珠洲たの通信・2021年8月号

2021年度

  なかなか収まりを見せないコロナ。どんな形で落ち着くのでしょうか。インフルエンザのようになってほしいな。毎年,ワクチン打ちたい奴は打って,かかった時にはちゃんと治療薬がある。冷静にしていれば1週間くらいで完治する。
 昨夕の地震は久しぶりに体験する大きな揺れで,チョットビビりました。わたくし,2階でビデオのダビングをしていたのですが,地震発生から揺れがおさまるまで,ただ椅子に座っていただけでした(^^;;) 微動だにできない自分に感心しました。
 さて,そのダビング。VHSは全て終え,DVもそろそろ終わります。DVで撮影していた期間は短いので100本もありません。10本ほど残っていたタイトルのないテープを再生してみると,なんとサークルで輪島へ出かけたときの映像がありました。輪島測候所へ行ってラジオゾンデを挙げる(放球する)場面などを見せてもらったときものです。古くからの方,覚えていますか? このときの訪問の記録をまとめたものが「輪島測候所見学記(2004.01.07)」*1です。「珠洲たの」サイトでも読めるので,時間があったら覗いてみてください。訪問日は1月5日でした。
 このあと,8mmテープのダビングに移ります。8mmにはテレビ放送なども撮っているので相当の本数がありますが,ダビングするのは,家族の映像のみのつもりです。

■8月の例会の参加者(8名)
 H.K   S.M   S.M   N.T   K.M   O.M   ○初参加  W.Tさん  M.Rさん

授業書・授業プラン体験

1 「メダルについて気になったこと」 A5  6p 作・授業者 S.M
 オリンピックの時期だったこともあり,Sさんがメダルについて気になったことを簡単なプランにしてまとめてきてくれました。今回のオリエンテーションとして,みんなで考えてみました。
 想像以上にメダルの重さが重いことにビックリしたり,金メダルの正体が分かったりと,なかなか面白かったです。学校でも,どこかでこういう話ができるかもね。金属学習の中での〈お話のネタ〉としても使えそうです。

2 授業書《ふしぎな石,じしゃく》 授業者 S.M
 本格的に,授業書を配付しながら進めてくれました。磁石に吸い付く石が結構あることに驚きました。砂鉄にもちゃんとNS極があるのも見てもらったり…なかなか楽しかったです。

3 授業プラン〈小数倍〉 B5 15p  授業者  M.O
 そもそも,今回のサークルは高橋さんのプランを体験してもらいたくて設定したものでした。理科では仮説の授業書をやっているのに,算数になるとなかなか教科書から離れられない人たちにも,とっつきやすい授業プランとして紹介したかったのです。高橋さんから教材と一緒に送られてきた資料には,「研究の進め方」の一端が見えていて,よかったと思います。新居先生も,よく「教科書を料理する」なんて言いながら,教科書研究もしっかりやっていましたよね。
 教材などを送ってくださった高橋さんに参加者の感想(以下文章)を送りました。

□初参加メンバー
○高橋さんの授業プランを聞いて,割合はこんなにも楽しく勉強できるということに驚きました。私も子どもの時,小数倍は気持ち悪いと思っていて,公式を暗記したような記憶があります。今考えると,量的なイメージがつかめておらず,出てきた数字をただ計算していたのだと思います。高橋さんのプランは,割合定規を使ってリボンの長さを測り,目で見ることで,小数倍という考えが自然と子どもの中に落ちると思いました。また,予想や実験,身近な物を比べるなど,子どもが考えをもったり実感したりできる楽しさ,そして,量的なイメージをもたせる工夫がたくさんあると感じました。また,資料を読んで,教科書の教え方に固執せず,子どもがずっと使える考え方を教えていきたいと思いました。 (M.Rさん[1年目])
○算数がわからなかった子供(機械的にしかできず,なぜそうなるかが分かっていなかった)として…。
・割合を体感できると言うところが1番嬉しいと感じた。
・2倍と言う言葉でも,もとにする大きさが変われば2倍の大きさも変わること,いろいろな2倍があるのだということが分かりやすかった。割合定規で実際に目で見て,やってみることができたからだと思う。
・割合定規を使っていた時に,これをそのまま図に書いてみればいいなと思った。おそらく子どもたちも,「割合定規を使ったらどうなるかな」頭の中で考えると思うので,思考の流れや頭の指導への移行も自然にできるのだろうと感じた。 (W.Tさん[3年目])
○割合定規は,一回やってみてすぐに子どもたちに実践したいと思うものでした。もとになる数を1とみるということがどういうことなのか,目で見てすぐ分かるしイメージもできてとても良いと思いました。 (S.M)
○わたしは実際に子どもたちと授業をやったことがないのに,しっかりと体験講座の進め役をすることができました。このことが,本プランの確実性を物語っています。実際に使うゴム定規などもすぐに準備していただき,とても有り難かったです。やはり,仮説の研究会のメンバーは,〈研究〉も〈普及〉もしっかりしています。だからこそ,安心してほかの人に紹介できます。
 メンバーの娘さんも参加していて,「娘さんの身長はパパの身長の何倍でしょう」なんて問題も盛り上がりました(写真)。
 小学校のときに,いろんな図を書かせて立式していても,単元が終わってしまうと,それを使って割合を解いていってくれない…という悩みはこれまでにもありました。図を書くことも大切ですが,このプランの魅力も大いにあります。〈割合〉のプランも見てみたいです。 (尾形正宏)

4 授業書《生類憐みの令》」     授業者 S.M
 こちらの方は口頭で行いました。〈本授業書が大部であること〉が,その理由です。さらに,今回紹介した《授業書》が,単行本になっている授業書とは違う「ルビ付き&簡易版」であることも。授業書の内容に興味が出た人は,単行本を買ってもらえばいいことですからね。
 綱吉のことについては,ほとんど予備知識のない人もいたので,いわゆる〈義務教育での常識的な知識〉というものも変わっているのかなあと思いました。

 以下,今回のサークル(プラン体験)の感想をFBなどの書き込みから転載しておきます。
○自分も正義の押し付けには気をつけようと思いました。(T)
 そう思っとるんやけど、やっちゃう時もある😅(S)
 そうなんですよね〜。再確認しました。(T)
○最後に尾形さんが話したアフガニスタンの話。私も、これって明治維新と一緒って思ってました。(S)
○高橋さんのようなこだわりを、本当の研究っていうと思いました。(S)
○遅れましたが、サークルで体験できて、良かったです。綱吉の頃の話は現在に通じると思いました。人間は時代が変わっても、同じことを考え、同じことをしていると思いました。これを通して、分からない世の中を考えていこうと思います。(K) というわけで,楽しい時間を過ごせました。さて,9月は定例どおり午後2時からです。新しい人ももちろん歓迎します。ぜひ,ご近所にお声かけを。

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