珠洲たの通信・2025年4月号

2025年度

昨年の能登半島地震から早1年3ヶ月。2度目の新学期を迎えてしまいました。
この間,奥能登の各小中学校では,児童・生徒数が減ってしまい,どの学校も,なんだかさびしい状態です。
それでも元気なのは,当の子どもたち。与えられた場所で一生懸命生きている子どもたちの姿は,日々をのほほんと暮らしてるわたしにも勇気を与えてくれます。

一方,わたしたちのサークルを見てみると,還暦を超えたメンバーが多くなり,例会のたびに数少ない若者のエネルギーを吸い取っているよう(^^;)。少しは,若者にもエネルギーを与えてあげられるようになりたいものです。
でも,そんな思いはうわべだけ…。
新しいこと=note=をはじめたとたん,これまでやっていたことが滞ってしまい,通信さえも遅れる始末。現役時代と比べてまったく忙しくないのにもかかわらず,このサークル通信の発行が,大きく遅れてしまいました。
堪忍してね。

今月の参加者  N.T S.Ma S.Mi O.M W.T(スマホ画面)

今月の写真

今月の資料

1 「急展開の中学校勤務」 B5  4ぺ  S.M
 最近,健康診断の証明書で3年前の書類を提出したり,総合的な学習の時間に関する打ち合わせを忘れたりとミスが続いており,これらのミスが年齢によるものか,単なる不注意かを自問自答し,危機感を抱いているSさんからの近況報告です。
再び中学校へ
 2025年4月から,久しぶりに中学校に勤務となったSさん。本校は以前勤めたこともある中学校です。
 その中学校では以前小学校を卒業させた生徒たちがいるそうです。そして閉校した学校からの転入生もいます。結果として,支援学級(生徒一人)の担任となりました 。とにかく今年度は級外ではなかったことに喜びを感じているSさんです 。
 また部活動顧問については,今回はm退職後のため免除されることを期待していたそうですが,実際にはある運動部の顧問を依頼されました 。担当した運動部には別に部活動指導員がいるので,指導自体は行わないものの,放課後2時間の拘束がある状況らしいです。放課後2時間,貴重ですね。
辞令内容が変わった
 辞令の内容が「教育職(二)1級再任用職員の給料月額を給する」に変更され,自身が再任用扱いになっていることには戸惑いつつも,働けて給料がもらえることに感謝するSさん。
改めての出会い
 中学校で再び関わることになった生徒の中には,金沢に転校した生徒もいるとのことです。また,交流学級の担任は,自身が初めて中学校勤務をした中学校で少し関わった生徒であり,これも縁だと感じているようです 。
記憶しておきたいこと
 昨年までの小学校勤務の時には,5分休憩の廃止,ドリルの削減,縦割り班のチーム数変更(4チームから2チームへ)など,学校のシステムを変えるために尽力しました 。特に5分休憩の廃止は大きな功績ですね。これにより子どもたちの生活に余裕が出ただけでなく,教師側の働きやすさも向上したと思います。
 これらの改革は,現場で「おかしい」と感じる点に対し,怯むこと無く自ら声を上げて行動してきた結果だと,Sさんは振り返ります。
 新学期当初は慌ただしかったものの,1年ぶりの担任という立場に喜びを感じているというSさん。
 今後の1年間の報告も楽しみにしていますね 。

2 「喃々レポ・2025年2月号」 A5 8ぺ  O.M
新年度を迎えて
 以前は4月を大きな節目と感じていましたが,退職してからはその感覚が薄れていました。でも,自分の子どもや孫たちの新生活を見ると,やはり4月を意識して目標を立てるのも「ボケ防止」には良いなと感じています。
 今はいくつかの役職に就いていて,それぞれ任期や活動内容が異なります。
 地区民生委員は2025年11月末までで、おそらく次期も継続しそうです。NPO法人の理事は来年改選ですが,他の理事が被災で大変な状況なので,来年もわたしが続けることになりそうです。お寺の責任役員は4年任期らしいのですが,昨年急に引き受けたので詳しいことはまだ把握しきれていません。母親が入居している施設の家族会代表は,年1回の会議が4月にあるので,この時期に交代の可能性があるかもしれませんね。その他,月1回の「珠洲たのしい授業の会」にも参加しています。これらの活動で,わたしは年間約170回は外出の予定が入っていて,こうしてまとめてみると,結構忙しいものです。
映画『トランボ』を観て
 わたしは,毎日,NHKプレミアムシネマを録画しており,今月は『放浪記』『デッドマン・ウォーキング』,そして『トランボ』を鑑賞しました。
 映画『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』は,『ローマの休日』などの脚本家ダルトン・トランボを主人公に,東西冷戦下のハリウッドで起きた「赤狩り」を描いた実話に基づいた社会派ドラマです。共産主義者であったトランボは議会での証言を拒否し収監されますが,出所後も偽名で脚本を書き続けました 。
 映画を見て,「赤狩り(レッドパージ)」がハリウッドの脚本家にも及んでいたこと,そして「ハリウッド10」というブラックリストが存在したことに驚きました。
 アメリカで「アカ」と呼ばれる共産党支持者が迫害された理由や今のトランプの多様性を認めない排他的な状況について,ChatGPTに質問してみました。
 ChatGPTの回答によれば,第二次世界大戦後のアメリカは冷戦という不安定要素に直面し,共産主義を敵とすることで,多様な思想への寛容さが失われたといいます。また,トランプ政権下での移民やマイノリティへの排他的な言説も,経済格差やグローバル化への不満,人口構成の変化による「自分たちの国が変わってしまう」という漠然とした不安が背景にあると指摘されています。
 これらは「恐怖の政治(politics of fear)」という共通の心理パターンであり,歴史を学ぶことで冷静な視点を持てるのではないかと思いました。
 わたしは,このAIの回答から,自分の感じていたことが的外れではないと納得し,経済状況が人々の心理に影響を与えること,そして経済学やマルクス経済学の重要性についても考察を深めることができました。

3 「はじめて1年生担任なりました」 語り N.T
 はじめて1年生担任になったNさん。入学式以来の日々の忙しさの中でも,たのしい授業学派が積み重ねてきてくれたたのしいネタを思いっきり使っているようです。
 上の写真3枚目と4枚目のネタは,入学式当日に出したもの。「はい」は返事の仕方の練習に使ったもの。「まほうのふりかけ」は,入学式での緊張を解くためのおまじない。
 入学してから1週間~2週間は,学校生活に慣れるための学習が主になりますが,それらのことは,母親がベテラン教員なので教えを請うことができます。頼られるお袋さんも,うれしいだろうね。
 今後,本格的に教科の授業も始まっていきます。
 学習大好きな子どもたちの好奇心をくすぐるような授業をして欲しいです。そういう指導法も,たのしい授業学派はいっぱい持っていますからね。

[飛び入り参加]
バイクで日本全国を旅しているNさんとパソコンで繋がりました(上写真左)。
毎日の行動や乾燥をnoteを書いて発信してくれているので,それを読むのがわたしの日課になっています。
けがや病気をしないように,当初の目的を達成して欲しいです。

ほかにもストロースライダーの紹介(上写真2枚目)もありました。
S.Maさんは,現勤務校8年目となり,今年も級外で教務を担当しているようです。

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