珠洲たの通信・2002年6/7月号

2002年度

資料の紹介

1.『コリドラスの卵』 B5  3ぺ   M.S
 Sさんは,以前から玄関に熱帯魚を飼っていますが,その中のコリドラスという魚(通称:掃除屋)が卵を産んだという話題です。
 はじめは「なんか蛾の卵のようだなあ」と訳も分からずその卵塊をこすり取っていたのですが,そのうち稚魚を見付けて,「あれがコリドラスの卵だった」と気づいたそうです。それから後は,インターネットでコリドラスの産卵について勉強し,新たな卵を待って,ついに稚魚を育てることができたそうです。
 はじめ気づかなかったこと(自分の知識の範囲外だったこと)を,あとで「あれはそういうことだったのか」と思うことは,みなさんにも経験があるはず。そういうときに,どう振る舞うのか。気づかなかったけど,何度かくり返す間に分かるしかないのか,それともその異変を早めに気づく方法(新たに認識する方法)はあるのでしょうか。興味深い問題であります。

2.『たからmikke通信』 A4  4ぺ   M.O
 勤務校が文部科学省の道徳研究校に選ばれて1年目。研究の旗振り役として指名されて,さて何をするか。とりあえず,道徳周辺の話題について「校内研究通信」を発行してみることにしました。
 第1号は「マル道」の紹介。大鐘雅勝著『イキイキ授業を創ろう』より,「イキイキ道徳授業を創る定石」「イキイキ授業を生む資料」という記事を載せました。
 第3号は「環境を道徳で取り上げるとき」をテーマにしました。深澤久也著『環境の授業-道徳授業の改革をめざして』からいろいろと抜粋しました。たとえば「道徳授業の善し悪しは,内容項目の有無で決まるのではない。授業の善し悪しは,授業の「ねらい」に示される授業者の“思想”が作り出した授業そのものが決める。つまり,その授業における子どもたちの学習の事実が決めるのである」など。
 第4号は「動作化と役割演技」について。こういうことは,道徳の授業を真面目にやってきた人たちにとっては常識でしょうが,私はこの2つの言葉の違いについて始めて知りました。佐藤幸司著『温かいネタで創る「道徳」授業』(明治図書)から引用しました。もう1ページは,他の本から私のアンテナに引っかかった文章を掲載しました。
 このように「校内研究通信」に何か書くことはないかと考えながら本を読むと,より深く読めるので,結構楽しく道徳の本が読めます。

3.「ぼくの仕事は便所そうじ」 B5  4ぺ  M.O
 道徳で,はじめてGTをお呼びして授業を行いました。そのときの資料を持ってきました。本文は副読本に載っているのですが,授業プリントを兼ねるために,ワープロで打ち直してみました。表題の文章は,西山登志雄著『ボクの先生はカバだった』から取られたものだそうです。
 人様の役に立っていることが自分の喜びとなる-そういう気持ちを持てるかどうかは,自分の人生を豊かに生きていくときの大きなポイントだと思います。そういうものに出会わせたい-それが授業者の思いでした。はじめてGTを導入してみましたが,授業が10分ほど延びてしまいました。資料とGTとの関連と出番をしっかり組み立てておく必要があるなあという実験授業となりました。

4.『学級通信・にじ』№8 B5  1ぺ    M.S
 なかよし会の様子をレポートしたもの。プールに入って大喜びの二人が,学校に帰ってからもイキイキと感想を書いている姿が印象的でした。
 本人は「学級通信を出す必要もないのだが…」と言っていましたが,校長先生は,学級通信に会話文があるのを見て珍しそうにしていたそうです。なるほど,そういう“普通”もあるんだ。

