教育界では、一時期、構成的グループエンカウンター[以下SGE と略す]という活動が流行したことがある(退職したので現状は不明)。石川県でも、なぜだか急に、県内の小学校5年担任の悉皆研修としてこのESD研修が行われた。そしてその研修を受けて「授業にも取り入れてほしい」という話もついてきた。
わたしは悉皆研修の前から、SGEについて本を読んだりエクササイズ例を調べたりして、「これはなかなか面白そうな活動だなあ」とは思っていた。ただ、あまりにも「わざわざ仲良くなろう感」も見えたりして「ちょっとこれはなあ」という気持ちも併せ持っていた。
それでも普段のつまらない学級活動や道徳の授業よりも、なにか活動があった方がマシだろうと思い、時々SGEのエクササイズを取り入れてきた。
本ページで紹介する指導案は、SGEのエクササイズの中でもやりやすい(人と人の体の触れ合いもない)聖徳太子ゲームを取り入れた学級活動のものである。このSGEは、外国語活動でも取り入れたこともある。
指導案 協力し合って(SGE「聖徳太子ゲーム」)
ただし、最後の「まとめ」の言葉は大変気持ち悪いのでスルーした気がする。わたしは、こういう押しつけは好きではない。でも教育界の常識は授業の最後に「まとめ」をすることなんだよねえ。オープンエンドで終わることこそ、大切な時もあると思うのだが…。何を感じるかは、その子次第。それをお互いに交流して終わり…でいいんだよね。
コメント