板倉聖宣の著作

仮説実験授業への手引き

 このページでは,板倉聖宣氏の著作(あるいは編集本)を紹介しています。発行年順に並べてありますが,シリーズものは分類してあります。
と言っても板倉氏の著作の全てを紹介してある訳ではありません。わたしの本棚にあるものだけをあげておきます。
 なお,仮説実験授業そのものに関わる著作は,項を改めて紹介してありますので,そちらの方をご覧下さい。一部重複して紹介している本もあります。

□印(白抜き)は,児童生徒向けの図書[科学読み物]です(大人が読んでも面白いですよ)

主な単行本

■ 『物理学入門-科学教育の現代化-』(国土社,1964)
■ 『未来の科学教育』(国土社,1966)
□ 楠原義一絵『ジャガイモの花と実』(福音館書店,1968)
■ 『日本理科教育史(付・年表)』(第1法規,1968) ←2009年に増補版出版
■ 『科学と方法-科学的認識の成立条件』(季節社,1969)
■ 『科学と社会-創造性を生む社会・思想・組織』(季節社,1971)
■ 『科学と仮説-仮説実験授業への道』(季節社,1971)
□ 『ぼくらはガリレオ』(岩波書店,1972)
□ 『火曜日には火の用心』(国土社,1973)
■ 『科学の形成と論理』(季節社,1973)
■ 『はじめての仮説実験授業』(国土社,1974)
■ 『科学の学び方・教え方』(太郎次郎社,1975)
■ 『長岡半太郎伝』(朝日新聞社,1976)
■ 『授業書集成1 磁石』(仮説社,1978)
■ 犬塚清和編『科学と教育のために』(季節社,1979)
□ 田中秀幸絵『ぼくがあるくと月もあるく』(岩波書店,1981)
■ 『磁石につくもの新発見!』(ナトゥラ・ジャパン,1982)
□ 松本 キミ子絵『地球ってほんとにまあるいの?』(仮説社,1983)
■ 『反磁性と常磁性の新実験』(ナトゥラ・ジャパン,1983)
■ 『原子とつきあう本』(仮説社,1985)
■ 『模倣と創造〔増補版〕』(仮説社,1987)
■ 『かわりだねの科学者たち』(仮説社,1987)
■ 『社会の法則と民主主義』(仮説社,1988)
■ 『たのしい授業の思想』(仮説社,1988)
■ 『私の新発見と再発見』(仮説社,1988)
■ 『模倣の時代 上・下』(仮説社,1988,上下で約6500円)
■ 上廻昭 ・庄司和晃共著『仮説実験授業の誕生』(仮説社,1989)
■ 『私の評価論』(国土社,1898)
■ 中村邦光 ・板倉玲子共著『日本における科学研究の萌芽と挫折』(仮説社,1990,約6200円)
□ 『砂鉄とじしゃくのなぞ』(国土社,1991)
■ 『新哲学入門』(仮説社,1992)
■ 『発想法かるた』(仮説社,1992)
■ 平尾二三夫共著『発泡スチロール球で分子模型をつくろう』(仮説社,1992)
■ 名倉弘共著『科学の本の読み方すすめ方』(仮説社,1993)
■ 『日本史再発見』(朝日新聞社,1993)
□ 『なぜなぜおもしろ実験室』(集英社,1994)
■ 『白菜のなぞ』(仮説社,1994)
■ 『私の発想法』(仮説社,1995)
■ 『教育の未来に向けて』(仮説社,1995)
■ 『下町主義の教育研究』(仮説社,1995)
■ 『近現代史の考え方』(仮説社,1996)
■ 『仮説実験授業の考え方-アマチュア精神の復権』(仮説社,1996)
■ 『フランクリン』(仮説社,1996)
■ 住本健次共著『差別と迷信-被差別部落の歴史-』(仮説社,1998)
■ 『教育が生まれ変わるために』(仮説社,1999)
■ 『科学と科学教育の源流-いたずら博士の科学史入門』(仮説社,2000)
■ 『科学者伝記小事典-科学の基礎をきずいた人びと』(仮説社,2000)
■ 『教育評価論』(仮説社,2003)…『私の評価論』の再編本
■ 『わたしもファラデー』(仮説社,2003)
■ 『教育評価論』(仮説社,2003) ←『私の評価論』(1898)の再編本
■ 『原子論の歴史-誕生・勝利・追放』(仮説社,2004)
■ 『原子論の歴史-復活・確立』(仮説社,2004)
■ 『勝海舟と明治維新』(仮説社,2006)
■ 『子どもの学力・教師の学力』(仮説社,2007)
■ 『ハングルを創った国王 世宗大王の生涯』(仮説社,2007)
■ 『新科学入門(上) 大きすぎて見えない地球,小さすぎて見えない原子』(2007)
■ 『新科学入門(下) 迷信と科学』(2007)
■ 『科学と教育-教育学を科学にするための理論・組織』(仮説社,2008)
■ 『増補・日本理科教育史』(仮説社,2009,約6500円)
■ 『』

