仮説実験授業入門講座inのと楽(感想文編)

 今年の夏,仮説実験授業研究会鶯宿大会に参加して,来年夏の大会を「能登でしたい!」と立候補しました。そしてその思いが通じて?見事,夏の大会ができることになりました。そこで,これを機会に「仮説実験授業というものを知ってもらいたい」「できればもっと広めたい」と考え,入門講座を企画しました。
 今回は,愛知から斉藤裕子さんをお招きして,たっぷりと斉藤ワールドを楽しみつつ,地元の講師陣による講座・講演と盛りだくさんで行いました。
 11月第一週で,中学校では文化祭があったり,組合の集会があったりして,参加者数が気になりましたが,講師を含めて31名でした。今回は,奥能登の小中学校にチラシを配布しましたが,それを見ての問い合わせはなく,直接呼びかけての初参加者が3名いただけでした。
 講座後の評価は,①楽しさ度は,5が30名(4・3・2・1はなし)②ためになった度は,5が28名,4が2名(3・2・1はなし)という,高い評価でした。そして,皆さんに書いていただいた感想文を読むと,その満足度がよく分かりました。(感想文編集:菅原美津子)



初めて参加した方

(タイトルは編集部でつけました。数字は,楽しさ度・ためになった度)

■「子どもとの関わり方」(5・4)
 マシュマロでお菓子作りをしたり,理科の仮説実験授業では,実際の現場でやってみたいと思う内容が多く,大変ためになりました。講演では,教師としての子どもとの関わり方を見直していきたいと前向きに思える様になりました。アクアビーズもぜひ試してみたいです。

■「待つことができない自分」(5・5)
 はじめて参加させて頂き,とても勉強になりました。特に二点がためになりました。
 一点目は,子どもとの対応の仕方です。子どもをありのままを受け入れ,そこから,成長する手助けをするのが,基本的な姿勢として,根底にあるものだなと強く感じました。自分はなかなか待つことができず,先に教えてしまっていたなと今回の講座を受けて感じました。
 二点目は,仮説実験授業のコツが分かったことです。討論の時には,少ない意見から言わせる。難しい問題から取り組むなど,児童の意識に則した指導計画が,すばらしいなと思いました。学級びらきのマジックなど,本当に勉強できることばかりでした。ありがとうございました。

■「すっかり子どものように」(5・5)
 仮説実験授業というのは,どういうものか分からないまま参加させて頂きました。初めの斉藤先生のお話の時の,アクアビーズのショーですっかり子どもになってしまい,大変ワクワクしました。
 子どもたちが変わっていく様子がよく伝わり,興味をそそられました。たくさんの実験,実演を見せていただき,大変楽しく勉強させてもらいました。ありがとうございます。

今までにも参加したことがある方(2回以上)

■「子どもたちの人間性が変わる」(5・5)
 今日はありがとうございました。斉藤先生や島先生の話を聞いて,教師や授業によって,子どもたちの人間性が変わるのだと改めて感じました。野村先生の《ものとその重さ》の仮説の授業は,内容が易しく,自分もできそうな気がした。ぜひこれからに役立てていきたい。

■「大きな心で子どもと接する」(5・5)
 今日は,本当にありがとうございました。そして,お疲れ様でした。
 斉藤さんの講演よかったです。とても楽しく仮説の授業をしているんだなとなぁと思い感じました。あんな風に大きな心で子どもと接することができて,しっかりと「科学の時間」として時間を確保しているのには,ビックリしたのとうらやましく思いました。
 貝田先生の講座は,ハラハラドキドキ感を味わえて,とても楽しかったです。初任のころや6年担任のころを思い出せてなつかしくも思いました。島先生の講座もよかったです。優しさがあふれているなと思いました。本にサインをもらい忘れたなぁ。 

