珠洲たの通信・2002年5月号

 5月の第3週は,珠洲の女性部の定期大会があるとかで,午後からの開催としました。
 さて,この1ヶ月,いろんなことがありました。修学旅行で金沢へ行き,新しい見学場所を発掘してきました。帰ってきたらすぐに相撲大会。できたばかりの縦割り班ではじめて団体戦を取り入れました。応援もやりました。それが終わったら,指導主事訪問の準備です。いままで道徳なんてまともに読んだことがないのに,いまはそのあたりの本ばかり読んでいます。いつもは「指導主事に学ぶことなんてないよ」という嫌らしい姿勢?で訪問を迎えていましたが,今回は違います。「お教え下さいませ」ってな感じです。

5月の参加者(5名)
M.S(U町O小)  M.O(S市H小)  K.H(Y村Y中)  T.M(U町M中)

資料の紹介

1.『今月の本棚2002年5月号』 B5  3ぺ  M.O
 時間術関係の本を3冊読みました。きっかけは「もっと時間が欲しい」という素朴な期待からです。結論は「朝早起きしなさい」「仕事はすぐに片づけなさい」「休日はゆっくりやすみなさい」「残業はしないように」というようなものです。どれも守られていないから,「時間がない!」と叫んでいるんだろうなあと,自分の生活を振り返り,うなだれるのでした。
●ブライアン・トレーシー著『カエルを食べてしまえ!』(ダイヤモンド社,2002,136ぺ,1200円)
●野村正樹著『プロフェッショナル時間術』(東洋経済,2002,200ぺ,1300円)
●小石雄一著『時間を他人(ヒト)より2倍うまく使う技術』(実業之日本社,2002,190ぺ,1300円)
●林公著『朝の読書実践ガイドブック』(メディアパル,1997,79ペ,800円)
 『カエルを…』が,ちょっと変わっていておもしろかったかな。

2.『笑った顔,泣いた顔』 B5  10ぺ   M.O
 『笑った顔,泣いた顔』の授業用プリントと授業の感想を持ってきました。感想は,学級通信に載せたものです。
 ボクは4月のサークルにこの案を知ってから「もしこれを『道徳』で取り上げるには,何か必要か」と考えていました。そこで,最後の部分に「笑顔で仕事をする人たち」「自分の日頃の表情を振り返ってみる」という場面が大切であるなあと思いました。とくに,鏡で自分の顔を見る場面では,恥ずかしがって自分の顔を見れない人が何人もいますが「あなたが見たくないその顔を,友だちは毎日見ているのですよ」と言ってみました。「おーそーなんだ」という顔をしている子が何人もいました。
 今回は準備不足でやや不十分でしたが,道徳2時間ものの授業にそのうち仕上げたいと思います。「笑顔で働く」場面のわかる「写真」と手記が必要です。
 とにかく今年はサークルで「道徳」の授業ネタをいろいろと持ってきたいと思っています。またいろいろとご相談をよろしく。

3.「第2学年数学科指導案」 B5  2ぺ  K.H
 中学校の数学,「連立方程式の2時間目の指導案」です。
 Hさんは「連立方程式の解き方で<加減法>を教えたいのだが,子どもたちに立式の必要性を感じさせるためにはどうすればようだろうか」という問題意識を持っていました。そこで,「問題を解くときに,立式しなくても最初からわかるような問題ではない方がいいと思う」「最初は簡単な問題から入って,次の問題は悩ませるものの方がやる気が出るのではないか?」とアドバイス(余計なお世話?)をしました。
 要するに[探る]の段階で,
   x+5y=550
   x+3y=390
という問題のあとに同様な問題をしても,子どもたちはすぐに分かるだろうから,次の問題は
  2x+5y=560
   x+2y=250
といった文章題を次に持ってきた方が,頭の使いようがある…と言いたかったのです。さて,実際はどうなったのでしょうか。来月のお楽しみ。

4.「くずきりのスナック(ハルサメの別バージョン)」     講師  T.M
 いつの間にか?食べものづくりを一つ持ってきてくれているMさんですが,この日は「はるさめスナック」ならぬ,「くず切りスナック」を作ってくれました。『ゆりこのクッキングノート』に「はるさめ」と書いてあったので,はるさめなら以前やったことがあります。しかし,「くず切り」とは…。Mさんは「はるさめがなかったからくず切りでもできるだろうと思って持ってきた」とおっしゃていましたが,そんなもんなんですかねえ。はるさめっていうのは,なんでできているの?
 岩波国語辞典では「緑豆(りょくず)の澱粉(でんぷん)で作った、すき通った線状の食品。まめそうめん」と出ています。なるほど,はるさめもでんぷんあのですね。
 お味の方はおいしかったです。

5.ものづくり「CDごま」     講師  M.S
 『たのしい授業』の5月号に出たばかりのCDを使ったびゅんびゅんごまを作りました。真ん中につける厚紙は,どんなものでもいけそうですが,やはり,本に出ていたように「牛乳フタ」の方が強くてよさそうです。
 とっても簡単にできて,しかもふつうのびゅんびゅんごまとは違っているところもあり,中学年以上にお薦めです。
①CDに油性マジックで色を塗れるので「自分のもの」という感じがする。しかもキレイ。
②単にびゅんびゅんではなく,要領よく地面において話すと,すごいスピードで走っていく。競争も出来る。
③ただ,むずかしいのは「タイミング良く回す」と言うこと。コレニ時間がかかる子がいるので,うまく教えるこつを教師がつかんでおく必要有り。
 最後の③が問題点かな。
 真ん中に貼る「牛乳ブタ」が欲しい人は,いまならSさんが持っています。分けてもらって下さい。

 その他,『心のノートがめざす「日本の心」』(週刊金曜日,紹介:O),本の紹介・山本すみ子著『国際理解ハンドブックシリーズ「韓国・朝鮮と出会おう」(国土社、1600円,紹介・S),学級通信(O),柳田村営テレビに出たフレッシュさんコーナーのHさんビデオ(H)がありました。

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