いたずら博士の科学教室

■ 『磁石の魅力』(仮説社,1980)
■ 『歴史の見方考え方』(仮説社,1986)
■ 『科学的とはどういうことか』(仮説社,1977,新版:2018)
 子どもでも簡単に実験できる。それでいて専門家も自信をもっては答えられない問題。科学を実感できます。
■ 『科学はどのようにしてつくられてきたか』(仮説社,1993)

オンデマンド版

いたずら博士の社会の科学の本

■ 『絵とき世界の国旗』(仮説社,2000)

いたずらはかせかがくの本 [小学校低中学年向,B5ワイド版]

□ 石田武雄絵『かげと光とビー玉』(国土社,1970)
□ 石田武雄絵『ふしぎな石 じしゃく』(国土社,1970)
□ 石田武雄絵『空気と水のじっけん』(国土社,1970)
□ 松浦晴二絵『足はなんぼん?』(国土社,1970)
□ 松浦晴二絵『にている親子・にてない親子』(国土社,1970)
□ 松永教治絵『北斗七星と北極星』(国土社,1971)
□ 梶 鮎太絵『もしも原子がみえたなら』(国土社,1971)
□ 木村正志絵『空気の重さをはかるには』(国土社,1971)
□ 湯川久雄絵『せぼねのある動物たち』(国土社,1971)
□ 湯川久雄絵『花と実のなぞ』(国土社,1972)
□ 藤沢千之 共著/大画 としゆき絵『ドライアイスであそぼう』(国土社,1990)
□ 松本 キミ子絵『自転車の発明』(国土社,1981)
<新版>(仮説社より出版)
□ さかたしげゆき絵『新版・もしも原子が見えたなら』(仮説社,2008)
□ 最上さちこ絵『新版・空気と水のじっけん』(仮説社,2009)
□ 藤沢千之共著・丹下京子絵『ドライアイスであそぼう』(仮説社,2012)
□ 中村隆絵『足はなんぼん?』(仮説社,2016)

いたずら博士の科学だいすき[小学校中学年から]

シリーズⅠ(全5巻)

□ 『第1巻 よじのぼる水』(福島昭雄共著)
□ 『第2巻 電気のとおり道』(井藤伸比古共著)
□ 『第3巻 吹き矢で科学』(湯澤光男共著)
□ 『第4巻 いろいろな月』(重弘忠晴共著)
□ 『第5巻 あかりと油』(阿部徳昭共著)

シリーズⅡ(全5巻)

□ 『第6巻 虹をつくる』(遠藤郁夫共著)
□ 『第7巻 30倍の世界』(豊田泰弘共著)
□ 『第8巻 爆発の科学』(湯澤光男共著)
□ 『第9巻 石灰石のふしぎな変身』(犬塚清和共著)
□ 『第10巻 音を楽しむ』(小林光子共著)

新総合読本

■ 村上道子共編『なぞとき物語』(仮説社,1997)
■ 村上道子共編『知恵と工夫の物語』(仮説社,1998)
■ 松野 修共編『社会の発明発見物語』(仮説社,1998)
■ 板倉聖宣編著『自然界の発明発見物語』(仮説社,1999)
■ 板倉聖宣著『身近な発明の話』(仮説社,2010)

