珠洲たの通信・2025年2月号

能登半島地震関連本 2024年度

2月の例会からNewsの発行(2025/04/17)まで,ずいぶんと時間が経ってしまいました。
これは,わたしが特に何か外的作用のために忙しかったわけではなく,わたしの中に,急にやってみたいことが出てきたからです。やり始めると止まらないのは,いつものこと。朝から晩まで,夢中になっていました。
それは,3月のサークルで例会で紹介したKindle Unlimitedであり,Obsidianです。さらに,最近(2025年3月~4月)は,Noteにもはまってしまって,そちらの更新の方が主になっちゃいました。ごめんなさい。
やっと少しは落ち着いてきたので,こうしてNewsをまとめ始めました。
翌月の3月号とともに,お読み下さい。

今月の参加者  K.M  S.M  O.M

今月の写真(「ほり進み版画」の実例)

今月の資料

1.「私 実はこっそりと○○していました」 B5 4ぺ  S.M
 今月のレポートは,Sさんが教員としての退職に至るまでの経緯や心情を記したものでした。
 彼女は〈定年延長制度の導入〉に伴い,退職金の減額を理由に令和6年3月で退職する決断をしました。​その過程で,退職願の提出や辞令の受け取りに関する混乱があり,特に「退職」と「辞職」の違いに戸惑いを感じたといいます。 ​また,退職後の働き方についても,いろいろと悩みながらも,結局講師として再任用される道を選んだそうです。
 Sさんの話を聞いて思ったことは,制度変更や行政の対応が個人に与える影響の大きさです。
 Sさんは,〈退職金の減額〉という金銭的な理由で退職を余儀なくされ,さらに手続きの不備や辞令の文言に対する違和感を抱きながらも,冷静に対応している姿が印象的です。​特に「退職」と「辞職」の違いについて調べ,自分の状況を客観的に捉えようとする姿勢は,さすがだなと思います。
 また,退職後の働き方について悩みながらも,講師としての道を選び,前向きに勤務を続けている点は,彼女の強さと柔軟性を感じさせます。制度や環境の変化に直面しながらも,自分の意思で選択を重ねていく姿勢は,多くの人にとって励みになるでしょう。
 レポートを読みながら,こっちの方も,退職と辞職の違いが余計に分からなくなってきました。

2.「喃々レポ・2025年2月号」 A5 8ぺ  O.M
 年明けから「ばね指」が再発してしまい、左手の薬指がうまく動かず、不便な中でレポートを書きました。1月中は「珠洲原発反対運動」に関するレポート作成で長時間パソコン作業を行い,2月には大雪での雪かきも重なって,指に負担がかかってしまったようです。
○板倉千年会議
 そんな中、以前から気になっていた「板倉千年会議」に12月から参加することにしました。これは、板倉聖宣先生の著作をすべて電子化し,後世に残そうという取り組みです。わたしの担当は,スキャンされたPDFとテキストファイルを突き合わせ文字の誤りを修正する作業です。一太郎や読み上げソフト「詠太」を使って,効率的に校正を進めています。
 この作業を通して板倉先生の文章にじっくり触れられるのは,とても貴重な体験です。特に『教育の未来に向けて』『アマチュア精神の復権』といった著作からは、先生の表現方法や文章のリズムが感じ取れました。また,「板倉式文章表現法」として,記号の使い分け(『』「」《》〈〉など)や元号の表記ルールなども紹介されています。わたし自身もレポート執筆時にこのルールを参考にしています。
 さらに、1月の会議では、板倉先生の次女・尾形わかはさん(東京工業大学教授)の研究にも話題が及びました。わかはさんは暗号研究の専門家であり,その道に進むまでの経緯を『研究するって面白い!』という書籍の中で語られています。小さい頃から数学好きだった彼女が,暗号の研究に出会い,情熱を見つけていく姿が印象的でした。読者に向けた前向きなメッセージも心に残りました。
○「新版一太郎」「Kindle」「ipad」を購入
 「一太郎2025プラチナ」を導入したことで,「詠太」による音声読み上げが使えるようになり,校正作業が一層快適になりました。
 また,10年以上使っていたKindleを買い替え,新しいPaperwhiteで「Kindle Unlimited」も3ヶ月無料で利用しています。最近は,朝の時間に布団の中で読書するのが習慣になり,省エネにもなっています。加えて,固定レイアウトの電子書籍を読むためにiPadも新調しました。以前のiPadは娘に譲っていたのですが,やはり大きなカラー画面は便利です。
○能登半島地震関連図書
 能登半島地震に関連した図書の紹介をしました。
 わたしは,雑誌も含め,地元のいろは書店さんに売られている能登半島地震関連本はすべてそろえていくつもりです。今回は,その中から最近発刊されたものを持ってきました。

紹介した本やグッズ
能登半島地震関連図書

上記著作のレビューなどの詳細は「能登半島地震の記録と記憶」

3.「ほり進み版画」の取り組み 口頭  K.M
 Kさんは,最近の教科書に出ている「ほり進み版画」の授業の進め方について,実際の作品を見せながら説明してくれました。
 わたしの第1印象は,「これは子どもたちには難しいだろうな」ということです。
①版画版を彫って緑色で印刷→②その版画版をさらに彫って赤で印刷→③さらにその版画版を彫ってほとんど輪郭線にして黒で印刷(本ページの写真参照)
という風に作品を作っていくのですが,なにが難しいかというと,次の2点があると思います。
・最初に,できあがりのイメージをしっかり持っておく必要がある。どこをどの色にするのかを決めておく。
・刷り終わったあとには,また彫り進めるので元の版画版が残らないので,不安になる。
 このあたりのことは,指導者が丁寧に説明することでなんとかクリアするように,Kさんは頑張っていました。
 いつものように,まずは,自分で作品を作ってみて,指導のポイントをクリアにしてから授業に臨んでいる姿がステキです。
 どんな作品ができあがったのか,また,見せて下さいね。写真でも構いませんから……。

 後日談:Kさんは自分のFacebookに,自分の作品を載せていたので,以下に,転載しておきますね。

宇宙戦艦ヤマト版
ゴジラ版

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