ビーグル犬と暮らす
以下の商品の値段は,読んだ当時のものであり,税抜きです。
■愛犬の友編集部編『ビーグルと暮らす7つのカギ』(誠文堂新光社,2004,135ぺ)
良い本です。写真は余り載っていませんが,これ一冊で,しつけから繁殖・健康管理まで,いろいろと話題豊富です。カラーは各章の表紙だけです。
■ドック・ワールド編集部編『ビーグル大好き!ーお持たせ。やんちゃビーグルのおでましだ!』(成美堂出版,2003,128P,1200円)
大判の本です。ビーグルとの暮らしがたのしくてしかたがない人たちに向けて編集されています。写真も豊富。見ているだけでたのしいぞ~。
家には,なぜか,コーギーのものもあります。
■愛犬の友編集編『新犬種別ガイド・シリーズ ビーグル』(誠文堂新光社,1999,93p,1600円)
ビーグルは良くほえるそうですが,やはり我が家の犬も良くほえます。どうしてしつけようかなあ。垂れ耳のかわいいビーグルは,ホントにいいですねえ。
この本はハードカバーです。カラー写真がふんだんに使ってあって,その分お値段の方も1600円+税ということになっとります。子犬の頃の写真がたくさんで,とってもかわいいですぞ。
■『愛犬の上手な育て方12ヶ月・ビーグル』(誠文堂新光社,1999,93ぺ,1200円)
カラー,B6版の本です。表紙からとっても可愛いのだ。数年ぶりに犬を飼って大騒ぎの我が家である。アハハハハ。
で,この本の中身ですが,カラーでコンパクトなサイズで,なかなかよろしいです。『新犬種別ガイド・シリーズ ビーグル』と同じ部屋のカーテンやいすが出てくるのはご愛敬かな。しつけをしているおじさんまで同じ人のようだし…でも,ビーグルの顔?はちがっていました。だから2冊とも持っていてもいいのだ。
「子犬から成犬,老犬まで」の注意点が書かれており,とてもためになります。これほんと。
■小林晴夫監修・中島真理写真『愛犬セレクション・ビーグルの飼い方』(成美堂出版,2001,143ぺ)
子犬って,可愛いんだけど,しつけるのはむずかしいですね。でも,でも,もううちでは人気者のです。家族みんなが犬好きなので,大騒ぎです。バカ犬にならないよう,しっかりしつけなくてね。
「わては何冊もイラン。1冊だけ欲しい。どれがいいのか言え!」と迫られる方には,そっとお教えしましょう。ココに上げた本の中でのイチオシは,この『ビーグルの飼い方』です。写真も豊富で,しつけのことやシャンプーや耳そうじの仕方,それに病気の予防や妊娠出産のことまで書かれています。
それにしてもビーグルをしつけているおじさんは,どの本も頭が涼しそうなのはどうしてでしょうか? 誰か教えて…。そういえばボクも最近…
■愛犬の友編集部編『やさしいしつけ方シリーズ・ビーグルのしつけ方』(誠文堂新光社,1995,83ぺ)
この系統の本には珍しく,白黒写真でうすくてしかも980円もするので,知らずに買うと,もったいないなあと思うでしょう。まあ,そういう装丁の本です。でも,しつけ方の基本が分かりやすく書かれており,そういう点では他の本に負けません。猟犬としての能力が飼い主を手こずらせることも…。そんな時、どうしたらよいか,わかりやすく解説しています。
左の商品リンクは,2001年発行の新版です。
■『家庭でできる愛犬のしつけとマナーBOOK』(成美堂出版,1999,141P,1300円)
大判の本です。ビーグルに限らず,いろいろな犬についてのしつけの方法が書かれています。とにかく,かみぐせもひどかったうちのビーグルですけれど,最近は,それもなくなりました。
左の商品リンクは,2003年発行の新版です。
■中村重信著『犬の家庭教師』(WAVE出版,2001,239P,1300円)
この本は,革命的な本です。上のどの本も,しつけに関してはいろいろと厳しいことが書いてありますが,この著者の方法は,徹底的に「褒める」ことが基本にあります。恐怖におののいて飼い主に従うのではないのです。
犬を叱るということは,人間としては,ごくやりがちな自然の行動なのですが,これで犬がいうことを,きいてくれるのなら,しつけの本が何十種類も出版されているわけがないのです。
▼私のやり方は一般的にやられているやり方と,まったくその点が違います。もう一度順序をいいます。「やめなさーい」とゆっくりいいます。そして,黙って犬の嫌がることをします。これは飼い主がやったとということを見せないようにします。つまり,犬には天罰だと思わせることです。犬がその行動をやめたとき,すかさずゆったりとした低い声で何度も褒めてやります。そうすると,犬は「ほら,やめたでしょう」といわんばかりに,得意げな顔でこちらを見ます。そこで「そうだね,やめたんだね」とでもいいながら,ご褒美をあげてください。
