珠洲たの通信・2007年6月号

 先月号の通信はいろんなところでミスがあって,「今日はサークルがあるのか!」という問い合わせの電話もあり,お騒がせしました。通信を作るときには先月号をもとにして作っているので,そういうことになるわけです。職員会の議案書でも,もう転勤してしまった人の名前が出てたりして,苦笑することもありますが…。再点検をして印刷しないといけないね。反省(__)
 さて,もう少しで1学期も終わりますね。みなさん,授業の方はどうですか? 進んでますか? いろんな提出書類もあるし,成績処理もあります。大変あわただしいですね。
 が,しかし,毎日が「まとめ,まとめ」「テスト・テスト」ばかりじゃあ,子どもたちも教員もやっぱりつかれます。教科書が一段落したら(たとえあと1単元積み残していようと…),たのしいものづくりや授業プランをしてあげたいものですね。スキマ時間の活用ですね。私は,サマー・サイエンス・スクールの予習として,「ドライアイスで遊ぼう」を2時間続きでやるつもりです。6年生の子どもたちは,きっと喜んでくれると思います。
 夏休みには,どんな研修に行かれますか? ぜひ,いろいろな場所での話題を9月に共有したいと思います。また,レポートして下さいね。よろしく!

■6月の例会の参加者(7名)
 R.S(N町U小)   K.H(S市M中)  M.O(N町U小)  H.H(S市S小)  R.H(N町Y小)  T.M(N町M小)  K.Y(NYSB)

資料の紹介

0.カードゲーム「ゴン太」    紹介 M.O
 いやー,盛り上がりましたね。たかがひらがなのカードゲームなのに,なかなか頭を使います。カードのルールは簡単。手持ちの札から言葉を作って場に出すだけ。ただ,すでに場に出ているカードに手持ち札を付け加えて,言葉を再構成することも可。それが,また頭を刺激するのです。
 このカードなら,低学年の子どもたちだけでなく,高学年の子どもたちにも受けるでしょう。学級で一斉にやるためには,数セット用意しなければなりません。夏休み前の暑い教室や夏休みあけのリズムに乗らない教室でやってみてはいかが。

1.「ブログ的気楽レポ・6月号」 B5  8ぺ   M.O
 まず最初の話題は,「常椿寺と丸木位里・俊夫妻」の話。
 あまり広まると困るそうなので,ここでは大きな声では言えませんが,とにかく,大藤で有名な宇出津にある常椿寺の庫裏やら本堂やらに位里・俊夫妻が書かれた絵がいくつかあるのです。詳しいことは,夏休みにでも出かけていろいろと取材をするつもりです。一緒に行きたい人は,私にご連絡を。研修で出かけましょう。
 今年担任しているのは33名。この中には,ま,いろいろと問題を起こす子もいます(問題児ではありませんよ)。その子とのつきあいを少し書いてみました。これもまた通信上ではあまり詳しく紹介することはできません。いろんな疑惑があるA子の居場所をクラスの中にどう作っていくのか。それが私に与えられた課題です。
 3つめの話題は,教え子との再会です。教育実習に来ていた青年とゆっくり話をする機会がありました。彼を担任したのは小学5,6年生のころ。授業の話や毎日の生活について,当時の話で盛り上がりました。この内容については,「教え子との再会」というタイトルで珠洲たのHPに載せておきますので,読みたい方はそちらでどうぞ。
 今月の本棚は,以下の2冊だけ。まだまだ,学校生活に慣れる方に時間をとっている私でございます。
○杉山亮編著『朝の連続小説2』(仮説社,2007,222ぺ,2000円)
○千葉保監修『コンビニ弁当16万キロの旅』(太郎次郎社エディタス,2005,110ぺ,2000円) 
 2冊目の本に関しては,後ほど授業プラン化しようと思っていますが,さてさてどうなることやら。夏休みの楽しみのひとつではあるのですが…それよりも,県理科大会の授業が決まっていない…。

