珠洲たの通信・2003年12月号

 11月の途中から,計画入院をする羽目になり,みなさんにも何かとご心配を書けました(「心配してねーよ」←陰の声)。1週間で退院できるだろうっていっていたのですが,結局2週間かかってしまいました。しかし,お陰様で,娑婆の喧噪の世界から,ゆったりとした病室にくつろぐことができ,今まで読んでいなかった本なども持ち込み,じっくりと読書をすることができました。そして,また,ミニパソコンを持ち込んでメールチェックもしていました。新聞配達の人が病室まで来てくれるので,6時30分過ぎから朝刊を楽しみにしていました。なんとも優雅な時間でした。
 アルコールも一ヶ月は断っていましたが,ついにミニバスのお泊まり会で缶ビール2本を飲んでみました。すると…な,なんと,保護者で一番に寝てしまいました。ずっとこうなら酒代が助かるのですが…

■12月の例会の参加者(4名)
K.H(Y村Y中)  T.M(N町M小)  M,S(U町O小)  M.O(S市H小) 

資料の紹介

1.「校内研修のアンケート結果を読んで」 B5  7ぺ  M.O
 1年半の道徳の研究をしてきた本校の職員に,この間の研究をしてきての感想をお聞きしました。その結果をまとめたものです。
 最初は,アンケートだけを羅列してまとめるつもりだったのですが,なぜか,ずるずると自分の思いも書き始め,気がついたときには,自分のレポートとなっていました。
 「研究」というからには,先人の研究成果を踏まえ,さらに人様の役に立つものとして提示して初めて意味を持つと思っています。そのような成果があったのかというと,胸をはって,「あった」とは言えません。しかし,自分の中では,今までの研究発表会よりは,熱心な教師なら明日から役立つ「道徳教育研究発表」になったんじゃないかと思っています。本校の研究を一言で言うと,「下手な道徳の授業より地域の教育力」という感じです。

2.ラジオゾンデによる高層の気象観測       紹介 M.O
 PTA会長さんから「輪島で揚げたらしい高層気象観測用の部品のようなものを会社の人が山で拾ったので学校に持ってくる」との電話があった。ボクは願ってもないことなので,喜んで待っておりました。持ってきてくださったのを見ると,センサーのようなものがいろいろと付いています。
 どこがどんなセンサーか,部品かの予想を立てたあと,早速,容器のシールを見て輪島測候所に電話をしました。
「この装置はもらっていいですか」
「いいですよ」
 後日,しばらくして,「ラジオゾンデによる高層の気象観測」というパンフレットを送ってきてくださいました。これのよると,拾ったのは,「RS2-91型レーウェンゾンデ」ということが分かりました。
 忘年会で盛り上がったメンバーは,冬休み中に,これを揚げている現場を見に行こうと言うことになりました(実際に,年明けの1月5日,測候所へ見学に行ってきました)。詳しくは,2004年1月号及びボクの『見学記』(HP「レポート綴」に掲載)をご覧ください。

3.「選択数学1年・3年の感想」 B5  2ぺ  K.H
 今年は,1年生の選択数学でパズルを取り入れたHさん。2学期を終えての生徒さんたちの感想を持ってきてくださいました。
 「みんなでわいわいやるのがおもしろかった」という感想がいっぱいで,練習問題だけでなく,分かりそうで分からないパズルの良さを感じ取ってくれたようです。
 また,3年生は仮説実験授業《図形と証明》の感想です。中学生にとっては,紙を切りながら授業を進めるというのが新鮮だったようです。評価は,4が1人で,5が7人というんですから驚きです。

4.「自分が求めること?」 B5  5ぺ  M.S
 副題?に「仮説と出会ってから10年」とあります。Sさんが,仮説実験授業と出会ってから,今の子どもたちの担任になるまでのことを書いてきてくれました。
 ボクもよく知らないこともあって…確かに,このサークルに来るまでは,ボクらとは知り合いじゃなかったわけで,で,サイエンスシアターとかにも関わっていなかったわけで,なんか不思議です。
 ま,みんなそんな出会いをしてるので,もしも…って考えると,たぶん今とはずいぶん違う教師生活を歩んでいたんだろうなと思います。そんなことを考えると,きっかけって不思議です。
 Sさんは,きっかけさえつかめば,あとはその積極性(図々しさ)で,どんどん行く方だから,ホントに楽しそうだなあなんて思います。最近は,ボクよりも,いろんな所へ出かけているもんなあ。

5.予想実験ゲーム「エラン・デ・ミテ」     紹介  M.S
 仮説実験授業研究会の夏の全国大会で紹介されたという「エラン・デ・ミテ」というなかなかしゃれた名前のゲームを持ってきてくれました。<伏せてある紙コップを選び,中に隠されている宝物を集める>というゲームですが,少人数で遊ぶにはなかなかたのしいゲームです。コップの中には必ず宝が入っているのですが,そのコップもまた元に戻します。コップの数が減らないのに,宝の入っているコップは少なくなります。そういう楽しさがあるゲームのようです。創案者は,障害児学級の担任をしている池上隆治さんだそうです。
 準備は簡単そうです。一番面倒なのが,牛乳パックでわくを造る部分ですかね。何かに代用できないかなあと思っているのですが…。5×5のコップを伏せておける大きさの枠があれば代用できるのですがね。

6.「たからmikke通信 №27」 B5  2ぺ   M.O
 結局,最終号になりました。やはり,研究発表が終わってしまってからは,発行する気力が無くなったようです。
 今回は「人は石垣,人は城…」という武田節の一節を取り上げました。この言葉は,学校長が今年の本校の研究をしながら行き着いた「言葉」だそうです。ボクはその意味をよく知らなかったので,調べてみたというわけです。
 この言葉は,研究会当日の発表には入れませんでしたが,文科省主催の東京での分散会の発表の時に,プレゼンの一番最後に入れました。バックに二宮金次郎さんが薄く出て来ます。なかなかかっこいいよ。

7.「今月の本棚・2003年11月号,入院編,2003年12月号」 B5  14ぺ  M.O
 この2ヶ月間,ずいぶんとたくさん本を読みました。で,あまりに多いので、ここでは紹介しません。興味のある方は,HPの方をご覧下さい。入院中,如何にたくさんの本が読めたかが分かります。

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