レポート綴

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輪島測候所見学記

尾形正宏2004.01.06 ■すべては「落とし物」から始まった 「先生,うちの知り合いが山の中から変なものをひろって来たのですが…」という電話が学校にかかってきました。電話の先の声はPTA会長のKさん。「たぶん気象観測の部品だと思います。...
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「地震のメカニズム」をめぐる・ふしぎ探検ナビ

宇出津小学校 尾形正宏2012年4月20日  以下のレポートは,明治図書の『社会科教育』という月刊誌の編集部から要請があってまとめた「地震と歴史」に関する文章です。「夏休み宿題“社会のふしぎ探検”テーマ63」という特集のうち「?どうなってる...
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「研究紀要」を考える

尾形正宏1990.1.30 補足(2022/04/08)  以下の文章は,以前,珠洲市内の小中学校でまとめ,発行されていた学校別の『研究紀要』という冊子用に書いたものである。もちろん,この文章の他にも,ちゃんと実践記録は書いて,掲載してある...
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単位の話「gにこだわるぞ~」(未完)

尾形正宏2002/02/02 0.ずっと抱いていた問題意識 まずは,Sさんのメールから。  今日、I小でTさん(I小の先生)が3年生の算数の研究授業をしました。  重さの単位の導入で「g(グラム)」を扱ったんです。それを見ながら、まったく違...
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Kさん宅の古書,大学へ旅立つ

2006年の末に「Kさんの実家から出てきた大量の古書」という文章をまとめ,このサイトに掲載しておいたところ,2014年,大学の先生方(斉藤利彦先生,梅野正信先生)から連絡をいただき,それらの大量の古書を引き取って貰うことになりました。その際...
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Kさんの実家から出てきた大量の古書

ダンボール1杯の古本  ある朝,学校へ行くと,K先生が「実家の蔵にいっぱい古本があった」「だいぶん捨てたけど,もったいないし,尾形さんが好きそうなので持ってきた」といって,ダンボール一箱分の古本を持ってきてくれました。わたしはとても好奇心が...
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複式のカリキュラム作りを進めよう

-珠洲の複式研究会に期待する- 複式1年 尾形正宏1997年 まずは,長~い引用を  教育研究と実践の関係は,子供を中心とした有機的なサイクルとして密接に融合された形でそれぞれ影響し合い,共に価値あるものになっていくことが望まれる。-(中略...
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148mlという半端な数と5oz

宇出津小 尾形正宏2009.03.15  土曜日,家族で金沢へ行ったとき,お昼はファミリーレストラン「ココス」でお食事をしました。 わたしは食べるのが他のメンバーよりはやいので,家族が食べ終わるまで,暇つぶしにテーブルの上にあった「ハバネロ...
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蓄音機に魅せられて

尾形正宏1998.10.13 蓄音機発見 理科室の整理整頓  ボクが今年から勤務している宝立小学校は,30年ほど前,幾つかの学校が統合してできた学校です。最近でも,小屋小学校が統合され,馬渡小学校も一緒になりました。それに,つい最近まで「珠...
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SP盤とLP盤

尾形正宏1998.10.13  蓄音機に興味を持って,少しだけ調べたのは別(『蓄音機に魅せられて』)に報告しました。 ここでは,蓄音機を動かそうとする過程で生じた疑問について考えてみました。質問を用意しましたので,答えを見る前に自分で予想を...
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仮説実験授業の魅力

2006.10.14菅原美津子 ◆はじめに◆ 7月下旬に参加した「KITサマーサイエンススクール」(金沢工業大学主催)で《空気と水》の授業書をしました。 そしてつい先週(7・8日)「科学の祭典」(文科省主催)で『分子で見る世界』のブースを担...
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宿題は悪影響を及ぼす?

だいたい,学校でさえもイヤになっている勉強を,なんで家でもやらなければならないのか。教科の学習を嫌いにしておいて,子どもたちの学ぶ意欲が増すのか? そもそも,教師が,子どもたちの家庭生活にまで踏み込んでいって,何をやりたいのか? そんな基本...