第3土曜日に若いお二人が県外の研究会に出かける予定だということなので,1週間早めて開催したサークルでした。
2月上旬の積雪も中旬にはすっかり融け,昨日(2026/02/24)なんて,やなぎだ植物公園の遊具で普通に遊ぶことができました。もうすぐ春ですねえ。
この通信をかいている途中で,NPOの事務局から電話があり,「調査区域の田んぼにカエルの卵が出てきたそうです」とのこと。昨年の第1回目の調査は3月10日頃だったように記憶しています。2週間も早い卵の出現に喜べばいいのかどうか。ちなみに,この卵はニホンアカガエルの卵塊です。明日,調査に行って来ます!
今月の参加者 W.T N.T S.Mi O.M
今月の写真



今月の資料
1 「仕事しないで何してるの?」 A4 2ぺ
「仕事しないで何してるの?」という報告です。
一人日本一周旅を終え,実家に戻り,家事をしながら過ごす日々をどう充実させているのか,その工夫を紹介してくれました。
キーワードは,「小さく始める」「しくみ化する」「記録する」の3つ。旅の中でつかんだ自分なりのコツだそうです。今うまく回っている理由は,新しく始めた3つの習慣にあると言います。
1つ目は,「寝る前に,明日やりたいことリストをつくる」こと。「やらなければならない」ではなく,「やりたい」で書くのがポイント。義務にすると動けなくなるけれど,「やりたい」にすると楽しみになる。あえてやり過ぎないで止めるのもコツだそうです。
2つ目は,「4行だけ日記を書く」。長く書かない。もっと書きたいところでやめる。できたことだけでなく,不安も書く。文字にすると頭の中が整理され,少し安心できると言います。「メモは覚えるためでなく忘れるため」という言葉も印象的でした。
3つ目が,ChatGPTに相談しながら動くこと。部屋の片付けでも,写真を送り,目標や手順を一緒に作戦会議する。細かく具体的で,達成可能な計画を立てる。ただし,最終判断は自分でする,という姿勢を大事にしている点が重要だと感じました。AI任せにしない,という自覚ですね。
その結果,4週間で部屋は大きく変わり,自信もついてきたとのこと。
今後は,パスポートを取得し,不用品を売り,鳥取砂丘での〈おてつたび〉に参加予定。「同じような毎日ですが,全く同じではなく毎日違うことができているので満足しています」という言葉が印象に残りました。
しくみを作れば,環境が変わっても続けられそうだ,という前向きな報告でした。
退職したわたしも,そんな生活を送っているんでしょうね。わたしも,思わず自分の生活を客観的に見る視点をもらいました。
2 「広がる世界」 note記事 N.T
この時期の定番
6年生理科の教科書の学習が終わったので,小学校最後の理科として仮説実験授業の授業書《食べ物とウンコ》の学習を始めました。この授業書は,教科書の「地球に生きる」とも関連づけやすく,話を中心に進められるので毎年の自分の定番です。6年生でも――だから?――「ウンコ」という言葉には大盛り上がりで,今年一番笑ったという声もありました。
あわせて,バレンタインの時期恒例のチロルチョコでのアーチ作りも実施。「上に乗ったチョコはプレゼント」と伝えると熱心に挑戦し、最高14個を乗せて構造の強さに驚いていたそうです。サークルでもやってみましたが,まずは,なかなか橋ができない。そのうち,橋を作るコツが分かってくると,俄然,楽しくなるのでした。子どもたちはチームを組んでやってもいいことにしたそうです。その代わりゲットしたチョコも等分することになりますがね。
冬季オリンピック
能登半島地震をきっかけにテレビを買い替え,冬季オリンピックを大画面で楽しんでいるそうです。ドローン映像など技術の進歩で臨場感が増し,これまで関心の薄かった競技にも興味が広がったとNさん。フィギュアスケートも,アニメ『メダリスト』の視聴をきっかけに技の難易度や構成を意識して見られるようになりったそうです。
「選手が讃え合っている姿もいいなと思います。《世界の国旗》と《オリンピックと平和》の内容を思い出し,文化が違っても競い合えるスポーツはいいなと思いながら見ています」
とNさん。単なる〈メダル獲得合計数〉ではないスポーツ観戦をしたいものですね。
3 「あと1ヶ月か…」 B5 2ぺ S.M
もう一つの平和学習「重光葵」 その3
以前から取り組んでいる平和学習「重光葵」の第3報。
2026年2月4日,大分県立先哲(せんてつ)史料館の研究員2人が,遠方から公共交通機関を乗り継いで中学校を訪れました。彼らの情熱は凄まじく,金沢から特急バスや路線バスを使い,最後は徒歩で来校するという驚くべき行動力だったようです。
