4冊を紹介してくれました。
○板倉聖宣著・中一夫選『いま,民主主義とは』(仮説社)
○田辺守男著『たのしい学級担任の春夏秋冬』(ガリ本)
○『風立ちぬビジュアルガイド』(角川書店)
○CD坂本冬美『Love Song』(EMI)

 先の2冊は,先月も紹介してくれたものです。
 坂本冬美のCDには笑いました。だって,これ,私も持っているんです。たまたま高速のサービスエリアで見つけて,暇つぶしに購入して聞いてみたら,これがけっこういけるんです。そこで,第2集も見つけて,買っちゃいました。坂本冬美がほかの人の曲を歌っているんですが,坂本冬美の味つけになっていて,いいですよ。

3 「劇の台本を書いてみた」「両性部会に出てみた」A4 7p     M.K
 この日,お寺の雪囲いの仕事が入って(予定されていた日が雨で,この日に伸びたのだ!),Kさんのレポートを聞くことはできませんでした。だから,読んだだけの感想を書いておきます。
 この話は,以前,サークルでも話題になりました。
 劇の配役を決めるときのこと。子どもたちは,昆虫にでさえ,なんとなく女性っぽいものとそうじゃないのをわけているんです。また,教師や子どもが,昆虫のセリフを考えるときにも「女言葉」を使ったりして…これって,どこまでがジェンダーに触れるわけ??
 さて,Kさんは,このレポートを持って県教研「両性部会」で発表をしてきました。レポート発表自体は,みんなに予想を聞きながらの発表で(レポートがそういう風に編集されている)なかなかいい反応をもらったようです。
 が,そのあと,彼は,あえて地雷を踏んでみたのでした。
ふつうの感覚を持っていれば,自分とちがう存在,トランスジェンダの人に「ヘンだ」と思ってしまうってのは,自然なのではないか? しかたないのではないか?
と,爆弾発言!。
 場が一瞬,「し~ん」となり,共同研究者からは雨あられの…。
 その顛末を書いてきてくれて…臨場感あふれる文章でおもしろかったのですが,ぜひ,それを生の声で聞きたかったです。それが残念!!

4 「「聖書」から」A4 2p  M.K
 これまた,以前,何かのきっかけで話題になった「聖書」について,その周辺のことをまとめてきてくれました。あのときは,聞くだけだったけど,こうしてレポートになっていると,いつでも確認できるのでうれしいです。
 それにしても「聖書の中身を知っていることが当たり前」として書かれている翻訳文(小説や論文)を読むのはつかれます。だって,私たちは,そんなこと,ほとんど知らないんだから。あちらの人は,科学的に考えることとキリスト教徒であることは,全く矛盾しないで存在しているようで,私には不思議です。
 「ジーザス・クライスト・スーパースター」といえば,ロックミュージカルにありませんでしたっけ。高校時代に買っていたロック系統の音楽雑誌で見たような気がします。ロックを聴くのにも,こういう知識は必要なんだよなあ。
 今回の話とレポートで「旧約」と「新約」の違いがやっと分かってきた私です。それにしても,「新約」のことは,依然としてよく知らないなあ。
 Kさんは,自分の好きな作家の文章の中身を理解するために,聖書なども読んでしまうなんてすごいなあ。

5 「ブログ的気楽レポ11月号」A5 12p    M.O
 今回は,プリンターが不調で,なんともへんなページ割りのまま持って来てしまいました。たいへん失礼しました。12月のサークルでは,ちゃんと製本しなおしたものを再配布しますね。
 今月は,この秋に参加した「二つの研究会」で思ったことや,そのあとで学びなおしたことをまとめてみました。
 まず「県教研理科分科会」のことについて,特に,私が気になったレポートについて,コメントを書いてみました。
 Sさんのレポート発表は,高校生が引きつけられる授業そのものでした。とても楽しかったです。また,当日は「何か違和感があったんだけど,うまくコメントできなかった」レポートについても,「実験を解釈する授業の限界」という視点でまとめてみました。
 さらに,Nさんのレポートについては,その話題から発展して,体の学習の教材研究の新たな視点として「水びたしの体の中」「溶けるイメージづくり」という提案をさせてもらいました。
 「水びたしの体の中」は,人体の水分の量を考え,次に,血管の中の血液の量を予想し,その他(血液以外)の水はどこにあるのかを考える…というような授業です。そのときに,その水の中を栄養分が自由に行き来するためには,「水に溶けるもの」に変化していなければならないこと。逆に,もし,栄養分を貯めておくのなら,それは水に溶けない物質にしておかなければならないのではないか…そんなことも,考えてみました。これは,まだまだ荒削りな教材観でしかありませんが,これから,もう少し掘り下げて調べてみたいです。
 次に,「郡理科部会の授業研究会」の感想を書いてみました。「生産者」「消費者」「分解者」に関わる授業でしたが,その「分解者」という定義の変更について,いろいろな思いを書きました。私は,整理会でも,自分の意見を述べたのですが,県教育センターの指導主事は,私の質問に答えるでもなく,答えないでもなく…,あまりスッキリしない回答でした。というか,最近の学力向上とは,やや視点の違う助言だったので,なんとなく安心もしたのでした。 

 ほかにも「教育をわたしたちの手に取りもどそう」(県教研理科分科会に配付,O)「カメラレポート2013年11月」(H)「磁極探知カード(上の写真,紹介:S)などがありました。
 さて,12月は忘年会です。サークルの後,下記の通り予定していますので,みなさん,じっくり飲み語りましょう。
  開催日時 12月21日(土)午後6時頃~(5時30分には誰かがいます)
  場所   幸ずし(和室) 見附島の見えるお寿司屋さん。でも夜だから… 
  予算   時価

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