■「かゆいところに手が届く」(5・5)
 斉藤裕子さんのお話,あっという間でした。最初のアクアビーズは,会場を斉藤ワールドにして下さいました。その後の話も,終始笑顔で,聞いている側も幸せを感じました。明日,授業を受けられないのが残念です。
 貝田さんの《燃焼》これもまさにかゆいところに手がとどくように説明し て下さいました。授業書だけに比べると,やる気度がものすごくUPします。個人的には,炭化した割りばしを燃やすと消えてしまったあの実験がすごいと感じました。
 島さんの講演は「6年前の授業には,あのような思いがあったのか!」という再発見がありました。マシュマロを使ったデザインのお菓子づくり。あれは,ぜひやってみようと思いました。

■「この会をきっかけに」(5・5)
 斉藤裕子さんのあと5年だけど…ということばにドキッ。私もそろそろカウントダウンの声が聞こえてくるようになりました。でも裕子さんの笑顔をみて,毎日充実してるんだなと,うらやましく思いました。今は,あまり仮説実験授業はしていないけど,できないんじゃなくて,やらないんだなと強く思いました。この会をきっかけに,仮説実験授業をやり始めようと思います。まずは,まずは,野村さんからポイントを教えてもらった《ものとその重さ》をやってみようと思います。
 百合子さんの食べ物作り。ホント身近なもので楽しくおいしいものができて,クラブなどで助けれています。このおかしでアートもやってみようっと。一日しか参加できなくて残念ですが,来年よろしく!! ありがとうございました。

■「ありがたい場所」(5・5)
 毎回,新しい発見と自分のもつ知識を再構成してもらえるありがたい場所です。ありがとうございます。
 《自由電子が見えたなら》では,通すものを貼っていくということで,あとで個人的な振り返りができ,一つのものを完成できる満足感を味わうことができました。エナメルをはがすとか,金紙をはがす。はがす=紙やすりと思い込んでいた自分にとってスチールウールでみがくという,ちょっとした工夫にもびっくり。ためになりました。講師のみなさんが,それぞれに楽しそうに話されているのをみていても,話し手が楽しそうにする(実際に?)ことは,とっても大切だ!!と思いました。

■「授業を変える,学級を変える」(5・5)
 日曜日だけの参加でしたが,とても楽しく時を過ごすことができました。
 斉藤さんのやわらかく包み込むような雰囲気がとてもよかったです。こんな授業を受ける子どもたちの笑顔が想像できます。「今度もこんな授業またやって下さい」と子どもたちの弾んだ声が聞こえてくるようです。たった3時間でしたが,とても参考になりました。これを自分の教室,クラスへかえってやってみたい気持ちになりました。中学校数学なので,仮説は難しい面もありますが,仮説の魅力は授業を変える,学級を変えると確信しました。まずは学校へ帰って,仮説の考え方を利用した授業を実践してみたいです。

■「いっぱいまねをしたいなあ」(5・5)
 今回の入門講座,お世話下さった能登のみなさん,ありがとうございます。また講座では楽しく学ばせていただきました。講師のみなさんありがとうございました。
 島さんの「幸せの基準が下がった」というのは,共感です。同じ年頃の子を持つ親として,年齢も近い者として,昔ほど体が動かないことを悲観するのではなく,これだけ動けると喜びとして生きていくことが本当に幸せだな~と思いました。この会に参加できたことも幸せです。
 ナイターでの自己紹介の中にナルホドと思うこともたくさんありました。この先,萌木さんの研究が進んでいくことがとても楽しみです。
 2日目《自由電子が見えたなら》の授業の進め方が,とても楽しかったです。授業の手順や掲示物のすばらしさもさることながら,細かい説明などがなくても自由電子ごっこや指差し遊びを通して,大切な用語や考え方が定着するのがよいなあと思いました。わくわく感がもてるような「電気を通すものコレクション」,子どもが納得するよう,実物を惜しげもなく十分にさわらせるというのは,とっても大事なことだと思いました。いっぱいまねをしたいなあと思います。

