ずいぶんとご無沙汰しております。
ちょっと仕事が手羽ってくると,サークル通信が滞ってしまう悪い癖がでてしまい2ヶ月ほど空いてしまいました。12月には,楽しみな会が控えているというのに,こんな風に“ぼおっ”としているわけにもいきませんね。
11月と言えば,じっくりと授業に取り組める季節…のはずですが,これがなかなか…なんやかんやで,落ちついて授業ができません。仮説をやっても集中して授業が組めないのでなんか,散発的。級外の悲しさです。
先を見れば,あとひと月で2学期も終わりです。単元は進んでいるようで,遅れているようで…。なにせ,35で割り切れない授業時間数なので,学期によって週に2時間だったり3時間だったり。なかなか計画が建てづらいのです。みなさんはそんなことありませんか?
さて,11月の例会は,日曜日の午後1時30分からですので,お間違えのないようにして下さい。
■9月の例会の参加者
M.S(NYSB4年) T.M(N町M小・3,4年) H.H(S市S小6年) M.O(S市S小級外) M.K(S市M小)
今月の写真
資料の紹介
1.『ゆっくりと』 B5 2ぺ M.S
夏休みを終えて,子どもたちとの久しぶりの出会いである日-9月1日-を気持ちよくむかえる担任のSさん。「たった1秒でもいい,私を思い出してくれたら」という思いがマサキに通じたようです。
市立の小中学校の1日とはまったく違った「9月1日」が,とても暖かく感じられる短編レポートでした。
2.『唐津大会に参加して』 B5 4ぺ M.S
8月の仮説実験授業全国大会に参加してきたSさんの大会の感想文です。
仮説の夏の全国大会は,独特の雰囲気があり,一度行くとやみつきになります。そういうボクは,もう5年ほど行っていませんが…。Sさんからのメッセージ。
遠いなーと思っていても,行くと,それだけ価値あり。やはり大会は,自分に力をくれますね。いろいろな人に出会え,モノを見つけ,とにかく楽しい。くせになるというのは,まさにこのことです。来年の香川大会も,もちろん行くつもりです。みなさん,いっしょに行きましょう!
自分のレポートを持って行って,それに対する反応やこちらからの積極的な働きかけで,どんどん人の輪が広がります。
ん~,来年はボクも行きたいなあ。
3.「忘れなれない 一年」 B5 18ペ+おまけ M.S
先の仮説実験授業全国合宿研究会(佐賀大会)に持参したレポートを持ってきてくれました。
内容は,昨年度の大変だった一年をまとめたものです。この話については,サークルのメンバーは,毎月リアルタイムで聞いていたので,よく知っているハズですが,こうしてまとめたのを読むと,一年間の担任や子どもの変化がよくわかっておもしろいです。
たいへんなクラスをもって,気合いが入る担任。楽しいことをするのになかなか変わってくれない子どもを見て,期待はずれを感じ始める。そして,「楽しいこと」さえもできなるなると,さらに子どもとの関係がこじれてくる。
教師は「子どもを変えたい」と思うもの。
ボクも「俺が担任すれば,どうにかなるさ」と思ったこともある。
これは誰でもそうかもしれない。そこに,落とし穴がある。過剰な要求で子どもを追いつめることもあれば,「善意の押し売り」(教師本人はそう思っていない)を受け入れてくれないといって,子どもたちを非難する。私たち教師が陥りそうな例として,しっかり学習させてもらいました。
結果良ければ全てよし-と,子どもたちとのいい別れができ,研究会のたくさんの人と知り合えたのは,すべて菅原さんが悩んだからですよね。「ドッチに転んでもシメタ」を地でいくお話でした。
4.「ものづくりの紹介」をたくさん M.O
8月の中旬に,蛸島の鉢ヶ崎オートキャンプ場で,東京の仮説のメンバーとお会いしました。メールを通して知り合った方です。能登が大好きで,もう何度も珠洲に訪れているそうです。その証拠に,なんとシーサイドや大丸のカードまで持っているのです。さらには,ろばた焼「あさ井」の電話番号まで携帯に入っていたりするんですから,すごいでしょ。
で,そこで,いろいろなものづくりの紹介や,おみやげを頂きました。こちらからは,情報らしい情報は持って行かなかったので,ちょっと申し訳なかったなあ。
先月号のサークル通信にも書いたように,このときに教えていただいたものづくりを9月のサークルで,た~くさん紹介しました。どれも,子どもたちが喜びそうなものです。ただ,実際にその場で作ったのは一部ですので,今度また,材料を準備して作ってみたいと思います。
紹介したモノの一部を項目名だけ上げると次の通りです。
・フィルムケースコマ「地球と月」「太陽系」(ボクの超おすすめ)
・弁当パックで立体模型(これも超おすすめ,簡単で感動)
この2つは,いずれも『青少年のための科学の祭典・2005全国大会』の実験解説書からとったものです。
・しおり(チラシやカレンダーの切り抜きから作ったかわいいもの)
・コースター(きれいな幾何学模様の厚紙と糸による芸術作品)
5 「今月の本棚2005年9月号」 紹介 M.O
9月のサークルには「今月の本棚」を書くことができませんでした。このあと,機会があれば文章で紹介しようとは思いますが,なんせ,リアルタイムではないと感想を書くのも難しいと思いますので,今回は読んだ本の題名だけ紹介しておきます。もしも,2回目読んだら,サークルで紹介することがあるかもしれません。
以下の本はいずれも8月に読んだ本なので,どうしても戦争物が多くなりました。戦後60年。現在の日本の政治状況を見ると,いろいろと考えさせられます。
○勝尾金弥著『この父にして-藤岡作太郎・鈴木大拙・木村榮の幼時』(梧桐書院,2004,287ぺ,1600円)
○金澤治著『LD/ADHDは病気なのか』(講談社+α新書,2003,238ペ,880円)
○井筒和幸他共著『憲法を変えて戦争へ行こうという世の中にしないための18人の発言』(岩波ブックレット№657,2005,62ペ,500円)
○溝上憲文著『隣の成果主義』(光文社,2004,281ペ,1000円)
○板倉聖宣・塚本浩司共著『力と運動編③衝突の力学』(仮説社,2005,139ペ,2000円)
○D・カーネギー著『人を動かす[新装版]』(創元社,1999,346ぺ,1500円)
○鳥山敏子著『賢治の学校』(サンマーク出版,1996,260ペ,1500円)
○ジョン・ダワー著『敗北を抱きしめて・上』(岩波書店,2004,378ペ,2600円)
○山中恒著『戦争のための愛国心』(勁草書房,2004,273ペ,2300円)
○丸木俊著『幽霊-原爆の図世界巡礼』(朝日新聞社,1972,305ペ,740円)
その他に,授業プラン『輪切りわかるかな』(紹介・実演:O)がありました。また,Sさんが持ってきた「奥能登・楽しい授業入門講座」の案内の原案を見ながら,12月の会について話し合いました。珠洲たのサークル単独で会を主催するのは,もう10年ほど前の新居信正氏の公開授業及び独演会以来です。そこで,準備がうまくいくのかちょっと心配なのですが,まあ,根が暢気な者がやりますので,どうにかなるでしょう。
とにかく,11月の例会では,前半,レポート発表やものづくり。後半は,12月の会の打ち合わせになると思います。どうかみなさん,都合をつけて来てくださいね。あと,12月の会にお誘いすることも忘れずにお願いします。
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