5.『学級通信・飛行船』№16~25 B5  20ぺ   M.O
 №16は「ぼくの仕事は便所そうじ」の授業・その②。「誰かの言葉や何かのキッカケでやる気が出てきたことがありますか」という質問に,しっかり書いてくれました。なかなかいい授業だったと自己満足。
 №17~19は「押野小学校との交流会について」です。この交流会は,金沢の押野小学校のNさんと私との個人的なおつきあいから実現したものです。この交流会の条件はただ一つ-「1年限りとすること」。
 というのも,よく他校との交流会を設けたことが伝統になってしまい,後から来た人(それを受け継ぐ人)が,その維持のために時間を割かれることがあります。そういう事態は避けたい,担当者が自ら作り上げてやっていくことが本物だろうと思っています。
 №21~22は「修学旅行のまとめ」で子供と引率者の感想です。私は修学旅行に行くと,いつも決まって見学場所ベスト3を書いてもらっています。
 №23は道徳「しゅんかんの一打」の授業の感想。これは高学年の定番。
 №24は「天の川集会」について。今年始めて新しい形の七夕集会を行いました。
 №25は「朝の読書」で読んだ本の紹介。今年から本格的にはじめた“朝読”。まだ定着したとは言えませんが,朝の静かな時間は私にとっても気持ちのいい時間です。とてもゆったりとして1時間目の授業を始めることが出来ます。子どもたちに1学期に読んだ本の題名と簡単な評価「おすすめ,まあまあ,あまり~」を聞いてみたものをまとめました。

6.「犬塚さんのあたたかさ」 B5  4ぺ  M.S
 平坂中学校へ行ってきたSさんとMさん。そのときの様子を書いてきてくれました。いわゆる理科準の生徒さんたちが参加している授業を生で見て,とても興奮している様子が伝わってきます。
 家に帰ってから,以前読んだ『なんでもないようなことが』を一気に読み返してみたというSさんがたどり着いたのは,次の思いです。
その「あたたかさ」は,親ツバメが子ツバメを見守る「あたたかさ」じゃなくて,ガキ大将がグループに入ってきた下っ端を見守る「あたたかさ」だと思うのです。
 そのときのビデオ,もしよろしければ希望者にダビングしてください。

7.『給食試食会でミニ実験』 A4  2ぺ  T.M
 栄養士さんの代わりに保護者の前で実験をしたというMさん。梅干しの水,黒こげ梅干しの水,黒こげベーコンと比較する中で,「酸っぱい梅干し(酸性)がアルカリ食品と言われるわけ」を追求しています。
 給食試食会で実験というと,私も以前,保護者の前で「合成着色料と自然のミカン汁で,毛糸を染める実験」をしたことがあります。
 こうして保護者にもいろいろと働きかけていくことも,なかなか刺激的で楽しいことですね。反響があるともっともっとやりがいも出て来ます。

8.「身長約20センチの人体模型」    紹介 M.O
 人体模型といえば,理科室にあるあの不気味なもの。子供達にとっても,自由にさわれるというよりもちょっと嫌われている感じ。しかも,先生は「勝手にさわるな」と言うだけだし。1年に1度,からだの勉強の時だけ出てくる模型です。
 でも,この小さな模型はちがいます。透明なお腹の皮?をめくると,小さいながらもちゃんと内蔵が入っています。これを解剖用のトレイに乗せて教室の後ろに置いておきますと,子供達は休み時間に組み立てて遊んでいます。知らないうちにしっかりと内臓の位置や形が勉強できるというわけです。なかなか優れものです。みなさんもお一つどうですか?

 このほか,写真をつけておきましたが,6月には,「4本足に見えるタテハチョウの標本」「漢字ジグソーパズル」などがありました。「漢字ジグソー」は,各学年に習った漢字をジグソーのピースにしてあり,完成させると各学年の数字になるというものです。
 また7月のサークルの例会にはには,「しゃべりんボール」「マジック・グロー」「韓国のお土産(最前方訪問記念)」などがありました。「しゃべりんボール」は,ボールに向かって小さな声で話し,それを相手に投げて渡すと,話した言葉が再生されるというものです。家に持って帰ったものは,すぐに壊されてしまいました。うちの娘たちは受けるのが下手なのだ。「マジック・グロー」というのは,薬のカプセルのようなものを水に入れると,大きな恐竜のスポンジが現れるというもの。緑色のハンカチは,板門店へ入ってきた記念に買ってきたものだそうです。「統一」という文字が,民族の願いを象徴しているようで…。

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