この本で,本当のしつけとはと改めて考えてみました。しかし,現実はなかなか…。泣いても徹底的に無視することさえできないんだよなあ。
ビーグル犬が出てくる小説
■根本寛著『マンションで犬と暮らす幸福』(WAVE出版,2001,203ぺ,1500円)
マンションでビーグル犬と一緒に暮らす権利を主張した著者と周りの人たちとの交流を描いた本です。犬好きな人たちにはたまらない本だと思います。
愛犬とともに入居したマンションに,ある日突然ペット禁止規約が成立します。著者自らが体験した,10年にわたり戦い抜いた「横浜ペット裁判」についての報告,そして愛犬ビッキーとの心温まる暮らしを描き出してくれます。ボクは田舎だから犬を飼えないと言うことを考えたこともありませんが,こういうのを読むと,理不尽なコトがまだ残っているのだなあと思います。
■平岩弓枝著『犬のいる窓』(文春文庫,1993,356ぺ,540円)
とにかくビーグルが出てくるというだけで買った本です。ほとんど小説を読まない僕ですが,ビーグルに興味を持つと,こういう本もネットで見つけて購入してしまうのです。
山の手の住宅地でスコッチテリアが次々と毒殺される。犬の調教師・大山源太郎と同級生の獣医・小柳忠介はコンビを組んで真相を追うのだが、源太郎に気がある忠介は、彼が女性と親しくすると面白くなく、好奇心の強いビーグル犬を監視役につける。おかしな二人と一匹は、この事件が3年前の交通事故に関係ありと読み、洗っていく。
■伝次郎著・草木好之介訳『葬式犬大いに吠える』(文芸社,2000,290ぺ,1200円)
葬儀社の一員として葬式について行く「話者としてのビーグル犬」が登場します。「我が輩は猫である」をまねていうと「我が輩はビーグル犬・伝次郎である」という感じです。
葬式のばからしさやスバラシサが犬の目を通して語られており,こんなおもろい本があるのかと喜びました。
こんな素敵な本に出会えたもの我が家にビーグルが来たお陰です。ありがたやありがたや…。
左の商品リンク,下のものは2012年発行の文庫本です。
■宮本輝『彗星物語』(文春文庫,1998,427P,720円)
宮本さんなんて人の本を読んだのはこれが初めて。ビーグルが出てくるし,しかも結構重要な位置を占めている小説だってことをネットで知ったのがきっかけでした。
総勢13人と犬一匹の,楽しい物語です。フックというビーグル犬がホントにいい味だしています。犬に場所を取られたと怒っているおじいちゃんもこっそりフックのことがスキだったりして,そりゃそうだろうなあと思います。住んじゃえば犬も家族なんですねえ。
久しぶりに小説というものを読んでみました。それも一気に読んじゃいましたからねえ。こんなことは高校生の頃の『犬神家の一族』以来です。
この本は文庫です。2冊になっているものもあるようですが,文春文庫は1冊です。
■ひろなかたけし著『宇宙船にのらなかったビーグル犬』(新風舎,2005,59ぺ)
小学生から大人まで,とってもお薦めの本です。
みんなにしたわれ、愛されたビーグル犬のアルフが死にました。「もういちど生まれかわってかえってきて」だれもがそうねがいました。アルフは銀色にかがやく太陽の子。やせほそった太陽が光の糸になってぷっつり切れてしまったのです。チワワのチビと灯した心のあかりが暗やみに小さくまたたいています。ずっとずっとみんなといっしょにいたいアルフは…。(アマゾンの紹介文)
愛するものとの別れをどう理解すればいいのか。身近な命を失うことで,残された者たちが,さらにすべての命を大切にしたくなる,そういう本でした。
■新澪ハルカ著『捨て犬トッティ(上・下)』(けやき出版,2006,370ぺ,各1600円)
まえがきで著者の新澪さんは「ペットショップに足を運ぶその前に,捨てられていく無数の生き物たちの声なき声に,どうか耳を傾けてあげてください」と呼びかけています。
物語の主人公は,なぜか捨てられてしまったビーグル犬のトッティ。いつも夢に出てくる小さな女の子を求めてさまよい歩きます。その間,200匹の捨て犬が住む「ポンコツ山」にいたり,町へ出て,いろんな捨てられた動物に出会ったり,はたまた飼われているけれども幸せそうに見えない犬にあったりします。
終末は書きませんね。
私が読む前に,うちの娘たちが学校の朝読の時間に読んでいました。
ビーグルの本ではありませんが,目から鱗の本だったのでご紹介!!