■「子どもも先生も楽しめる授業」(5・5)
 たのしい授業を受けたので,もっとやりたいなあと思えるぐらいの講座でした。また教えて下さった先生方の日頃の考え方が明るく,面白く,パワフルでなるほどなぁと心に響きました。子どもも先生も両方楽しめる授業を体験できて良かったです。理科嫌いな私にも分かりやすい内容ばかりで参考になりました。お世話して下さってありがとうございました。

■「仮説は奥が深い」(5・5)
①YさんやIさんなど,金沢で若い仮説教師が育ちつつあるのは,正直,驚いた。金沢は仮説不毛地帯だと思っていたのに。まだまだ自分だけ仮説をやればよいとあきらめるのは早いのかな?だいぶ元気が出てきた。
②斉藤さんの《自由電子が見えたなら》。何回もやった授業だけど,新しい発見がいくつもあって楽しかった。まだまだ仮説は奥が深い。「入門講座」でも学ぶことはたくさんあることが分かったことも収穫だった。
③斉藤萌木さんの大学院での研究にも驚かされた。大学では仮説を正面切ってできないとあきらめていただけで,うれしかった。(そのくせ,仮説のつまみ食いをした研究はすごく多いのだ)

■「幸せな教師生活を」(5・5)
 とても楽しかったです。やっぱり授業は「楽しい」ということが大切なんだなと改めて思いました。(先生が楽しみながらするということも)興味のある授業書はいくつか持っていましたが,何となく実践に踏み切れずにいました。でも今日,解説をしながら,実際に体験してみて,やってみたい!と思いました。クラスの子の反応まで頭にうかびました。学校ではいろいろあって,めげることもありますが,私も“幸せな教師生活”を送れるようにがんばろうと思います。

■「授業作りの勉強に」(5・5)
 最近,授業書をまるごとやるということがないのですが,燃焼も自由電子も,内容的にも授業作りという面からも勉強になりました。
 島さんのお話もよかったです。
 ナイターでマロウの実験をお話させてもらい,いい機会になりました。

■「さっそく挑戦してみたい」(5・5)
 いつも新鮮な驚きと発見があり,楽しい時間を過ごさせてもらっています。今,3年生の担任をしているので《ものとその重さ》や《自由電子が見えたなら》など,とてもタイムリーな内容で参考になりました。早速,挑戦してみたいと思います。また斉藤先生や島先生のお話では,私もそんな風に楽しく授業ができるようになりたいなあと思いました。2日間ありがとうございました。

■「子どもたちが満足感をもつ」(5・5)
 やはり「楽しむ」という姿勢が,学びにとっては,とても大切になるということを斉藤さんのお話や授業から再認識させられました。それに,よく仮説の授業書の中には,分子模型を作ってそれをクリアケースなどに入れて,標本状態にして,子どもにプレゼントするというのがあるけど,今日の授業を受けて,その満足感というか充足感というのを実感できたのは最大の発見でした。すべての授業にというわけにはいきませんが,そういう発想で学びの成果を子どもたちが満足感を持って,実感できる作品をプレゼントするようにできればいいなあと思いました。

■「自分の手,目で変化を体感」(5・5)
 今回の講座もたくさんのいただきものがあり,とってもためになり,楽しく人に教えたくなる内容で大満足です。初めて≪自由電子が見えたなら≫の授業書を体験しました。身近にあるものが,中々とっつきにくい科学のやさしい入口になってくれるのって,すごくいいです。実感が伴う学びって大人も喜びます。子どもならもっともっと…
 コトバで金属の特徴の一つに「強い力を加えると形が変わる」とあるのと,実際にアルミホイルと50円玉を使って“にせ金”を作るのとでは,大きな差がありました。自分の手,目で変化を体感すると,予想以上に感動することができました。やっぱり自分でやってみることって大切だなと改めて感じました。仮説はいいなあ~としみじみと思っちゃいました。

