暖かい地方のくらし(沖縄)

社会

第4時 沖縄戦と米軍基地

【質問1】沖縄県の人口ピラミッドを見せる。この資料から,分かることを書く
・タイトル,単位,年代などを見つける。
・男女で分かれている。
・ひのえうまってなんだ
・もう一箇所極端に少ない。
・とちゅうで死んだのか。伝染病だ。
・生まれなかったのだ。
・戦争ではないか。

 次に「問題1どうして,グラフの60~62のところが落ち込んでいるのでしょう?」を用意してあったが,グラフを読み取る中から自然と話が出てきたのでよかった。

<資料>
平成19年人口ピラミッドは「総務省統計局HP」より

【質問2】「さとうきび畑」の歌詞を配布する。歌詞の部分の「サトウキビ」を伏せておく。隠れているのは何という畑かな。
 ・サトウキビだ。

 この歌は,どんなことを歌った歌だろう?
 ・鉄のアメなんて何だ?
 ・多分爆弾ことだ。
 ・父が死んでいったと書いてある。

【説明】1941年~45年8月15日,太平洋戦争の資料を見せる。
・63年前まで,日本では大きな戦争をしていました。
・日本本土で唯一地上戦が行われたのが,沖縄でした。
・当時の20万人の人が死にそれは沖縄県民の4分の1だと言われています。

【指示】歌「さとうきびの畑」を聞く(ちあきなおみさんの歌は短くてよかったです)。

【説明】作詞者の寺島さんは,今から50年ほど前に仕事で沖縄に行きました。そして地元の真栄城(故人)さんに「さとうきび畑」を案内されます。そして真栄城さんは寺島さんに,
「この土の中に戦没者の遺骨が埋もれたままになっています」
と言ったそうです。寺島さんは,そのときの体験をもとにして、この曲は作りました。寺島さんが歩いたさとうきび畑、今は平和記念公園となっています。公園の中には、「平和の礎」(教p55)があります。
 寺島さんの話は『季刊・沖縄,第23号』に掲載されていて,ネットでも読むことが出来ます。

<資料>
・『季刊沖縄』は(財)沖縄協会の機関誌です。

【指示】不発弾に関する新聞記事を読む。(右の記事は,新しい記事です)
【説明】沖縄には,まだまだ戦争の爪痕が残っているのですね。

<資料>
不発弾に関する新聞記事は,すぐに見つかると思います。それほど度々あるからです。今回も,1月で2回も報道されました

【質問2】沖縄本島の土地利用グラフを見て一番多い部分は何か予想する(沖縄県HPデータより自作)
 ・住宅
 ・さとうきび畑(それは耕地にはいるだろうと反論受ける)
 ・米軍基地があると聞いたことがある
 ・基地がたくさんあった(今年の夏,家族で沖縄に行ってきた子の発言)

【説明・指示】これは「アメリカ軍用地」です。沖縄本島には,たくさんのアメリカ軍用地があります。それはなぜなのか,教科書を読む。
 ・沖縄は,1972年5月15日に日本に復帰した。

【指示】教科書から沖縄の抱える問題点を探してノートに書く。
①軍用飛行場の騒音
②航空機の事故
③軍の広い敷地が占領されている
④高い米軍兵の犯罪率

【指示】沖縄には,「命(ぬち)どぅ宝(たから)」という言葉があります。どんな宝も命に勝るものはないという意味です。
この言葉が語る意味はどんなことだと思いますか,今日の授業を含めて感想を書きなさい。

<先行実践>
・「さとうきび畑」を授業に入れようと思ったのは私の考えだが,すでに「法則化」の中にも成功実践が見られる。例えば,TOSS吟銀河サークル佐藤氏など。

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