ビーグル犬が出てくるドラマ・映画
■TVドラマ『愛犬ロシナンテの災難』第8話
2001年1月~3月にかけて,10回にわたり放送された,堂本剛が主人公のTVドラマ。獣医学部を舞台に繰り広げられた。涙あり笑いありのドラマでした。その第8話にビーグルが登場します。
臨床実習が始まり,荒太は懸命に犬たちの世話をする。ところが、このビーグル犬が健体解剖するのための実験動物だと知り荒太らはア然。しかも一匹の健康な犬に何度もさまざまな外科手術を施し、最後に安楽死させると教えられ、大きなショックを受ける。チビの執刀は犬の胃潰瘍を卒論のテーマにしている先輩の左門(石塚義之)が行った。術後、腹に包帯を巻いたチビが尻尾を振って寄ってくるのを見た荒太は、チビはなんのために生まれてきたのか、ロシナンテとチビがどう違うのか思い悩む。
と紹介文にあります。
ビーグルの表情がなんともかわいくて,涙なしではみられませーん。
■『ビーグル犬・シャイロ』(DVD,1997年作品)
少年とビーグル犬の友情を描いたハートウォーミング・アドベンチャー。
優しすぎて猟犬になれなかったビーグル犬・シャイロ。狩りのときに逃げ出したシャイロは,その途中で少年マーティーと出会います。シャイロはジャドの飼い犬だと知りながらも,シャイロを助けるために自分で飼う決心をします。しかし,元の飼い主のジャドは,何かといちゃもんをつけて,シャイロを取り返そうとします。ビーグルの表情がとってもかわいくて,はまります。
■『ビーグル犬・シャイロ2』(DVD,1997年作品)
上の作品の第2作目。マーティとシャイロは楽しく暮らしていた。けど酒に酔っぱらったジャドがシャイロをうばいかえそうとマーティたちに嫌がらせをしてくる。ある,よるのこと飲酒運転のため,ジャドが事故で重傷を負う。
シャイロがその事故を見つけてマーティーに,知らせる。そのおかげで,ジャドは,命を救われた。ジャドがけがのため動けないあいだ,マーティーは,一生懸命犬のせわをしていた。マーティーは,手紙を送ったりしていた。
ある日シャイロといっしょうにおみまいにジャドの家に行った。
ジャドはうれしくて,シャイロを初めてなでることができた。
シャイロのことや手紙のことでジャドの心は,少しずつ優しくなっていった。
この感想,なんでこんなに舌っ足らずなの?
■『cats&dogs』(2001年上映作品)
ネコが,地球をせいふくしに来る。そこで,犬たちは,ネコが,だいっきらいだし,地球を守るために,ネコと対決します。その犬の中にいたのはビーグル犬・名前はルー。
ルーは,ほかの犬の仲間たちといっしょにネコと戦います。
ルーの家の人たちは,犬アレルギーのことを研究している。あるひ,家族の人は,みんな,ネコに,捕まってしまった。ルーや,ほかの犬たちは,ネコの世界せいふくを防ぐため,そして,ルーの家族のために,ネコと対決します。
この解説,なんでこんなに舌っ足らずなの? それは…。
■『ベイブ/都会へ行く』(DVD,1998年作品)
ブタや動物達が活躍する娯楽映画『ベイブ』の続編です。
この映画には,麻薬犬としてビーグルが出てきます。ベイブを見つけて,吠えるビーグル。その響き渡る声は,まさにビーグルそのものですよ。残念ながら,ビーグル犬は,このときの2分間くらいの登場しかありません。
■『心の旅・REGARDING HENRY』(DVD,1991年作品)
ハリソン・フォード扮するヘンリーは,ニューヨークのエリート敏腕弁護士。ある日,たばこを買いにいったストアで,強盗に巻き込まれ,頭に銃弾を受け,過去の記憶を失ってしまいます。
それまで,仕事一筋で,家庭を顧みなかったヘンリーが,妻と娘に励まされながら,人間性を獲得していく物語です。バディーと名付けられたビーグル犬が,家族の愛を助けてくれます。ラストシーンのビーグルは,「僕も家族だよね」と言っています。そうだよ,もちろん家族だよ。
■『オーメン3・OMENⅢ』(DVD,1981年作品)
日本名タイトルは「オーメン/最後の闘争」。 大人になった悪魔の申し子ダミアンを描く、シリーズの完結編となる作品。
アメリカ合衆国大統領非公認顧問を務める、32歳となったダミアン。駐英大使の座に就いてイギリスにわたった彼は、徐々に権力を手中に収めていきます。
ダミアンたちがキツネ狩りに出かけるときに,たくさんのビーグルっぽい犬が狩猟犬として出てきます。でも,悪魔に操られて,最後に牧師さんを殺すのが…。
「こんな役でビーグルを使わないでよ」っていいたいです。
それにしても,こんな僅かな出番まで探すなんて,どうにかしているな,オレ。
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