「日本の格差」を見る

レポート綴
【問題3の答え】

 経年変化についても「経済社会データランキング」である程度読み取ることはできるのですが,自分でグラフをつくる必要があります。そこで,ほかにグラフが出ているサイトを探してみました。
 総務省統計局ウィキペディアにありました。ここではウィキペディアに出ていたグラフを見てみましょう。

 ちょっと見,どれかどれだか分かりにくいのですが,常に上にある折れ線(赤色)が米国で,それに追いつこうとしている折れ線(オレンジ)が英国です。
 下の緑色の2本はデンマークとフィンランドです。
 日本はというと,1990年から順調に右肩上がりになっている真ん中あたりの水色のグラフです。日本とは反対に右下がりになっているムラサキ色はフランスです。
 こうして経年変化を見てみると,日本の格差が少しずつ広がっている様子がよく分かります。
 フランスやドイツよりも着実に米国・英国の社会へと近づいているのではないかと危惧するのも,あながち考えすぎとも言えないのではないでしょうか。

「ジニ係数」(経済社会データランキングより)

1 メキシコ     0.474
2 トルコ      0.430
3 ポルトガル    0.385
4 アメリカ合衆国  0.381 
5 ポーランド    0.372
6 イタリア     0.352
7 イギリス     0.335
7 ニュージーランド 0.335
9 アイルランド   0.328
10 ギリシャ     0.321

10 日本      0.321
12 スペイン    0.319
13 カナダ     0.317
14 韓国      0.312
15 オーストラリア 0.301
16 ドイツ     0.298
17 ハンガリー   0.291
18 アイスランド  0.280
19 スイス     0.276
19 ノルウェー   0.276

21 オランダ    0.271
21 ベルギー    0.271
23 フランス    0.270
24 フィンランド  0.269
25 スロバキア   0.268
25 チェコ     0.268
27 オーストリア  0.265
28 ルクセンブルク 0.258
29 スウェーデン  0.234
30 デンマーク   0.232

【問題・2022年版】

さて,以上が2009年の頃のレポートですが,その後の約10年間で,日本の社会の格差はどうなっていったと思いますか?

<予想>
 ア 日本の格差はさらに広がった
 イ 日本の格差はあまり変わらない
 ウ 日本の格差は縮まった

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