ご無沙汰しております。
10月の例会は,みなさんの都合がつかず,久しぶりに〈サークルなし〉となりました。サークル非開催が決まって一番悲しんでいたのは,小学3年生のRちゃんだったというのがおもしろいです。Rちゃんはお父さんに「来月は2回するの?」と聞いたとか聞かないとか…。Rちゃんは,毎月,自分の調べてきたことを発表をしてくれているんですからね。
そして,11月。今月もまた,うまく日程が合わなくて,結局,第4土曜日に延期して行いました――Sさんのレポートによると,10年前も1週間延期して開催したようです。
どちらにせよ,わたしは出席できなかったので,レポートだけそうっと(デジタルで)提出しました。
わたしは自分の生活リズムに〈月1回のサークルのためにレポートをまとめる〉というのが大きなウェイトを占めているので,なんだか中途半端な気持ちの2ヶ月でした。
さて,そんなわけで,11月のサークル通信(このページのこと)の本文を書いてもらったのはSさんです。
Sさん,ありがとうございました。下記報告の中に「わたし」とあるのは「Sさん」のことです。
12月は,久しぶりにみなさんの顔が見れるので,たのしみです。
そして,いつもの幸ずしでの忘年会も予定しています。
今月の参加者 N.T N.R S.Mi K.M
今月の話題本
今月の資料
1 「3年生とのかかわり3選」 B5 5ぺ S.Mi
十年ぶりの中学校勤務。その上,3年生と一緒に1年間を過ごしている中で,2学期に入ってからのかかわりをまとめた資料です。
まずは,10年ぶりの修学旅行編。
2泊3日のバス旅行で,その大半を占めるバス移動の中での工夫を,〈座席〉と〈レクリエーション〉の2点でまとめました。まずは〈座席〉の工夫。3日間とも座席を変えるということになりました。ただし移動が長い初日と最終日は,子供たちとあらかじめ考えた座席にして,バス乗車時間が短い2日目だけ,その日のくじ引きにしました。もちろん,バス酔いが激しい子は定位置です。資料には書きませんでしたが,くじ引き用の紙にも一工夫して,ユニバーサルなくじにしました。この形にしたことで,15人という少人数だということもあり子どもたちからのクレームもなく,楽しく過ごせました。
次は,〈レクリエーション〉の持ち方。バス移動中の「レク係」を作りました。これは,よくある話だけれど,ここにも一工夫を加えました。一般的には,この係がレクを全部取り仕切ると思いますが,そうなると,その子たちは,そのことばかり考えてバスに乗っていることになり,不公平な気がしたのです。そこで,レク係は〈レクは決めるけれどその運営はレクごとに全員が担当する〉ことにしたのです。これにより中学3年になっても,自分が用意したゲームでみんなが笑っているのを見て,とてもうれしそうでした。
最後にわたし(註:Sさんのこと)がつぶやいたのは,わたしが10年前に作った修学旅行のしおりに書き加えた「タイムスケジュール」と「緊急時の対応マニュアル」が受け継がれていたことにうれしさを感じたということです。
二つ目は〈文化祭〉での学年発表のとりくみです。わたしは3年団に所属しているのですが,歳も考えず,「学年発表を任せてくれ」といいました。もちろん反論もなく(笑)わたしが担当しました。そこで,『十五人のキセキ』という学園劇を作り上げました。
勤務校では,ここ数年,〈総合的な学習の時間〉に取り組んだ内容を発表する傾向があるので,それを劇の中にいかに自然に取り入れるかに頭を絞りました。そうして15人の子どもたちの声を最大限に取り入れて,台詞も自分が言いやすいように書き換えてよし,としたり,動きを自由に変えたりしてもらいました。その結果,わたしとしては,大変満足がいく劇に仕上がりました。
その劇よりも?若者に褒められたのが,〈台本の余った余白埋めで作った「つぶやき」欄〉です。高飛車に書かせる「振り返り」と言わず「つぶやき」としたことで,「X」のように捉えた生徒たちが,本当に自由につぶやいてくれました。この方法は,いまの教育界ではよく取り入れられているらしく「最先端をいっていますね」と褒められました。わたしとしては,単なるページ合わせだったんですけれれどね。
あと一つは,3年教室で――ずっと前に手に入れていた――福井の高橋さん作成の道徳プラン〈白桃〉を実践した話題です。いまの勤務校では,良くも悪くも?いわゆる〈教科書を使った道徳の時間〉が確保されていません。それなのに,通知表には〈道徳の取り組み〉を書く欄があります。3年担任さんが「自分は道徳の時間をどうしたらいいのかわからなくて苦手だ」というので,「こういうのもあるよ!」と紹介のつもりでやらせてもらいました。資料は,先に渡さずに,担任さんにも一緒に授業を受けてもらう形でしました。わたしも大人数(15人だけど)の授業は久しぶりだったので,ちょっと緊張しながらの時間でした。
担任さんの感想を紹介します。
「邪念が入ってしまい・・・。自分がどういうことがゆるせないのか,ちょっと見えた気がしました。おじさんの寛大さがAや私の心に少しでも響いたのはないのでしょうか。」
と純粋に内容の感想を書いてくれました。
「わたしもやってみたい!」という積極的な言葉はもらえませんでしたが,「面白かったです」といわれた後に「この授業の価値項目は・・・」と聞かれました(-_-;)…やはりそこが気になるようです。
2 「〈クレパスでイカキングをかく〉のとりくみ25」 A5 14ぺ K.M
1年生8名と担当学級の1名を対象に「クレパスでイカキング」をかいてもらった取り組みを,制作途中の写真を取り入れ,丁寧に説明されました。
Kさんは,毎回必ず,
①自分で作品を描いてみて,
②その行程ごとに写真を撮り,
③それを子どもたちに見せながら,作品を仕上げていく
形をとっています。だから今回も同じように取り組んでいて,その説明を聞いていてもわかりやすかったです。
授業のスタートも,その完成品を見せ「みんなもこれぐらいは描けると思います」と制作工程をパワーポイントで見せてから始めたそうです。その後も「では,やってみます」と子どもたちを自分の近くによせ,〈ひと工程実演〉してから「さぁ,自分でもやってごらん」を繰り返して,子どもたちの作品も完成させたそうです。
できあがった作品は,どれも1年生の手ではないような素敵な作品に仕上がっていました。その作品制作には,Kさんが今まで学んできた,〈松本キミ子さんの「キミ子方式」や以前同僚として勤めた大先輩大家志夫さんの実践の肩の上に乗っかっているシゴト〉だと言うことです。
できあがった作品を,県の図工美術展の審査に持って行こうと思ってはたと気づいたそうです。それは,作品展では4つ切りサイズまでしか認められていないことです。作品展示の関係で基準があるのです。「キミ子方式」が源流にある作品ですから,当たり前に,そのサイズには収まっていないのです。つまり子どもたちの大作は,美術展には出品できなかったのです。
イカキングの絵の指導(写真)






3 「親子孫で〈たのしい仮説実験〉講座」に行ってきた」 A5 6ぺ K.M
今年の8月10日~11日に,福井県で開かれた表記の講座に参加してきたことのまとめ・・・かと思いきや,内容に関しては,将来この講座を受ける人が予習することになりかねないのでということで,そのほとんどは,同じく夏に読んだという『日本の戦争を始めた人々』(中一夫編著/ほのぼの出版2024)からの引用でした。そのきっかけが〈「正解がある」と思っちゃうことの危険〉であると考えたことからです。
Kさんは最後に次のように述べています(以下,Kさんのレポートから引用)
物事に対して予想を立て,人の考えを聞き,討論し,実験結果をもとに判断し,予想変更をしながら進んでいく《仮説実験授業》を知っている(体験したことがある)のと知らない(体験したことがない)のでは,人生において,大きくちがうのではないか? そんなオオゲサなコトも思います。中さんの文は,その例証になるのでは?と思います。
「親子孫で〈たのしい仮説実験〉講座」はとても意義の意義があることだなぁと思います。「あたりまえだ」ということなのかもしれませんか,授業書《自由電子が見えたなら》ないし《電気をとおすもの,とおさないもの》をするコトは3年理科で「電気の通り道!を学習することと,ぜんぜん違うのだなとわかります。〈仮説実験授業でいう実験〉と〈理科の時間の実験〉が違うくらいに違うのだとわかります。
《仮説実験授業》を伝えたいな,能登で「親子孫で〈たのしい仮説実験〉講座」やれたらイイなと。ちょっぴり思いました(ふふふ…)。
というKさんの野望…強い思いを話された後,「能登大会」再びの話に話題は自然と流れたのです。
なお,この資料に関連して,先述の「中一夫さんの著書紹介文とKさんの思いをまとめた資料」(A5版12ページ)もありました。それは,七尾に住むKさんの知り合いに送ったものでした。その反応として「もし能登で講座をすることがあったら,参加したい」との反応をもらったそうです。
4.「テックテク」に参加して 口頭 Rちゃん
あと,最近の主要メンバーのRさん(小学3年)が,金沢大学で開催された「ふれててくてく」(サイエンス&テクノロジー/ふれてく2025)というイベントに参加してきたことを発表してくれました。お父さんが見せてくれたその時の画像を指し示しながら,石の展示がよかったらしく,うれしそうに話してくれました。また今回はRさんのお気に入りの一冊として『物語のある鉱物図鑑』(三才ブックス/\1800+税)も紹介してくれました。Rちゃんが参加したのは,次のようなブース。

ほかには,Nさんが,noteで「いっぱい,いっぱい」という資料をまとめたものを紹介してもらったのですが,その肝心な内容に入る前に,その他諸々の話に盛り上がってしまって,「詳しい内容は,また次回に!」となってしまいました。資料のタイトルだけ読むと,〈大変な意味〉の方に感じがちですが,反対に〈楽しいことがいっぱい〉という内容です。12月に話をしてもらいましょう。





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