サイエンスシアターシリーズ

原子分子編

 『第1巻 粒と粉と分子-ものをどんどん小さくしていくと』(仮説社,2001)
 『第2巻 身近な分子たち-空気・植物・食物のもと』(仮説社,2001)
 『第3巻 原子と原子が出会うとき-触媒のなぞをとく』(仮説社,2001)
 『第4巻 固体=結晶の世界-ミョウバンからゼオライトまで』(仮説社,2002)

熱をさぐる編

 『第1巻 温度をはかる』(仮説社,2002)
 『第2巻 熱と火の正体-技術・技能と科学』(仮説社,2003)
 『第3巻 ものを冷やす-分子の運動を見る』(仮説社,2003)
 『第4巻 熱と分子の世界-液晶・爆発・赤外線』(仮説社,2004)

力と運動編

 『第1巻 アーチの力学-橋をかけるくふう』(仮説社,2004)
 『第2巻 吹き矢の力学-ものを動かす力と時間』(仮説社,2005)
 『第3巻 衝突の力学-衝突と瞬間』(仮説社,2005)
 『第4巻 コマの力学-回転運動と慣性』(仮説社,2005)

電磁波をさぐる編

 『第1巻 電磁波を見る』(仮説社,2006)
 『第2巻 電子レンジと電磁波』(仮説社,2006)
 『第3巻 偏光板であそぼう』(仮説社,2007)
 『第4巻 光とスペクトルと原子』(仮説社,2008)

科学入門名著全集[板倉聖宣選](国土社,1991)

□ ブラック,W.H著 原光雄訳『原子の歌/宇宙をつくるものアトム』
□ ルクレチウス,T著 国分一太郎 訳『原子の科学/宇宙をつくるものアトム』
□ クライフ,P. de著 秋元寿恵夫 訳『微生物を追う人びと 1』
□ クライフ,P. de著 秋元寿恵夫 訳『微生物を追う人びと II』
□ イリン,M著 玉城 肇訳『時計の歴史/いま何時』
□ イリン,M著 原 光雄訳『燈火の歴史/机の上の太陽』
□ 中谷宇吉郎著『たまごの立つ話』
□ 寺田寅彦著『茶わんの湯』
□ 板倉聖宣著『砂鉄とじしゃくのなぞ』
□ 岩城正夫著『ある発明のはなし』

発明発見物語全集[板倉氏編集のもの](国土社)

□ 『1.数と図形の発明発見物語』(1983)
□ 『3.磁石と電気の発明発見物語』(1983)
□ 『4.原子・分子の発明発見物語』(1983)
□ 『12.機械の発明発見物語』(1984)
□ 『17.元素の発明発見物語』(1985)

訳 書

■ W.ギルバート著 板倉聖宣訳・解説『磁石(および電気)論』(仮説社,1978)
■ カーライル.R著 板倉聖宣・深田利夫訳『科学する人々への訴え』(仮説社,1984)
■ フック.R 著 板倉聖宣・永田英治訳『ミクログラフィア』(仮説社,1984)

そのほか(共著)

■ 板倉聖宣他著『思い違いの科学史』(朝日選書,1981)
 『科学朝日』に連載された記事を集めたもの。板倉さんは「落下速度は距離に比例」「水中で花粉は動く」を書いている。
■ 板倉聖宣他著『理科離れの真相』(朝日新聞社,1996)
 4人の共著。板倉氏は「第3章 理科離れとオウム真理教の問題」という大変興味深い題で科学教育論を展開している。

板倉聖宣編集代表『理科教育史資料(全6巻)』(東京法令出版,揃約12.8万円)

 理科教育の歴史を語るには,まずはこの本を参照すべし。
 内容は「第1巻 科学教育論・教育課程」「第2巻 理科教科書史」「第3巻 理科教授法・実践史」「第4巻・第5巻 理科教材史」「第6巻 科学読み物・年表・人物事典・総合索引」。
 理科教師としての現役時代,教材研究の際には大変お世話になった。

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