■「この楽しさを伝えたい」(5・5)
 久しぶりに参加したような気がします。《自由電子が見えたなら》の斉藤さんの講座,とても役に立ちました。(何度か授業をしたことがありますが)授業書の中身をイメージ豊かに伝えると言う点,授業のムード作りという点で,斉藤さんの講座は大変参考になりました。
 島さんの講演,食べ物作りもよかった。生きていくことが原則という点で再確認できました。
 久しぶりの会でしたが,元気をもらいました。また参加したくなります。自分の周囲にも無理なく確実に,この楽しさを伝えることができればいい!ありがとうございました。

■「私も取り組みたいな」(5・5)
 《自由電子が見えたなら》で,透明のカップの中に小さな玉を入れた模型が,とてもイメージしやすくて感動しました。
 金属について,少し違った視点で見ることができました。
 金属(電気を通すもの)のコレクションができあがると,とても満足です。大事に飾っておきたいなと思いました。
 子どもたちがイメージしやすいように絵や図(イラスト),マグネットなど工夫されていて素敵でした。私も今後,取り組んでみたいなと思いました。

■「たのしい授業の力」(5・5)←あとで感想を送ってもらいました
 あれから一週間たちますが今週は今年一番子どもたちと仲良くできた一週間でした。なんせ学級閉鎖で一週間ぶりの授業が、私が講座うけたすぐあとだったから!
 すぐに斎藤さんが紹介してくれたビー玉などを買い、早速月曜におみやげにして帰しました。おうちの人に喜んでもらえたみたいです。さらに火曜から総合で≪世界の国旗≫をはじめ、水曜は去年教えてもらった、ティッシュでまつたけをつくりました。管理職がアンチで去年は格好の標的になったわたくし。今年は自粛してたのですが、今回なんかふっきれて…。子どもたちが他の先生に見せるから職員室で質問攻めにあいました。これが楽しい授業の力です。広めるつもりがなくても広まってしまう。
 私は楽しい授業の会に出会えてよかった。私も楽しい教師になれましたよ。

■「実はとっても幸せなんだ」(5・5)
 どの講座もとっても丁寧な説明で,初心に返って仮説の進め方を確認することができました。特に小学生を相手にする時は,ここまで用意してリズムよく授業をするのだと感動しました。仮説に限らず,普通の教科書や入試問題の演習ですら,もっと考えてやろうと,よい意味で反省させられました。
 ついでに,自分が現在置かれている受験指導真っ直中を不幸と少々思っていましたが,小学校の様子や何を幸せと感じるかという話を聞いて,実はとってもとっても幸せと思い直しました。とっても元気になりました。

■「着実に広がるたのしい授業」(5・4)
 のとの人たちはとてもたのしい人ばかりでした。若い人たちもたくさん(人数の問題ではないと思う)いて,大会もたのしくできるだろうと思いました。その先もたのしい授業が少しずつ着実に広がっていくといいなぁと思います。本や実験道具がたくさん売れて少し驚きました。「たのしく生きるためにたのしく学ぶ」そんな人たちがいろんなところにいることは,すてきなことですね。資料発表もたのしくできてうれしかったです。今後ともよろしくお願いします。

■「生きていくための必要最小限」(5・5)
 講演も講座も楽しく参加することができました。
 島さんの「おかしづくり」でヒントのいろいろが話してもらえて嬉しかったです。マシュマロの接着剤利用はグッドですね。ぜひ教室でもやってみたいと思いました。また「必要最小限」というお話も元気がもらえるお話でした。ボクも仮説実験授業には生きていくための「必要最小限」のことやものをいろいろと教わってきたように思います。
 斉藤さんの《自由電子が見えたなら》の講座も,斉藤さんの普段の子どもたちとのやりとりが伺える講座で気持ちよく受けることができました。「電気を通すもの」の標本セットが最後にできあがるというのもよかったです。100円均一のいろんなものを使って分かりやすい教材ができあがっていったのもためになりました。長い時間,車に乗ってきたかいがありました。ありがとうございました。