研究員たちの目的は,重光葵本人の書を直接目にすることでした。彼らは,学校という場所に眠る歴史的資料が,校舎の建て替えや廃校を機に廃棄されるのを防ぐ活動をしており,能登の中学校にこの書が現存していたことに大きな衝撃と感謝を述べていました。Sさんは,来年度に予定されている中学校の閉校後,この貴重な資料が博物館の奥底で誰の目にも触れなくなる可能性を懸念しつつも,今後も書にまつわる情報を収集していくことに楽しみを見出しています(パンフレットの写真)。
《溶解》の授業のようす
今月は,授業のようすを伝える1枚の学級通信も一緒に紹介してくれました。この学級通信を通じて校長先生や若い教員から関心を得るなど,対生徒だけでは終わらないSさんの実践の広さを感じました。
「忘れられないごちそう」(30年前を思い出す)
現在,中学3年生の教科書に掲載されている「忘れられないごちそう」という教材(上写真)ですが,Sさんは30年前の1996(平成8)年に,仮説実験授業研究会のメンバーから教わった道徳プランとして,I小学校ですでに実践していました。
当時のワープロ原稿(1996年8月サークルレポート)を振り返ると,家で飼うヤギを「食べる」という現実に直面した子どもたちの葛藤が克明に記録されています 。時代は変わっても,資料の良さは色褪せず,現在の受け持ちの生徒たちもこの物語を通して深く考え込んでいた様子が伝えられています。
この文章を教科書に取り入れようといったのは,誰だったんでしょうね。
当然ながら,教科書の展開例と,われわれたのしい授業学派が使用している展開例とは違います。研究会仲間で使用されている授業プラン(PDF)は,「珠洲たの倉庫」に入っています。ただし,サークルメンバーしか入れませんが…。
来年度のこと
卒業まで残り1ヶ月となった生徒たちを愛おしく見守る一方で,Sさん自身はまたまた大きな人生の選択を迫られています 。中学校の閉校を来年に控え,自身の進退について以下の二つの選択肢で揺れ動いています 。
案ア:この3月をもって,現在の生徒たちと共に教員を卒業する 。
案イ:来年3月,中学校の閉校と同時に教員を卒業する 。
自らの体調面に不安を感じつつも,周囲のバイタリティー溢れる知人たちと比較して「自分には強い因子がない」と謙遜しながら悩む姿は,長年教育現場を支えてきた教師の等身大の独白と言えるでしょう …とAIさんは締めくくってくれました。
4 「喃々レポ・2026年2月号」 A5 12ぺ O.M
江戸狂歌に詠われた〈お月様〉
大河ドラマ べらぼう の影響で,自分のサイト「江戸狂歌」へのアクセスが増えたことをきっかけに,江戸狂歌に詠まれた「月」をあらためて掘り下げてみた報告です。
江戸狂歌については,これまで棚だけ作って中身が薄かったページを,この1か月でだいぶ増補しました。そして,一応,完成しましたよ~。けっこう大部なページになりました。
まとめるときに参考にしたのは,『万載狂歌集』と『徳和歌後萬載集』。三日月から十五夜,十六夜,立待月,居待月,寝待月,さらに月蝕まで,実に細やかに月を詠み分けていて,昔の人の観察眼とユーモアに感心させられます。とくに「いざよい」は,月の出が少し遅れる様子を「ためらう」と感じ取った感性が面白いですね。
〈月の出〉の時刻はどれくらい遅くなるのか
そこで実際に,金沢の月の出時刻を調べてみました。ある月の満月の翌日は約25分遅れ,その後も30分,33分,39分…と,遅れ方は一定ではありません。「月の出は1日約50分遅れる」とよく言いますが,季節や緯度によって30~80分の幅があるようで,単純ではないことも分かりました。今年1月の日の出時刻でも,同じような不思議さを感じました。
なお,以上の内容を「江戸狂歌と月」というページにまとめてあります。興味のある方は,是非,ご一読下さい。
はじめて読んだ『智恵子抄』
後半は読書報告。夢枕獏『仰天・俳句噺』をきっかけに,高村光太郎著『智恵子抄』を初めて通読しました。とくに「元素智恵子」は圧巻です。愛する人は元素となっても,なお自分の肉と精神の中に生きるという世界観に強く打たれました。
月をめぐる江戸の笑いと,人の死をめぐる近代詩の深み。今月は,そんな「空」と「月」と「人」をめぐる思索の一か月でした…とAIさんは締めくくってくれました。
今月の話題本・授業書
サークル例会日が,ちょうど2月14日だったので,紅一点のSさんがチョコを持ってきてくれました。Nさんも,チロルチョコで作るアーチ橋について,6年生の実践を紹介すると共にわたしたちにも体験用のチョコを持ってきてくれました。
Nさんのレポートをまとめていて,フィギュアのペアの演技を思い出しました。特に,リク・リュウペアの大逆転の演技は――その大逆転劇の舞台裏も含め――興味深いものでしたね。ずっと語り継がれるんだろうな。特に,木原龍一さんの人生が面白そうです。先日放映されたNHKスペシャル「絆でつかんだ金メダル りくりゅう 二人の軌跡」もよかったし。










コメント