「順列・組み合わせ」を扱う小学生版の単元です。こういう単元が小学生に本当に必要なのかどうかは,あまり深く考えたことはありません。中高へ進むと「全部で何種類あるのか」なんて簡単な計算でできちゃうのですから。
でも実際にカードを使ったりすると,子どもたちはけっこう授業をたのしんでくれます。特に順列の方は,残ったカードを並べるだけなので…。しかし問題は「組み合わせ方」ですね。選択する個数が多くなると,重ねて2度数えたりして(ABCとBCAなど),混乱する子も出てきます。
そんな単元の最後の授業で組んでみたのが,この指導案です。この授業は「5つから3つ選ぶ=5つから2つ選ばない」ということが分かればいいなと思って作りました。こういう逆転の発想こそ,数学的な考え方の一つだと思います。なお,指導案に出てくる「雑巾図」という言葉は,授業中に子どもたちが名付けたものです。
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