■「子どもの気持ちが分かる」(5・5)
 2日間,楽しい時間をありがとうございました。
 今回も驚くことばかりでした。最初のアクアビーズは,昨日の夜じーっと見ていました。やっぱりあきませんでした。金曜日に,「アンテナを高く情報を得る」ということを校長先生に言われたばかりでしたが,本当にそうだなと思いました。子どもからの情報ももっと大切にしなきゃと思いました。
 授業書は一度もしたことはありません。でも尾形先生の授業をものすごく楽しみにしている子どもたちの様子や,理科のあと興奮しながら話しかけてくる子の気持ちがなんだか分かる気がして…自分もいつかっと,毎回思っています。本当にありがとうございました。 

今回の講座の共同企画者

■「自分もそこにいたい」  真智富子(5・5)
 今回も講座,ナイターともにいろいろ学ぶことが多くありました。斉藤さんの子どもたちに接しておられる温かな心で教室の子どもたちが科学者に変身していく様子を直接聞くことができて,自分もその教室の中にいたいなと思いました。また,電気を通すもの標本や,《自由電子が見えたなら》の授業のポイントも分かり,いつか子どもたちとしてみたいと思います。
 また昨日の貝田さんの《燃焼》では,実際に準備物,コツが分かってよかったです。やってみたくても二の足を踏んでいました。これもやってみたいと思います。
 また島さんの“アクが強い子はうまみが多い”。午前中の斉藤さんの話ともリンクして,自分の中でも振り返ることが多くありました。おかし作りもチャレンジします。
 ナイターも四ヶ浦さんのパワーや萌木さんのチャレンジに元気をもらいました。
 今回もやってみたいなと,明日からの教室の子どもたちに笑顔の配達ができるように楽しみです。みなさん,ありがとうございました。

■「遊ぶように学ぶ」  尾形正宏(5・5)
 斉藤さん(母)の授業運営のお話を一度じっくり聞きたいと思ってたので,それが実現できてよかったです。若い人たちも「こんな工夫をすれば,子どもたちがイメージ豊かに想像できるよなあ」とおもってもらえるものになったと思います。
 一緒に来てくれた萌木さんともお話ができて嬉しかったです。我が娘と同世代の若者からも,たくさん学ぶことができるおじさんも我ながらエライなあと思います。ますます新しい視点で見る「仮説」を学ばせて下さい。
 地元からは,古くから仮説を実践している方三人に講師をお願いしました。やっぱりいつも新しいことを仕入れることができます。いつも話しているメンバーなのに,不思議ですね~。
 今回来てくれた参加者が,友だちに声をかけあって,たのしい授業の輪が石川と北陸に広がればいいなあと思っています。<遊ぶように学ぶ先生たち>から<遊ぶように学ぶ子どもたち>が次々と生まれる。自由電子のようにエネルギーを発揮してくれるでしょう。さあ,火曜日から《ふりこと振動》だ!

■「この会を企画してよかった」  菅原美津子(5・5)
 《自由電子が見えたなら》は,何度かやったことがある授業書ですが,自分が全くやっていなかったすばらしい準備物とその提示の仕方に,すっかり自分が子どもになって,喜んでいました。斉藤さんに来て頂いてよかった! 斉藤さんを講師に選んだ自分は偉い!って思いました。
 貝田さんの《燃焼》楽しかったです。とにかく見ていても聞いていてもいい!!もちろん実験のテクニック,コツもさりげなく話されていて,勉強になりました。ずっと前に買った授業書と授業ノートですが,小学校にかえったら絶対にやりたい授業書になりました。
 島さんの食べ物作りは,今の学校でもすぐに生かせる!みんなで楽しく食べられるな~って思いました。
 とにかくこの会を企画して(自分一人で考えたわけではないけれど)よかったです。来年に向けてGO!です。

講師も参加者ということで(こちらは実名で)

■「そこまで考えられるのか!」 貝田 明(5・5)
 最近は,どこの学校にもいるような,すぐ切れる子,超個性的な子に対して,なかなか対応が難しいですが,仮説実験授業・たのしい授業で,しっかり育てている斉藤さんのお話がとてもよかったです。《花と実》の授業の内容,子どもの発言には驚きました。4年生の子どもが「そこまで考えられるのか!」すごいなぁ。
 島さんのお話もよかったです。生きているだけで幸せ!そうですねえ。
 《自由電子が見えたなら》の授業は,さすがにいろんな物が用意されていて,とても分かりやすく丁寧でよかったです。参考になりました。
 ナイターもいろいろな話題が出て,楽しかったです。どうもありがとうございました。
 インフルエンザを心配していましたが,ならなくてよかったです。

■「模倣したい」  野村泰裕(5・5)
 斉藤さん,島さんの話より
 お元気さんの多いクラスでも,こんなにニコニコしていて,子どもの自由度もある程度認めておいでるのだろうなぁと思います。私もできるだけニコニコするつもりなのですが,日々,つもってくるものもあります。それで,数ヶ月おきに子どもにこのように接するといいのだなという話を聞いてほぐしてもらっていると,昨日ふと思いました。
 今日の自由電子の講座での裕子さんのテンションの高さ,模倣したいものです。明日からさっそく実行です。自由電子の講座,とにかく「ものの準備」に感心しました。知識の定着には,電気を通すものコレクションや実験結果の掲示がとても有効と思いました。仮説の授業だから,普通にやっても定着度が高いと思ったら大間違いで,最後のテストでがっかりくることがしばしばあります。これは,こういう手立ての不足だったのだなと思います。イメージを持たすために,今日はとりわけ,お話の時に出てくる紙芝居(石墨…)がとてもよかった。客席にいる大人でもそう思ったので,子どもならなおさらのこと。これも準備が大事だと思いました。とても学ぶことが多かった2日間でした。

■「もしかしたら私にもできるかも」  島百合子(5・5)
 充実の2日間でした。
 斉藤裕子さんの授業というのは,おそらく仮説の中でも名人級なのでしょうが,それが手の届かないものではなく,「もしかしたら私にもできるかも」と思わせてくれるところがいいですね。また授業を分かりやすく伝えるためのグッズや遊びがたいへん参考になりました。これでより魅力的な≪自由電子が見えたなら≫がやれそうに思います。すごく教室でやりたくなりました。お話もよてもよかったです。子どもをよく見て育てているなと感じました。それは『今日もどこかで』にもたくさん出てきて,これは読み出したら止まらなくなりました。
 貝田さんの≪燃焼≫もとてもよかったです。「もしバクハツしたら…」と思うと恐くてなかなかできない授業書なのですが,やれるかもという気持ちにさせていただきました。
 お世話して下さった菅原さんはじめ能登のスタッフのみなさん,本当にありがとうございます。どこかしら,ホッとするエネルギーのわく会でした。このメンバーが中心となって行う全国大会は,とてもあたたかな会になるような予感がします。

編集後記

 8月から企画してきた入門講座を無事に終えることができ,感想文を読み返しながら,みなさんの笑顔を思い出し,その笑顔が教室や学校の子どもたちの笑顔に伝わっていると確信しています。今回は,全国的なインフルエンザの広がり中で行った講座でしたが,笑顔が広がるのは大歓迎だと思います。
 来年の5月8日(土)~9日(日),同会場で,もう少し規模を大きくした講座を開きます[能登仮説実験授業(再)入門講座]。その時に,もっと多くの人に笑顔を広げたいです。それまでに自分の中で,仮説への思いをいっぱい培養させておきたいなぁと,思いながら,今回の感想文集をまとめました。
 最後になりましたが,今回の講師を気持ちよく引き受けて下さった斉藤裕子さん,貝田明さん,野村泰裕さん,島百合子さんに感謝します。そして,この講座に参加して下さったみなさんにも感謝です。
 みなさんも自分の体に入り込んだ楽しかったという思いを回りにいっぱい広めて下さいね!



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