2.「自閉症の2人学級」 A4  1ぺ  K.Y
 今年度のYさんの学級は,持ち上がりの2年生と新入生の2人。2人とも自閉症と診断されているそうですが,やはり,一人ひとり持っているものは違うようです。
 今回も,いろんな教具をもってきてくれました。手作りの教具で試行錯誤をくり返す毎日。いつも言っていることですが,ここに<教育の原点>を感じる私です。
 あるとき,ペンを持っても「殴り書き」だけだった太郎(仮名)の線が,ある目的を持って動くようになったそうです。そのときの様子も詳しく再現してくれました。
 私も昨年,ある子への指導の中で,「点と点を線で結ぶことがどうしてこんなに難しいのだろう」と思ったことが何度もあります。だから,それができるようになったということに素直に喜ぶことができるのです。と同時に,「点と点を結ぶということは,脳に何が起きているのだろうか」「できなかったときとできたときとでは,何が違うのか」が大変気になるのです。
子どもに対して「何をさせたいのか,何ができるようになってほしいのか」をはっきりと明確にして学習内容を考える。少し続けて,できないから学習内容をすぐに変えるのではなくて取りあえず継続して行うことの大切さを実感しました。
とYさんは言います。この言葉は,なにも特学だけに当てはまることではないでしょう。
 我々も「教科書に出ているから教える」から一歩ふみ出て
「○○ができるようになると××だ。だから,そのために今これを教えたい」
という明確な目的を持ってカリキュラムを組むことができれば,子どもへの対応ももっともっと子どもを向いたものになると思います。「教科書にあるから教える」→「できるやつもいるのに,できないお前が悪い」とならないために,じっくりとかみしめたい言葉でした。
 「森へ」(6年国語)を教えるのはなぜか。それを教えないときと教えたときとでは,子どもの何がどう変わるのか。また,変えたいのか。何をつかんでほしくて「森へ」を取り上げるのか。そんなことを思いながら,国語の本を読んでいる私でした。でも,答えが出ないまま,単元が終わろうとしている(^^ゞ

3.第6学年道徳学習指導案  4ぺ     H.H
 5月に校内研修でやった授業の指導案と資料を持ってきてくれました。
 この校内研修は元小学校教諭の金森俊朗さんをお迎えして開かれました。昨年度まで私も研究同人だったこともあり「一緒に研修しないか」とお声がかかり,現校の校長にお願いして参加させてもらいました。ただ,この研修会は,なんと3時間目から午後5時頃まであり,さすがにこれだけ長く学校を開けさせてもらうのも気が引けたので,4時間目の金森先生の授業から参加させてもらいました。
 このHさんの授業は,3時間目に公開したものです。ですから私は見ていません。
 このときHさんの授業は「献体」ということについて書かれた文章をもとに,命について考えるという授業でした。整理会では,金森先生からいろいろと鋭い指摘があって,とっても刺激的な会となりました。
 このときの様子は,同じ学校でサークル仲間のKさんが記録をまとめているはずです。また授業の方もDVD化してもらうようにHさんにお願いしてあります。さらに,午後からの講演内容そのものについては,前半部分はすでにCD化して,一般のラジカセで聞けるようにしました。ご入り用の方は,また連絡をして下さい。
 ただ,金森先生の著作権も問題も絡んできますので,サークル内だけでの配布にさせてもらいます。他にコピーなどを配らないで下さいね。

4.学級通信『バジル』 B5  8日分  M.O
 今回持ってきた学級通信の内容は,以下の通りです。
 No.36「インターネットの功罪」
 No.38「もしも原子が見えたなら」を学んで(仮説実験授業)
 No.39「もしも原子が見えたなら」の感想・2
 No.41「もしも原子が見えたなら」の感想・3
 No.43「新しい朝の会・終わりの会始動」(学級指導)
 No.44「掃除場所を担任が決めたわけ」(学級指導)
 N0.46「綱引き大会が終わりました」(PTAに対して言いたいこと)
 No.50「放置自転車の問題を考える」(道徳記録)

5.「MY BOOK 5・6月号」 B5  1ぺ  K.H
 『アリスと悟空の数学旅行(正負の数)』(榊忠男著,国土社)の紹介をしてくれました。榊さんは,数教協で活躍されている先生です。著書もたくさんあります。授業の参考になる内容が満載の本たちですよ。

 そのほかに,走り高跳びの目標記録と記録表(O)も持ってきました。「体育カード」や授業配布プリントなどを持ち寄るのもいいかも知れません。いつかはだれかの役に立つかもね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました